山梨ジュニアアンバサダープログラム2日目！畑から食卓へ。体験を通じて実感する山梨の魅力

山梨の産業や暮らしに直に触れ、「自分ごと化」を深化させる充実した一日になりました

株式会社イマジナ

2025年12月15日 22時00分

　山梨県が推進する「山梨ジュニアアンバサダープログラム」は、12月14日（日）、2日目のプログラムを実施しました。2日目は、冬野菜の収穫体験やBBQ、地元市議会議員の方との対話を通じて、山梨の産業や暮らし、そして人と人とのつながりを“体感する”1日となりました。前日に学んだ知識を、実際の体験や対話によって深めることで、山梨をより立体的に捉えることを目的としています。

　午前中は、繭玉マスコット作りからスタートしました。一つひとつ手作業で仕上げる工程を通じて、ものづくりの楽しさや丁寧さを学ぶ時間となり、自然と参加者同士の会話も広がっていきました。

　続いて行われたのは、冬野菜の収穫体験です。畑に入り、自分の手で野菜を収穫し、泥を水で洗い、調理することで、「育てる」「収穫する」「食べる」という一連の流れを、実体験として学びました。

「思ったより、にんじんが重い」「土がふかふかしている」

　そんな率直な声が上がり、山梨の農業や暮らしが、子どもたちにとって身近なものとして感じられていく様子が見られました。昼食は、収穫したばかりの野菜を使ったBBQを実施。自分たちで収穫した食材をその場で味わうことで、食べものへの関心や感謝の気持ちが自然と生まれる時間となりました。

　午後は、地元市議会議員の方との対話の時間を設けました。地域で暮らし、地域を支える立場の大人から直接話を聞くことで、子どもたちは「地域に関わる」ということの意味を考えるきっかけを得ました。仕事の話だけでなく、地域への想いや活動の背景に触れる中で、質問も次々と上がり、山梨で生きる人のリアルな声に触れる貴重な時間となりました。

　夕食は、1日目に続き、山梨県の食材をふんだんに使用した地産地消メニューを提供。食材の産地を意識しながら食事をすることで、日中の体験と学びが生活の中へと自然につながっていきました。1日の締めくくりには、収穫体験やBBQでお世話になった方々へのお礼の手紙を作成。体験を振り返りながら言葉にすることで、学びを整理し、「感謝を伝える」という姿勢を育む時間となりました。

　2日目を通して、子どもたちは山梨の産業や暮らしを、知識としてではなく“自分ごと”として捉え始めています。人と話し、土に触れ、食べることで、山梨は「訪れた場所」から「語れる場所」へと少しずつ変わりつつあります。今後は、これらの体験をもとに、「誰に」「何を」「どのように」伝えるのかを考えながら、山梨県長崎知事へのプレゼンテーションに向けた準備を進めていきます。この4日間の積み重ねが、子どもたち自身の言葉となり、山梨の魅力を未来へとつないでいく力へとつながっていきます。