【レシチャレ調査】酒税一本化で"ビール回帰"の兆しも動かなかった20代!けん引したのは40〜60代

~ レシート約929万枚の購買データから、10月1日酒税改正前後の「ビール類カテゴリー」購買を調査~

クラシル

クラシル株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:堀江裕介、以下「当社」)が運営する節約アプリ「レシチャレ」は、2026年9月10日~10月21日に投稿された約929万枚のレシートデータを活用し、10月1日の酒税法改正に伴うビール類カテゴリーの購買行動変化を追跡調査しました。その結果、酒税一本化後のビール購入者が前年同期比約1.2倍となり、発泡酒・新ジャンル派の約6人に1人(16.4%)が改正後にビールを購入していました。ビール購入の伸びは40〜60代が中心で、20代は前年とほとんど変わらないなど、年代による違いも見えてきました。客観的な実購買データから見えた最新トレンドを発表いたします。

今回の調査結果サマリー

・発泡酒、新ジャンル派の、“約6人に1人”がビールを購入

 改正前に発泡酒・新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった人の層のうち、約6人に1人(16.4%)が改正後3週間でビールを購入。前年同時期の約9人に1人(11.6%)から大きく伸長。

  • ビール購入の伸びは40〜60代が中心、20代はほぼ変化なし

    改正前後でビールを購入した人の割合を年代別に比べると、前年同時期と比べた差は40〜60代で+1.6〜+2.3ポイントと大きく、最も大きかったのは50代(+2.3ポイント)。一方、20代は+0.3ポイントで、前年との差はほとんど見られなかった。

  • ビール購入者は前年比約1.2倍、10月の改正後3週とも前年を上回る

    ビールを購入した人の割合は前年同時期より約2割多く推移し、酒税法改正のあった10月は3週連続で前年超え。

  • 「ビール単独買い」が約1.6倍に増加

    改正前に発泡酒・新ジャンルを購入し、ビールは購入していなかった人のうち、改正後に『ビールだけ』を購入した人は前年同時期5.2%から8.6%へと拡大。

  • 発泡酒・新ジャンルは3割減!?買い置きの反動も

    改正前に新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった人の23.6%(前年同時期は20.9%)が9月最終週にケースや6缶パックで購入しており、10月は一時的な買い置きの影響がうかがえる。10月21日時点の投稿レシートで比べると前年の減少幅(17.5%減)を大きく超える31.0%減となった。

調査の背景

当社が運営する節約アプリ「レシチャレ」では、投稿されたレシートデータをもとに、生活者に実際に選ばれている商品や購買行動を分析しています。当社はこのデータを活用し、多様化する現代人の生活実態やライフスタイルトレンドを調査し、人々の生活の選択肢を広げ、より良い暮らしのヒントになる情報の提供を目指しています。

今回のテーマは、10月1日の酒税法改正で税率が一本化された「ビール類」です。ビールは約9円の減税、発泡酒・新ジャンルは約7円の増税となり、両者の税額の差(約16円)がなくなりました。本調査では、この税額の差がなくなったことが生活者の日々の選択にどう影響したのか、改正前後の実購買レシートからリアルな変化を探りました。

① 酒税一本化後の10月、ビールを購入した人は前年同時期より約2割増。3週連続で前年を上回る

対象者全体(約26万人)について、ビールを購入した人の割合を週ごとに追いました。曜日や投稿数の違いによるぶれをならすため、8月27日〜9月9日を100とした指数で比べています。

2026年は、酒税一本化後の10月に入って指数が上がりました。1週目(1〜7日)は120、2週目(8〜14日)は136、3週目(15〜21日)は121で、3週続けて前年を上回っています。一方、2025年は9月から10月を通して99〜109の間にとどまり、ほぼ横ばいに。

10月の3週間をまとめると、2026年は125、2025年は103です。前年同時期と比べて約1.2倍、約2割多い結果となりました。なお2026年9月は、5連休(19〜23日)に指数が一時125まで上がり、一本化直前の24〜30日には94まで下がっています。

※ビールは改正前からビールとして販売されている銘柄。10月以降にビールへリニューアルした銘柄は含みません。

②40〜60代を中心に、前年と差が大きく最大で+2.3ポイントに。20代はほぼ変化なし

①の対象者(約26万人)を年代別に分けて、改正前後のビール購入の変化を、前年同時期の変化と比べました。

前年より大きく伸びたのは40〜60代です。前年との差は+1.6〜+2.3ポイントで、なかでも50代が+2.3ポイントと最も大きくなりました。男女別に見ても、年代が上がるほど差が大きくなる傾向は同じです。最も大きかったのは男性の50代と60代で、いずれも+2.9ポイントでした。

一方で、20代は+0.3ポイントにとどまり、前年とほとんど変わりませんでした。30代は+1.0ポイントでした。

近年「若者のビール離れ」が指摘される通り、本調査でも、改正前の3週間にビールを購入した人の割合は、20代が4.8%と、50代(11.1%)・60代(11.8%)の半分以下。厚生労働省の調査でも、飲酒習慣のある人の割合は20代が7.5%と、年代別で最も低い結果になっています。昨今の市場動向が示す通り、20代はもともとビールの購入者が少ない年代層であることが浮き彫りになりました。(※)

※厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査」。「飲酒習慣のある人」は、週3日以上、1日1合以上飲酒する人。

