【叡啓大学】叡啓大学生の挑戦が集結!学生主催プロジェクトアワード開催、一次選考通過の全5プロジェクトが発表し、最優秀賞は「後悔だらけの22歳がつくる「自分に帰る」ゲストハウス計画」が受賞
2025年9月22日、叡啓大学(学長:有信睦弘、広島市中区)にて、学生主催の企画である「叡冠(えいかん)プロジェクトアワード」のクライマックスイベントである「ピッチナイト」を開催しました。外部審査員による一次選考を通過した、叡啓大学生のプロジェクト全5組が集まり、自身が見出した意義や意味をもとに挑戦してきたその想い、実際の活動、今後の展望などを発表しました。広島県知事をはじめとする各界でご活躍の5名の審査員や観客約70名を前に、観客賞、各審査員特別賞、そして最優秀賞である叡傑(えいけつ)賞が選出され、表彰されました。
背景・目的
本プロジェクトアワードは、叡啓大学の学生による企画として6月に立ち上げられました。
企画の背景には、叡啓大生の様々なプロジェクトの価値を発信し、応援の追い風を巻き起こす場を同じ学生の立場から作りたい、叡啓大生がさらに挑戦したいと思える雰囲気を作りたいという、学生ならではの思いがありました。
主催として今回の企画を立ち上げた叡啓大学4年の成毛さんは、イベント開会に際して、来場者に以下のように思いを伝えました。
「私は叡啓大生のプロジェクトが好きです。「これがあったらもっと面白いのに」「社会がこうなったらいいのに」そんなひとりの強い動機から、いろんなプロジェクトが生まれているからです。一方、社会では、流行の社会課題がただのビッグワードとして扱われ、結局「誰がその課題を本当に解決したいのか」「誰がプロジェクトを動かしたいのか」が曖昧になり、空中分解してしまう場面をよく目にします。そんな状況より、最初はよくわからないけどたったひとりの強い動機からプロジェクトが生まれ、そして他の人も案外必要としていて広がっていく、そんなプロジェクトが好きです。しかし、これまで私が「いい」と思うこの価値をきちんと見出し、褒め称える場はありませんでした。それなら自分で作ってしまえばいい、ということでこのアワードを作りました。」

イベント概要
イベント名:叡冠(えいかん)プロジェクトアワード ピッチナイト
開催日時:2025年9月22日(月)17時40分開会
会場:叡啓大学15階 Eikei Top
参加者総数:約70名
公式HP兼デジタルパンフレット:https://x.gd/zaQWR
音響・会場設備協力:有限会社 F.D.K.様(HP:https://www.fdkkimura.jp/)
会場BGM:「6畳の革命者」
審査員・真田様がかつて活動していた響心SoundsorChestrA の楽曲
配信先:https://linkco.re/DF3rxrVa?lang=ja
賞:叡傑(えいけつ)賞(最優秀賞)、審査員特別賞(Breakthrough賞、Delica Wing賞、広島県知事賞、CLEO ism賞)観客賞
司会:高田 萌子様
F.D.K.所属/TSS「ひろしま満点ママ」出演中
(https://www.fdkkimura.jp/talent/moeko-takata/)


審査員の皆様(五十音順):
真田 宗仁郎 様
元パンクロッカー/哲学者/映画監督 2025年ミュンヘン国際映画祭シネレベルズコンペティショングランプリ受賞
細川 志織 様
デリカウイング株式会社管理本部経営企画部教育担当室長/株式会社FMはつかいち 取締役/中国地域ニュービジネス協議会 理事・広島支部女性部会長
湯﨑 英彦 様
広島県知事
リップマン 久実 様
株式会社CLEO ISM 会長/ヘアサロン パセーラ内CLEOHAIR INTERNATIONAL 他3店/トータルウェルネスアドバイザー/「KUMI’Sウェルネス」主宰

