<イベントレポート>ビジネスカンファレンス「LINE WORKS DAY 2025」を開催 新しいAI-OCR製品や次の10年へ向けた展望を発表

新製品「LINE WORKS PaperOn」を今秋より提供開始、”人に優しいテクノロジー”の提供を目指す

LINE WORKS

ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」や各種AI製品を提供するLINE WORKS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島岡 岳史)は、2025年6月10日(火)、東京・六本木にてビジネスカンファレンス「LINE WORKS DAY 2025」を開催いたしました。

URL:https://line-works.com/landing/line-works-day/

今回のカンファレンスでは、「GO NEXT!」をテーマとし、創業10周年を迎えLINE WORKS株式会社が目指す次の10年の展望についてご紹介したほか、製品のロードマップ、そして実際に製品を活用いただいているユーザー様にもご登壇いただき全9セッションをお届けしました。また、代表取締役社長の島岡より、今年6月3日に創業10周年を迎えたLINE WORKS株式会社のこれまでの歩み、今後の事業戦略について発表いたしました。


Keynote:GO NEXT!“次のステージへ“さらなる成長をみなさまと共に

LINE WORKS株式会社 代表取締役社長 島岡 岳史

LINE WORKS株式会社 執行役員CPO プロダクト統括本部 本部長 大竹 哲史

10周年を迎えた記念すべきタイミングでの開催となった今回のLINE WORKS DAYは、代表取締役社長の島岡によるKeynoteからスタートしました。2015年の創業から、「LINE WORKS」の前身サービスの提供開始、2017年にサービス名を「LINE WORKS」に変更し、2020年には導入社数10万社を突破、現在は52万社(2025年1月時点)であることなど、これまでの歩みを振り返りました。

2023年にはLINE社(現 LINEヤフー社)のAI事業を統合し、さらに2024年にAI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」を、2025年にはスマホでトランシーバー「LINE WORKSラジャー」を提供開始し、いずれも導入が加速し様々な業種・業界で利用されているとアピール。「今後もさらに新しい製品をどんどん提供していきたい」と意気込みを語りました。

また、新たなミッション・ビジョン・バリューを発表し、10年という一つの区切りを機に、高い技術をより安心して使っていただけるよう、事業を発展させていくことを示しました。

セッションの後半では、執行役員CPO プロダクト統括本部 本部長 大竹 哲史が登壇。LINE WORKS株式会社が提供するプロダクトについて説明しました。資料やFAXなどはたらく現場の至るところで使われている「紙」について、「紙は、善か悪か?」と会場に問いかけます。大竹は、誰でもいつでも見られる紙は便利である一方、移動や保管、複数での閲覧などを考えると運用を見直す必要があるのではないかと提言。

”紙の価値を壊さず、解放する新製品”として「LINE WORKS PaperOn」を発表しました。OCR技術を活用した「LINE WORKS PaperOn」を利用することで、1枚の注文書にかかる時間を削減し200時間から45時間まで作業時間を短縮した事例を紹介。「LINE WORKS」とも連携する本サービスは今年秋に提供開始を予定しています。ペーパーレスやフルデジタルを否定するのではなく、ビジネスの現場に新しい選択肢を増やすという姿勢を強調しました。


SESSION 1:一歩先へ!LINE WORKSファミリー新製品&アップデート情報
LINE WORKS株式会社 プロダクトマネジメント本部 本部長 一柳 圭吾

LINE WORKSが提供するプロダクトのアップデートやロードマップについて、LINE WORKS株式会社の一柳が登壇いたしました。今年2月から提供開始しているスマホでトランシーバー「LINE WORKSラジャー」がリリース開始から導入1,700社を突破したことや、AI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」は高い文字認識精度やフィラー除去が好評で有料版のリリースを契機としエンタープライズ企業での利用も加速していると説明。またクラウド型映像録画サービス「LINE WORKS Vision」が「LINE WORKS」との連携を強化し、防犯面だけでなく介護や医療の現場での見守りなどの分野でも活用できる可能性を示唆しました。

これまで非定型業務(コミュニケーション)を中心にビジネスチャットとして「LINE WORKS」を提供していましたが、複数の問い合わせを集約できる「CXトーク」、Drive機能を強化する「Drive Plus」などのオプションにより機能がさらに拡張しています。さらに、現場でスマートフォンが使えない方も利用しやすい「LINE WORKSラジャー」、電話応対の自動化、様々な情報と繋ぐ「LINE WORKS AiNote」、書類などの紙に対するアプローチなど、定型業務の領域も注力していくと説明。「単一のスーパーアプリを目指すというよりも、用途に応じて複数のサービスを組み合わせながら使っていただける」と語り、今後も継続的なアップデートやAIを含めた新製品の提供を通じ、はたらく現場を支えていくと明言しました。

 

 

SESSION 2:導入社1700社達成!リアルユーザーに聞く、「LINE WORKSラジャー」が選ばれるワケ
社会医療法人財団白十字会 医療情報本部 システム開発室 主任 村上 真一 氏

社会医療法人財団白十字会 医療情報本部 システム開発室 田中 咲妃 氏
LINE WORKS株式会社 事業企画本部 ラジャー事業リード 小田切 悠将
<モデレーター>株式会社角川アスキー総合研究所 TECH ASCII.jp 編集部 編集長 大谷 イビサ 氏

