【レシチャレ調査 10月号】「残暑の鍋需要」で9月の「鍋つゆ」購入率前年比1.8倍!背徳の裏で「塩系」が自宅鍋のトレンドに

~ レシート33,940枚の購買データを元に、今シーズンの「鍋つゆ」トレンドを調査 ~

クラシル


クラシル株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:堀江裕介、以下「当社」)が運営する、節約アプリ「レシチャレ」は、2026年7月1日~9月30日に投稿された33,940枚のレシートデータをもとに、「鍋つゆ」の購入実態を調査しました。本格的な鍋シーズンを目前に、鍋つゆの味別の購入割合と、一緒に購入された具材の組み合わせを分析し、見えてきた最新の自宅鍋トレンドを発表いたします。

今回の調査結果サマリー

  • 真夏からの需要増も相まって、9月の鍋つゆ購入シェアは前月比約3.3倍へと急増。

  • 鍋つゆの味別構成比は「和風だし系」が最多人気で23.4%(2026年9月時点)。

  • 「塩系」は前年同時期比+4.4ポイント(4.0%→8.4%、約2.1倍)と、全分類の中で最も伸び幅が大きい系統。

  • 鍋つゆとの併買率は、野菜56.9%/豆腐・白滝19.7%/肉30.7%/魚介25.9%/練り物7.9%(いずれも2026年7月〜9月平均)。味の系統による併買内容の違いは統計的に確認できず、併買の"型"自体は前年から安定。

  • カット野菜・鍋用野菜セットの併買率は約1.1%にとどまり、さらなる「手軽さ」を示す傾向は見られず。

調査の背景

当社が運営する節約アプリ「レシチャレ」では、投稿されたレシートデータをもとに、生活者に実際に選ばれている商品や購買行動を分析しています。当社はこのデータを活用し、多様化する現代人の生活実態や、ライフスタイルトレンドを調査。人々の生活の選択肢を広げ、より良い暮らしのヒントになるような情報を提供することを目的としています。

今回のテーマは、秋から冬にかけての定番季節商品「鍋つゆ」です。本調査では、実際に選ばれている鍋つゆの味と、同じ会計で購入された具材を分析し、数字の順位だけでは見えない食卓の変化を探りました。

①今年は異例の早さでシーズン到来!「残暑の鍋需要」で、9月の鍋つゆ購入は前月比3.3倍へ

例年残暑が厳しい中、今年の9月は東日本太平洋側を中心に記録的な大雨・日照不足が続き(気象庁によると月降水量は平年比236%で1946年の統計開始以降9月として1位、日照時間は平年比46%で同1位)、自宅で過ごす「巣ごもり時間」が増えたことで、例年よりも早い時期から鍋への関心が見られました。

実際の全レシートに占める鍋つゆ購入シェアを前年同月と比較すると、7月は12.0%増、8月は19.7%増、9月は76.9%増と推移しています。月を追うごとに伸び幅が大きくなっており、9月には、前年の約1.8倍へと急増。大雨や巣ごもりの影響による「残暑の鍋需要」を皮切りに、今年は例年よりも早いペースで鍋市場の盛り上がりがうかがえます。

全レシートに占める鍋つゆ購入率は7月0.0337%→8月0.0340%(ほぼ横ばい、前月比+0.9%)

→9月0.1135%(前月比+233.8%、約3.3倍)と、9月に入って急増しています。

レシートからの購買データに加えて、レシピ動画サービス「クラシル」における「鍋」関連ワードの検索動向を調査した結果からも、同様の傾向が確認できました(※回鍋肉や圧力鍋など、鍋料理と無関係な検索語は除外)。7月から8月にかけての検索数の増加は約1割にとどまったものの、9月の検索数は59,656件にのぼり、前月比約2.0倍へと急増。また、検索ユーザー数も8月の21,272人から9月は41,720人へと約2.0倍に拡大しました。