激励挨拶
開会式では、審査員で元パンクロッカーの真田宗仁郎様より、激励の詩を送っていただきました。さらに会場BGMには、真田様がかつて活動していた 響心SoundsorChestrA の楽曲「6畳の革命者」が特別に使用され、詩と音楽が一体となって会場を奮い立たせ、熱気に満ちた雰囲気の中でアワードが開会しました。
「私はプロジェクトをやるのであります。そして同時に、プロジェクトと、やるのであります。誰が何と言おうとプロジェクトをやるのでございます。誰もあなた達のプロジェクトを求めてなどいません。誰もまだ需要などありません。だからこそ、私がやるのでございます。その戦いは100%孤独な戦いであることを覚悟していただきたい。だからこそ、そこに、未来があるのでございます。創作は戦争であります。なにがあろうと負けてはならんのです。時代と客観の永遠の闘争でございます。時代に埋もれた、先人達の骨を超えて、さらにあなた達が未来をつくるのであります。革命を!革命を!革命を!期待しております。」

出場プロジェクト:
1組目/紡げ、贈与の輪
2組目/餅兵衛
3組目/EXPRESS HIROSHIMA
4組目/後悔だらけの22歳がつくる「自分に帰る」ゲストハウス計画
5組目/D-fest.
表彰トロフィー:
ピッチナイト出場(一次選考通過)副賞 オリーブ冠
提供:オリーブ振興協議会(広島県江田島市)様
審査員特別賞 真鍮のバングル
デザイン・制作:namida_works様
叡傑賞 真鍮の楯
デザイン・制作:namida_works様


受賞プロジェクト紹介
観客賞
当日会場にて参加した方達による「本日一番心に残ったプロジェクト」への投票から選出
受賞プロジェクト:餅兵衛(発表者:叡啓大学3年 青木一真さん)
概要:怠惰な人間が作った、次世代タスク支援プラットフォーム。目標達成を目指す人は、コミュニティやゲーム要素でモチベーションを維持することができる。


Breakthrough賞
審査員真田宗仁郎様による特別賞
受賞プロジェクト:紡げ、贈与の輪(発表者:叡啓大学2年 久保允治さん)
概要:能登で受け取った無償の思いやりを起点に、「贈与」を次へ手渡す輪を広げる。学生団体『晴』で培ったつながりを土台に、いまは日本刀の世界にもフィールドを広げ、美を受け継ぎ未来へ渡す実践を進めている。
真田様によるコメント
日本を頼む!!


Delica Wing賞
審査員細川志織様による特別賞
受賞プロジェクト:D-fest.(発表者:叡啓大学2年 吉村直城さん)
概要:学生同士や地域が繋がり創造性を解き放つ。出演者や来場者が「またこの場所に集まりたい」と感じるような音楽フェスを目指す。
細川様によるコメント(要約)
この賞は、デリカウイング株式会社のスローガンであるHappy Togetherにちなみ、いろんな人を巻き込んでハッピーにしてくれるプロジェクトに送りたい。D-fest.は、出演された方だけでなく、地域も巻き込むプロジェクトであり、賞にふさわしいと考えた。音楽フェスは様々あるが、広島の8大学を巻き込むことはなかなかない。広島の大学に行ったらこれに出れるじゃん、というプレミアがつくまで頑張ってほしい。


広島県知事賞
審査員湯﨑英彦様による特別賞
受賞プロジェクト:EXPRESS HIROSHIMA(発表者:叡啓大学4年 梶原百恵さん)
概要:平和や社会課題と自分の間にある境界線を「ほぐす」市民参加型プロジェクト。「特別な人だけのもの」という見えないハードルをなくし、誰もが自分らしい感覚や素朴な疑問から関われるきっかけをつくる。
湯﨑様による表彰理由(要約)
平和について考えること、何かアクションを起こすことを日常の中に溶け込まし、継続していくことが狙いの取り組み。この受賞を機に、平和について考えることが日常のことになるよう、頑張ってもらいたい。


CLEO ism賞
審査員リップマン久実様による特別賞
受賞プロジェクト:餅兵衛(発表者:叡啓大学3年 青木一真さん)
概要:怠惰な人間が作った、次世代タスク支援プラットフォーム。目標達成を目指す人は、コミュニティやゲーム要素でモチベーションを維持することができる。
リップマン久実様による表彰理由(要約)
まだまだ煮詰めるところもたくさんあると思うが、若さの中での軽い動きと、インターネットの世界、SNSで人を繋げることにまだまだ可能性があることを感じさせられる点がよかった。

