JFEスチールと日立がソリューションビジネス「JFE Resolus」の進化に向けて協創を開始

日立がLumadaで培った事業変革のノウハウを体系化し、JFEスチールの鉄鋼製造技術と融合することで製造業の社会課題解決を加速

株式会社 日立製作所

 JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)と株式会社日立製作所(以下、日立)は、JFEスチールが展開する製造業向けソリューションビジネス「JFE Resolus™(レゾラス)*1(以下、Resolus)」の拡大に向け、両社の強みを掛け合わせた協創を開始しました。本取り組みにおいて、日立はLumada事業*2を通して培ってきたソリューションの創出・展開の経験や事例など自社における事業変革のノウハウ(実践知)を体系化し、初めて社外パートナーであるJFEスチールのソリューションビジネスに適用することで、JFEスチールのソリューションビジネスの構想から実行まで伴走型で支援します。JFEスチールは、鉄鋼製造で培った技術・操業・研究ノウハウに、日立の実践知を掛け合わせることで、Resolusの進化・高度化を加速し、製造業全体の社会課題解決を一層強化していきます。


■背景

 JFEスチールは、鉄鋼製造で培った世界最高水準の技術・操業・研究ノウハウを生かし、高付加価値品の製造や設備保全の高度化、環境負荷低減に資する技術やデジタル技術を組み合わせ、トータルソリューションとして鉄鋼業をはじめとする製造業全般へ積極的に提供するソリューション型のビジネスモデルの拡大をめざしており、既に国内外において技術協力先が広がっています。両社はこれまでにも、冷間圧延工程における自動制御システムなどを協創してきた実績があり*3、今回の取り組みはその関係性をさらに発展させ、JFEスチールのソリューションビジネスの拡大をさらに加速させるものです。


■協創の内容

 日立は、長年にわたる事業ポートフォリオの改革の中で全社をあげて注力してきたDXの取り組みであるLumada事業を通して得た実践知をもとに、事業変革を支えるデジタル組織の要件や実践手法を、再現可能なメソドロジーとして体系化しています。

 両社は2025年5月より、JFEスチールがソリューションビジネスのさらなる拡大に向けて直面する「顧客視点のサービス設計と導入・商品化」に関する課題に対応するため、両社検討チームの緊密な連携のもと、日立のこれらのメソドロジーを活用し、構想の具体化とアクションアイテムの策定を行ってきました。具体的には、日立が有する営業と上流エンジニアリングの連携方法、過去事例の検索や担当者との直接のコンタクトや、ソースコード、ドキュメント、開発環境やナレッジなどを共有できる仕組みおよび方法論(Lumada Solution Hub、Lumada Playbook)を活用するものです。

 今後はさらに、日立が構築してきたナレッジ基盤や人財育成のノウハウを生かし、JFEスチール社内の知見を可視化・再利用・横展開することで、ソリューションビジネスの高度化と持続的成長を支える仕組みづくりを進めていきます。


■「Hitachi Social Innovation Forum 2025 Japan Digital Week」について 

 日立が2025年7月24日(水)~8月29日(金)に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2025 Japan Digital Week」にて、両社の対談を配信予定ですのでぜひご覧ください。

タイトル:「JFEスチールのコト売りへの挑戦と事業成長を支える日立の伴走支援」

登壇者:JFEスチール株式会社​ 専務執行役員 ​赤木 功

株式会社 日立製作所 デジタル事業開発統括本部 片岡 信典

詳しくは、オフィシャルサイト(Hitachi Social Innovation Forum 2025 JAPAN, OSAKA|日立製作所 )をご覧ください。


対談に参加する両社代表によるコメントは以下の通りです。

 JFEスチール 赤木 功 専務執行役員のコメント

「当社が手掛けるソリューションビジネスは、鉄づくりを通して培った製造・運営技術を、製造業のお客さまを中心として幅広く提供し、社会の発展に寄与するものです。日立さまには、Resolus を長期的に拡大するうえで必要なマーケティングや商品力向上、さらに組織管理などのマネジメント面の支援に期待するとともに、両社の強みを生かしてお客さまのニーズに幅広くお応えするソリューションの提供をめざしていきます。」


 日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニット デジタル事業開発統括本部 片岡信典 統括本部長のコメント

「今後は、Lumada 3.0を通じたAIのさらなる活用や他業種での知見の展開により、JFEスチールさまのソリューションビジネスの拡大を力強く後押ししてまいります。JFEスチールさまとの協創を通じて、同じ製造業としてこれまで培ってきた実践知を共有し合うことで、共に持続的な成長の実現をめざします。こうした取り組みが、業界全体の変革を促し、日本の製造現場の活性化につながると確信しています。」

*1 製造ソリューションビジネス「JFE Resolus™」の立ち上げについて|JFEスチール株式会社

 https://www.jfe-steel.co.jp/release/2024/05/240507.html 

*2 Lumada: お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称

 https://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/ 

*3 2024年3月ニュースリリース「JFEスチールと日立が共同で、鉄鋼業向けソリューションを開始」

 https://www.jfe-steel.co.jp/release/2024/03/240326.html 

 https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2024/03/0326.html 


■関連リンク

JFE Resolus™(レゾラス)について

https://www.jfe-steel.co.jp/products/solution/ 

JFEスチールについて

https://www.jfe-steel.co.jp/ 

日立製作所について

www.hitachi.co.jp

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。

JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166

株式会社日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニット デジタル事業開発統括本部

お問い合わせフォーム(https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/lumada/jp/general/form.jsp

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会社概要

株式会社 日立製作所

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URL
http://www.hitachi.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号
-
代表者名
德永 俊昭
上場
東証1部
資本金
-
設立
1920年02月