購買データにおいて9月に鍋つゆのシェアが大きく伸びたことと連動するように、レシピ検索のデータからも、9月に入って生活者の鍋料理に対する関心が急速に高まっていることが裏付けられる結果となりました。

②今シーズンは"塩系"の鍋つゆが伸長、背徳需要に反して新たな自宅鍋トレンドの予兆

今回の調査では、鍋つゆの味わいを次の6つに分類し、月ごとの鍋つゆ購入レシートに占める割合を比べました。

  • 和風だし系(醤油・鰹だし・昆布だし・豚骨など)

  • みそ系

  • ピリ辛・キムチ系(キムチ・担々・麻辣・山椒など)

  • 豆乳・クリーム系(豆乳・白湯など)

  • 塩系

  • カレー・洋風系

7月・8月に最も多く購入されたのは、猛暑期に好まれる「ピリ辛・キムチ系」(27.5%・27.2%)でした。9月は「和風だし系」が23.4%と、「ピリ辛・キムチ系」(22.6%)をわずかに上回る結果に。前年9月も同様に僅差の接戦となっており、夏場に強いピリ辛系と、秋口にかけて伸びる和風だし系が上位を争う構図が見受けられます。

そうした中、最も顕著な伸びを見せたのが「塩系」です。7月3.6%、8月4.4%、9月8.4%と月を追うごとに割合を伸ばしました。9月は前年同月の4.0%から4.4ポイント増え、約2.1倍となっています。全6分類の中で前年からシェアを大きく伸ばしたのは「塩系」のみであり、王道2系統に続く新たなトレンドとして注目の味わいです。

③「定番の組み合わせ」揺るがず!野菜をベースとした “王道の鍋スタイル” 健在

鍋つゆを含むレシートのうち、野菜類・豆腐、白滝・肉・魚介・練り物の5カテゴリーに分け、各カテゴリーの食材を鍋つゆと同じレシートで購入した割合を算出しました。

鍋つゆと同じレシートで購入された食材を5つのカテゴリーに分け、その割合を調査しました。最も多かったのは「野菜」で、7〜9月の平均併買率は56.9%に。鍋つゆを含むレシートの半数以上で、野菜が一緒に買われています。次いで「肉」が30.7%、「魚介」が25.9%と続きました。

3ヶ月の平均併買率を前年と比較すると、豆腐・白滝以外はすべて前年を上回り、差は1.2ポイント以内に収まりました。鍋つゆと合わせる食材の傾向自体は前年から大きく変わっておらず、基本となる「王道の鍋スタイル」が定着していることがうかがえます。

※母数(鍋つゆ購入レシート数):2025年7-9月合計17,826件(7月4,433・8月4,165・9月9,228)、2026年7-9月合計33,940件(7月6,441・8月6,465・9月21,034)。

※同一会計での購入は、その日の鍋料理への使用を意味するものではありません。そのため本稿では「鍋の具材として使われた」と断定せず、鍋つゆ購入時の買い合わせとして示します。

④"時短"ニーズは限定的!鍋づくりは「素材から揃える」が主流

鍋つゆに手軽さを求めるニーズを探るため、「カット野菜・鍋用野菜セット」の併買率を調査しました。3ヶ月合計の併買率は、「定番系」で1.12%、「刺激・洋風系」で1.15%という結果に。

前年同期(定番系1.06%、刺激・洋風系0.88%)からの増加は0.06〜0.27ポイントにとどまり、味の系統による差も見られませんでした。手軽さを重視した食材選びの広がりは、まだ限定的な傾向にとどまっています。

食の専門家「クラシルシェフ」から一言

加賀谷 希 (かがや のぞみ)

管理栄養士の資格を保有。現在は、「クラシル」にてフードプランナーとして主に企業タイアップのレシピ考案・動画制作、クラシルの品質管理室、トレンド資料の発行を担当。Instagramライブ配信やTV出演等の経験も豊富でクラシルシェフの経験を活かし幅広い領域で活躍している。旬の食材を使用したオリジナルレシピが得意。