社会医療法人財団白十字会では、従来使用していたPHSをiPhoneに置き換えるにあたり、現場の声を聴きつつ使いやすいということから、ビジネスチャットツールの「LINE WORKS」を導入しました。今年の4月にはリハビリテーションにて「LINE WORKSラジャー」も導入しました。白十字会の村上氏・田中氏は「4つの決め手」を述べました。1つ目が「全員周知」です。病院のスタッフは動き回っていることもあり、全員の動きが把握しきれない、誰に連絡をすればいいか予測が難しい、という課題がありましたが、全員周知が一斉に可能なため、業務効率として重要な状況でした。

 

2つ目は「正確な伝達」です。特に医療期間では伝達ミスが重大なインシデントにつながる可能性があります。伝言ゲームではなく、ダイレクトに連絡ができることで、情報の正確性をあげることができています。3つ目は「記録が残る」点です。常に手、足や目を使いながら業務

をしているため、コミュニケーションと業務が並行して行われています。そのため、何を言われたのか、前日の利用者様に何をしていたのか、ということを把握し、連続性のあるサービスを提供するために業務上のやり取りが残ることが重要となります。このような背景から、「LINE WORKSラジャー」の文字起こしの精度の高さや、やりとりの履歴が確認できる点が「安心感がある」と評価されました。

4つ目が「スピード感」です。医療機関であるため、緊急時やイレギュラーな対応が求められた際に、迅速な対応が求められます。1秒でも早い伝達が必要となり、距離に関係なく、必要な時にやり取りできることが重要であり、スピードにも直結します。実際の現場でも「応援を求める連絡」、「サービス担当者会議」、「緊急時の対応」といった場面で利用されています。

村上氏は「LINE WORKSが院内で浸透しており、管理の面でも効率化が可能でITツールを一本化できる」と述べ、今後のラジャー活用についての期待も語りました。

 

 

SESSION 3:小規模でもここまでできる!ハイパフォーマンス営業をセールステックで支える秘訣!
株式会社ファンオブライフ 代表取締役 糸岡 樹慧 氏

株式会社ファンオブライフ サブマネージャー 村田 浩輝 氏
LINE WORKS株式会社 セールスマーケティング本部 カスタマーブースト部 部長 布施 祐一郎
<モデレーター>LINE WORKS株式会社 ビジネスディベロップメントマネージャー 梅田 華子

弁護士・法務や教育業界に特化した転職エージェントを運営する株式会社ファンオブライフでは、これまで電話・メール中心だった求職者とのやり取りは、応答のタイムラグや既読確認の不透明さが大きな課題でした。そこで「LINE WORKS」の導入を決定し、LINE連携によるタイムリーでセキュアなコミュニケーションを実現しました。単なるチャットツールとしての活用にとどまらず、CRMツールであるSalesforceとの連携によって営業改革が加速。求職者とのトーク履歴をSalesforce上で可視化し、成果を出しているキャリアアドバイザーのコミュニケーションを社内全体で共有・学習できる環境を構築しました。村田氏は「優秀なスタッフのノウハウをチーム全体で平準化することが、組織力の底上げに直結している」と語り、ハイパフォーマンスなやり取りをデータで再現可能にすることで、営業品質が大幅に向上したと述べました。さらに、Salesforce上のデータをフックに、「LINE WORKS」を通じた自動メッセージ配信や、条件に合致する求職者への一斉送信によるリードの掘り起こしにも着手。人にしかできない「関係性構築」は保ちつつ、システムが支えることで支援のタイミングと精度をさらに高めようとしています。

糸岡氏は「AIやシステムによる自動化が進んでも、人生の意思決定を支援する私たちの仕事は、最終的には“人”が“人”に価値と情報を届けるもの」と語りました。

 

AI製品の新サービス、LINE WORKSの新機能でもっと便利に!サブセッションでは「LINE WORKS PaperOn」「CXトーク」など新発表した製品をご紹介。

今回のLINE WORKS DAYでは、新たな取り組みとしてメインセッションのほかにサブセッションとして各種サービスや新機能についてご紹介するプレゼンテーションを行いました。

Keynoteで発表された現場にフィットする、文書処理の自動化サービス「LINE WORKS PaperOn」、問い合わせを集約し対応できるLINE WORKSの新オプション「CXトーク」、「LINE WORKS AiCall」の技術を活用した新サービス「代表でんわAIサービス」、AI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」についてそれぞれ特徴や利用シーンなどを解説しました。

これらの複数のサービスや機能及びオプションを活用し、また組み合わせることで、業務効率化を一層推進し、さらなる事業成長をサポートします。

さらに、展示エリアではLINE WORKS株式会社が展開する6製品全てのブースのほか、8社のパートナー企業によるスポンサーブースも出展しており、メインセッション同様多くの方にご参加いただきました。

LINE WORKS株式会社について
ビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」、AI製品、LINE WORKSプラットフォームを管理基盤としたLINE WORKSファミリー製品を提供しています。

多種多様な業種やビジネスシーンを問わず現場の課題に寄り添えるサービス提供に取り組むと共に、最先端のAI技術研究を通じ、AI技術のさらなる社会実装を目指しています。

 

会社概要

社名:LINE WORKS株式会社

本社:東京都渋谷区桜丘町 1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー23階

設立:2015年6月

代表者:島岡 岳史

資本金:55億2,000万円

URL:https://line-works.com/

※記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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会社概要

LINE WORKS株式会社

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URL
https://line-works.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー23F
電話番号
-
代表者名
島岡 岳史
上場
未上場
資本金
55億2000万円
設立
2015年06月