同棲カップルの住まい探しに関する調査
同棲における理想の間取り1位は「2LDK」で4割超。住まい探しにおける主導権は、男女どちらもパートナーに譲っていると認識
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、19歳~29歳の同棲をしているカップルを対象に、同棲の実態をはじめ、お互いが譲れなかった・譲った条件や設備、住まいを探す上で大変だったことなどを調査いたしました。
<トピックス>
≪同棲カップルの住まい実態≫
■同棲における理想の間取り1位は「2LDK」で4割超
■住まい探しにおける主導権は、男女どちらも「パートナーに譲っている」と認識
≪同棲カップルの住まい意向≫
■譲れなかった設備1位は、男女ともに「バス・トイレ別」
■「生活用品を買う施設が充実している」エリアは、同棲カップルに人気
≪同棲カップルの住まい探し≫
■住まいを探す上で大変だったこと・困ったこと1位は「費用面のすり合わせ」
<調査結果>
≪同棲カップルの住まい実態≫
■同棲における理想の間取り1位は「2LDK」で4割超
現在同棲している住まいの間取りを聞くと、1LDKが最多で33.2%でした。一方、理想の間取りは2LDKが最多で4割を超えました。理想の間取りを選んだ理由は「お互いの部屋として活用したい」「個々で仕事や作業できる部屋があると良い」などの回答が見られ、それぞれの時間を過ごすスペースがあると同棲カップルの住まいニーズが満たせそうです。
同棲カップルに理想の間取りを選んだ理由について聞いてみました
<1LDK派>
・活動するためのスペースと寝室があれば十分。広すぎると結局別々で過ごして一緒にいる意味がないように思える。(女性)
<2LDK派>
・お互い1部屋ずつ欲しい。かつ個室が離れている間取りだと良い。(女性)
・お互い在宅勤務の日があるため、個々で作業できる部屋がある間取りが理想。(女性)
<3LDK派>
・将来子どもが生まれた時のことを考えて、もう一部屋欲しい。(女性)
■住まい探しにおける主導権は、男女どちらもパートナーに譲っていると認識
同棲においてパートナーとの負担割合を聞くと、住まい探しにおける主導権は男女どちらもパートナーに譲っていると認識していることが分かりました。また日々の家事負担は、男女どちらの認識も女性の平均割合が高い結果となりました。
≪同棲カップルの住まい意向≫
■譲れなかった設備1位は、男女ともに「バス・トイレ別」
同棲カップルにパートナーと現在の住まいを決める上で自分が譲れなかった条件を聞いてみると、女性は「最寄り駅までの徒歩分数」、男性は「築年数」が1位でした。また自分が譲れなかった設備を聞いてみると、男女ともに「バス・トイレ別」が1位で女性は半数以上でした。また男女差が最も開いた条件・設備はキッチンや風呂、洗面所など水回り部分で、男女のこだわりの違いが顕著に表れました。
Q.パートナーと現在の住まいを決める上で、自分が譲れなかった条件・設備を教えてください。
(複数回答/条件:上位10項目、設備:上位15項目)
■「生活用品を買う施設が充実している」エリアは、同棲カップルに人気
同棲カップルが現在住んでいるエリアを決める上で重視したことを聞くと、「生活用品を買う施設が充実している」が男女ともに4割を超えて最多でした。次いで男性は「自分の勤務地が近い」、女性は「お互いの勤務地の中間」が続きました。
≪同棲カップルの住まい探し≫
■住まいを探す上で大変だったこと・困ったこと1位は「費用面のすり合わせ」
同棲カップルにパートナーと現在の住まいを探す上で大変だったこと・困ったことを聞くと、「家事や初期費用などの費用面をすり合わせること」が1位でした。次いで「お互いの希望条件を満たす物件を探すこと」、「家具の配置や生活動線など生活イメージをすり合わせること」が続きました。
また同棲カップルに現在の住まいを探す上でパートナーとケンカしたかを聞くと、「はい」と答えたカップルは27.1%でした。スムーズな住まい探しを実現するためには、お互いが理想とする生活スタイルをすり合わせることが大切なようです。
同棲カップルに現在の住まいを探す上でケンカしたエピソードについて聞いてみました
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家賃の負担額で揉めた。(男性)
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自分は少しでも家賃を抑え、貯金や旅行に回すことを望んだが、パートナーは物件のクオリティーが下がることを嫌がった。(女性)
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「同棲で2LDKも必要?」と言われ、どんな間取りにするかでケンカした。(男性)
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お互いの勤務地が離れているため、中間地点にするか、どちらかに近いエリアにするかでケンカになった。(女性)
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今住んでいる物件が人気だったため、内見せずに契約するかしないかで少し言い争いになった。(男性)
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築年数が浅い物件が良いかどうかで揉めた。(女性)
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コンビニやスーパーマーケットが近い物件にするか、駅近の物件にするかどうかでケンカになった。(女性)
<調査概要>
■調査対象/お付き合いをしているパートナーと同棲をしている19歳~29歳までの男女428名
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2024年3月7日~3月12日
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
※設問に対する選択項目は、全体平均の降順に並べています。
<調査結果について>
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。この他に「Z世代の住まい観」や住まいを探す上でどこまで妥協できるかを聞いた「妥協ライン」、「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。
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