叡傑賞
審査員全員によって選出された本アワード最優秀賞
受賞プロジェクト:後悔だらけの22歳がつくる「自分に帰る」ゲストハウス計画(発表者:叡啓大学4年 前田脩人さん)
概要:不登校になった幼馴染に何も出来なかった後悔から、自身の特技でもある作詞作曲と、高校で行った探究学習での経験を掛け合わせ、参加者が自分で自分を認められるようになる、「言葉にする」ワークショップをこれまで20件企画開催。参加者が本当の自分に帰れるきっかけ作りに奔走してきた。一方、ワークショップの開催場所が毎回変わることが、運営上の、また提供したい体験づくりの阻害要因となっていた。毎回変わる開催場所に合わせて企画を作り直したり予約をしたりなどが運営上の負担となっていた。また最も大きいのは、ワークショップでせっかく「自分に帰れる」経験を届けられた人に、その思い出の詰まった場所へ、もう一度「帰る」体験を届けられないこと。これらの課題を解決するために、これまでのワークショップを「時間」としての居場所づくりと捉えた上で、これからは「場所」としての居場所づくりへ取り組んでいくことを決意。培った自己探求アプローチと江田島の自然を掛け合わせ、「自分に帰る」ゲストハウスで、身も心も満たされる場所づくりへの意気込みと現状の計画を発表した。素泊まりを想定した通常営業と、ワークショップを含めた体験プログラムを準備し、県内外の様々なゲストハウスを訪問しながら構想を広げている。また、江田島での民泊事業調査、実際の内見や、全国的なウェルネス志向、体験志向の高まりも踏まえ、計画を進めている。
審査員による表彰理由(要約)
自分自身の原点になった悔しさを、今、人生を賭けて仕事にしようとしている心意気、熱意を全てを踏まえて、審査員満場一致で叡傑賞に選出した。まずは宿泊者として、応援したい。
受賞コメント(要約)
会場後方で、出場者同士でお互いのプロジェクトをワイワイしながら聞いていた。
自分の事業ももちろんだが、叡啓大学には、こんなふうに思いを持って活動できる人がいる、ということをこの出場者5人で伝えられたことがよかった。
この活動を始めるきっかけになった幼馴染にまずは伝えたい。


総評・会場の様子
湯﨑様による全体総評(一部要約)
発表を見ていて、強い想いがたくさんあるということを感じた。プロジェクトにおいて、何よりも強い想いを持っていることが大事。その想いを持ち続けてほしい。そして、そうした想いを持っている人はもっとたくさんいるだろう。その人たちにも、どんどん思いを出して行ってほしいと思った。そして、プレゼンの技術が高かった。スライドの作り方や写真の使い方や喋りがうまかったので、そこは自信を持ってほしい。プロジェクトの熟成度や完成度に多様性があり、みんなちがってみんなよかった。

来場者からは、各出場者に対して、休憩時間や閉会後も応援のコメント、メッセージが届けられたほか、観覧者として参加した叡啓大学生からは、「自分もプロジェクトをしたくなった」「次は自分もチャレンジしたい」という声も上がりました。

叡冠プロジェクトアワード実行チームより
まず、本アワードの開催に際し、多くの方々に多大なご協力を賜りました。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。
本イベントは、叡啓大学で初開催のプロジェクトアワードです。学生の企画・運営として約5名のチームで、「アワードでなにを実現したいのか」「出場者、審査員、観客のみなさんにどのような価値を提供したいか」をとことん考え抜き、場をつくってきました。
その結果、アワードを通じて出場者への問い合わせが増えるなど、実際に応援の追い風を巻き起こすことができました。
3か月という短い期間ではありましたが、チーム一同、納得のいくアワードになったと感じています。これは、まさに多くの方々が本アワードの「応援者」となり、共に関わってくださったからこそです。皆様のご協力のもと実現したこの企画、そして舞台に立った5組のプロジェクトを通じて、叡啓大生による挑戦と応援の循環が、大学内外でさらに広がっていくことを心から願っています。
そして次回、第2回を開催する「あなた」をお待ちしています。
実行チーム一同:成毛侑瑠樺、福富優一、山本理央、川原美桜、定金基
学生主催イベント「叡冠プロジェクトアワード – ピッチナイト」が開催されました。 - 【公式サイト】広島県公立大学法人 叡啓大学

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