日鉄興和不動産が手掛ける「BIZCORE神保町Ⅱ」においてLIXILの循環型低炭素アルミ「PremiAL R100」を採用

中規模オフィスビルに初めて※1採用され、建物のエンボディドカーボン削減に貢献

日鉄興和不動産株式会社

 日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪正浩、以下「日鉄興和不動産」)と株式会社LIXIL(本社:東京都品川区、代表取締役社長:瀬戸欣哉、以下「LIXIL」)は、日鉄興和不動産が手掛ける中規模ハイグレードオフィスビル『BIZCORE神保町Ⅱ』において、LIXILのリサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ「PremiAL R100」を採用したことをお知らせいたします。

 建設時のCO₂排出量(エンボディドカーボン)の削減に貢献する「PremiAL R100」の中規模オフィスビルでの採用は初めての取り組みとなります※1。

※1 2025年3月末時点 LIXIL調べ

▲『BIZCORE神保町Ⅱ』完成予想パース

■本取り組みの背景

 『BIZCORE神保町Ⅱ』では、地球環境への配慮として、「BELS(建築物エネルギー性能表示制度)」のランク6★(「ZEB Ready」相当)を取得する予定です。LCA(ライフサイクルアセスメント)によって建物の環境負荷を定量的に可視化することが注目されている中、本物件ではいち早く時流に適応し、建物のホールライフサイクルカーボンの削減に大きく貢献できる「PremiAL R100」を採用する運びとなりました。

■「PremiAL R100」について

 「PremiAL R100」は、EPD認証制度の一つである環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」※2を取得しています。原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量が2.9kgであることが認証されており、エンボディドカーボンの排出量の数値化を実現しています。これは、新地金を100%使用したアルミ形材のCO₂排出量と比較すると、約80%の削減ができる※3ことを意味します。

※2 一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組みで国際規格「ISO 14025 タイプⅢ環境宣言(EPD)」に準拠しています。

※3 LIXIL試算による

■今後の展開について

 日鉄興和不動産は、「2030年度GHG排出量60%削減(2020年度比)、2050年度ネットゼロの目標達成」に向けて取り組んでおり、環境に配慮した不動産開発、再生可能エネルギー導入などの取組みを推進しています。建築物の環境価値向上を目指す取り組みの一つが、CO₂排出量削減に貢献する環境負荷の低い資材の導入です。

 一方、LIXILは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」の実現に向けた重点領域の一つである「資源の循環利用を促進」において、2031年3月期までにハウジング事業で使用するリサイクルアルミの使用比率を100%にすることを目標に掲げています。

 両社は今後もさまざまな活動を通じ、それぞれが掲げる目標の実現に向け、環境負荷の低減や、持続的成長と社会へのインパクト(良い影響)の創出に取り組んでまいります。

<参考資料>

■「PremiAL R100」採用概要

LIXIL商品名  カーテンウォール「RX-60」

主な該当部位 北面アルミカーテンウォール

施主     日鉄興和不動産株式会社

設計     日本国土開発株式会社 一級建築士事務所

施工     日本国土開発株式会社 東京支店

物件名    BIZCORE神保町Ⅱ

■「PremiAL R100」の特長

 「PremiAL R100」は、原材料の100%にリサイクルアルミを使用した循環型低炭素アルミです。第三者検証「SuMPO EPD(旧:エコリーフ)」※4取得により、建設時に使用する建材の環境への影響を定量的に示すことを可能とし、低炭素建材を使用した建築物の環境価値の向上に貢献します。

 「PremiAL R100」1㎏当たりの原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量は2.9㎏で、新地金を100%使用したアルミ形材と比較すると、80%のCO₂排出削減に貢献します。

※5 SuMPO環境ラベルプログラム「SuMPO EPD(旧:エコリーフ)」取得 ※6 LIXIL社内試算:調達~製造

※4 https://ecoleaf-label.jp/ より引用

■『BIZCORE神保町Ⅱ』概要

所在地 :東京都千代田区神田錦町三丁目14-8外(地番)

敷地面積:446.10㎡(約134坪)

延床面積:2,990.96㎡(約904坪)

構造規模:プレストレストコンクリート造地上9階

設計  :日本国土開発株式会社一級建築士事務所

施工  :日本国土開発株式会社東京支店

竣工日 :2026年5月末(予定)

 『BIZCORE神保町Ⅱ』は、日鉄興和不動産が提供する中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの10棟目です。新時代を担う企業の成長、さらには「社員のチカラ」が最大限に発揮できるオフィス空間の提供を目指します。

 東京メトロ半蔵門線他「神保町」駅徒歩4分など4駅5路線の利用が可能な立地で、1階共用部にはWEB会議等に使える個室の「ワークブース」やベンダーコーナー等、入居テナント専用のスペースを設置予定です。さらに、基準階の一部フロアにはスケルトン天井やセットアップなど多種多様なテナントに合わせたバリエーションのある貸室を提供予定です。

《日鉄興和不動産について》

 日鉄興和不動産は、東京都心のプライムエリアにおいて大規模都市開発である「インターシティ」シリーズ、中規模ハイグレードオフィス「BIZCORE」シリーズを代表とするオフィスビルや、「ホーマット」シリーズなどの外国人向け高級賃貸マンションを開発・賃貸する不動産賃貸事業と、分譲マンション「リビオ」シリーズに代表されるマンション分譲事業や、「LOGIFRONT」シリーズを展開する物流施設事業を核とする総合デベロッパーです。

 みずほフィナンシャルグループ、日本製鉄グループとの密接な協力関係を生かし、金融技術も取り入れた不動産ソリューションサービスの提案力や、日本製鉄グループの大規模遊休地開発で培った地 域創生の経験・ノウハウを独自の強みとして、お客さまからのさまざまな不動産ニーズにお応えしております。

《LIXILについて》

 LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。

 現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。

 株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2025年3月期に1兆5,047億円の連結売上高を計上しています。

LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/

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会社概要

日鉄興和不動産株式会社

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URL
http://www.nskre.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区赤坂一丁目8番1号 赤坂インターシティAIR
電話番号
03-6774-8000
代表者名
三輪正浩
上場
未上場
資本金
198億円
設立
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