コメント

今回の調査で大きく伸びた「塩系」の鍋つゆは、素材の旨みを活かしやすく「味変」もしやすい汎用性の高さと、家族みんなが食べやすい「間違いない美味しさ」が魅力です。

今シーズンは9月の大雨で家で過ごす時間が増え、例年より早く鍋の需要が高まりました。その中で、食べ進めても飽きにくい塩系の味わいに加え、各調味料メーカーからの新商品の登場も人気を後押ししたと考えられます。

【調査概要・分析方法】

調査名:2026年「鍋つゆ」購買データ調査

調査期間:2026年の対象期間(7/1〜9/30)/比較期間2025年7月1日〜9月30日 集計時点 2026年10月1日

分析対象:レシチャレアプリで取得したレシートデータのうち、対象の鍋つゆ商品を含むレシート。全業態横断(コンビニ含む)

対象件数:対象期間の鍋つゆ購入レシート:6,441件(7月)/6,465件(8月)/21,034件(9月)。比較期間:4,433件/4,165件/9,228件(同一暦月)

集計方法:味別構成比=各味分類に該当するレシート数÷鍋つゆ購入レシート総数。併買率=各食材キーワードを同一レシート内に含む鍋つゆ購入レシート数÷対象の鍋つゆ購入レシート数(鍋つゆ商品自体の名称への自己言及は除外)。同一レシート内の同一キーワードは1件として数える

※上記5カテゴリー(野菜・豆腐白滝・肉・魚介・練り物)は1レシートで複数該当がありうる独立した併買率(例:肉も野菜も買っている)のため、表全体の合計は100%にはなりません(2025年137.9%・2026年141.1%)。「いずれにも該当しない」は5カテゴリーすべてに非該当だった残差で、他の5カテゴリーと同じ基準で算出しています。

※アンケート調査ではなく購買明細の分析です。「回答者数」ではなく対象レシート数を表示します。調査結果は対象データの範囲を示すもので、全国の全購買や実際の調理・喫食、購入理由を直接表すものではありません。

※本調査に使用したレシートデータは、氏名・連絡先等の個人識別情報を除外した上で集計・分析した統計情報です。個人情報保護法上の個人情報には該当せず、当社プライバシーポリシーに定める利用目的の範囲内で適切に取り扱っています。

今回のまとめ

2026年7〜9月、鍋つゆを含むレシートの割合は前年同月を上回り、9月は前年の約1.8倍となりました。味別では「塩系」の割合が前年9月の約2.1倍に伸長。一方、鍋つゆと一緒に買われる食材の傾向は前年とほぼ同じで、味の系統による大きな差は見られませんでした。

カット野菜・鍋用野菜セットの買い合わせも約1%にとどまっています。手軽に調理できる鍋つゆを選択する人は、近年増加傾向にあり、選ばれる味には変化が見られる一方で、一緒に買う食材は前年と変わらない結果となりました。

当社は今後も、毎月その季節ならではの食品や日用品にスポットを当て、暮らしに身近なテーマを通して知って役立つ購買トレンドをお届けしてまいります。

【節約アプリ「レシチャレ」について】

レシチャレは、日常生活のついでにコインがたまるお得なアプリです。移動距離や特売情報(チラシ)の閲覧数、お買い物後のレシートの送信数に応じてアプリ内のコインを獲得し、ためたコインは様々な特典(他社コイン・デジタルギフト・電子マネーなど)と交換できます。

「レシチャレ」サービスサイト

https://about.rewards.kurashiru.com/

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【会社概要】

社名:クラシル株式会社(英文:Kurashiru, Inc.)

代表取締役社長:堀江 裕介

設立:2014年4月

所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目1-1

msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階

https://kurashiru.co.jp/

事業内容:レシピ動画サービス「クラシル」、節約アプリ「レシチャレ」の運営、AIエージェント「Kurashiru AI OS」など

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会社概要

クラシル株式会社

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URL
https://kurashiru.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
電話番号
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代表者名
堀江裕介
上場
東証グロース
資本金
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設立
2014年04月