※前年同時期との差=2026年の改正前後の変化(ポイント)-2025年の同じ時期の変化(ポイント)

※対象人数(2026年/2025年):20代 14,835人/13,099人、30代 26,962人/23,092人、40代 39,937人/30,485人、50代 58,155人/39,834人、60代 35,023人/22,620人

※年代はアプリ登録時の自己申告によるものです。年代を回答していない人は集計から除いています。70代以上は対象人数が少ないため、表には載せていません。

③発泡酒・新ジャンル派の"6人に1人"が改正後にビールを購入、前年は"9人に1人"

改正前3週間(9月10日〜30日)に発泡酒・新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった人を対象に、改正後3週間(10月1日〜21日)にビールを購入した人の割合を調べました。その結果は16.4%(約6人に1人)でした。前年の同じ時期・同じ条件では11.6%(約9人に1人)で、今年は4.8ポイント高くなっています。

④発泡酒・新ジャンルは31.0%減、9月末の買い置きの反動も

発泡酒・新ジャンルを購入した人の割合は、10月21日時点で投稿されたレシートで比べると改正前8.99%→改正後6.20%と31.0%減りました。前年同時期の減り幅(17.5%)を上回っています。

改正前に新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった人のうち23.6%(約4人に1人、前年同時期は20.9%)が、増税直前の9月最終週にケースや6缶パックなどでまとめ買いをしていました。そして9月最終週にまとめ買いをした人では、10月にビール・発泡酒・新ジャンルのいずれも購入しなかった人の割合が、前年より11.4ポイント高くなりました。

まとめ買いをしなかった人では+2.1ポイントでした。このことから、増税前に買い置きした分を消費している可能性がうかがえます。

⑤ビールを購入した人のうち約半数は"使い分け"、増えたのは"ビールだけを買った"人

③の対象者が改正後3週間に何を購入したかを分類しました。ビールを購入した16.4%のうち、ビールだけを購入した人は8.6%、ビールと発泡酒・新ジャンルの両方を購入した人は7.8%で、ほぼ半々でした。

前年と比べると、「ビールだけを購入した人」は5.2%→8.6%(+3.4ポイント)、「両方」は6.4%→7.8%(+1.4ポイント)で、増えたのは主にビールだけを購入した人でした。

⑥新ジャンルからビールになった銘柄は前年より購入率が増加

10月6日にビールへリニューアルした銘柄の購入率は、前年同時期と比べると約1.2倍で、前年より多く購入されていました。

一方、それ以外の新ジャンルは、前年同時期と比べて約0.7倍(約3割少ない)でした。同じ新ジャンルでも、ビールにリニューアルした銘柄とそれ以外で、動きに大きな違いが見られました。

※前年同時期と比べた倍率=2026年の改正後の購入率 ÷ 前年と同じ動きだった場合の購入率(2026年の改正前の購入率に、2025年の同じ時期の変化を当てはめたもの)。購入率の前年差は、リニューアルした銘柄が+0.4ポイント、それ以外の新ジャンルが-1.1ポイント。

【調査概要・分析方法】

調査名:2026年酒税改正前後のビール類カテゴリーの購買データ調査

調査期間:改正前 2026年9月10日〜9月30日/改正後 2026年10月1日〜10月21日/比較期間 2025年の同じ期間/指数の基準期間 各年8月27日〜9月9日/④の「9月最終週」(9月24日〜30日)

集計時点:2026年10月22日(両年とも、各年10月21日までに投稿されたレシート)

分析対象:レシチャレアプリに投稿されたレシートのうち、全業態(スーパー・コンビニ・ドラッグストア等)のもの。改正前後の両方の期間にレシートを投稿した人で、指定商品の購入キャンペーン(レシチャレ)に参加していない人に限った。

対象人数

①②④⑥:259,199人(比較期間172,066人)

③⑤:改正前に発泡酒・新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった21,946人(比較期間12,495人)。割合は、このうち改正後にもレシートを投稿した17,524人(比較期間10,736人)が分母。

④の9月最終週の分析:改正前に新ジャンルを購入し、ビールを購入していなかった15,929人(比較期間9,059人)

対象レシート枚数:約929万枚(比較期間 約686万枚)

集計方法:購入率は、各期間にその区分の商品を1回以上購入した人の割合。レシートの投稿枚数が多い人ほど購入が記録されやすいため、2026年の値は1人あたりの投稿枚数の構成を前年に揃えて補正した。

区分の定義

ビール:改正前からビールとして販売されている銘柄(一番搾り、黒ラベル、スーパードライ、ザ・プレミアム・モルツ、晴れ風、ヱビスなど)

新ジャンル:金麦、本麒麟、クリアアサヒ、麦とホップ、のどごしなど

発泡酒:淡麗、スタイルフリーなど

10月以降にビールへリニューアルした銘柄も、改正前後で同じ商品を比べるため「新ジャンル」として集計。

※アンケート調査ではなく、レシートに記録された購買の分析です。調査結果は対象データの範囲を示すもので、全国の全購買や購入理由を直接表すものではありません。

 ※本調査に使用したレシートデータは、氏名・連絡先等の個人識別情報を除外した上で集計・分析した統計情報です。個人情報保護法上の個人情報には該当せず、当社プライバシーポリシーに定める利用目的の範囲内で適切に取り扱っています。

 ※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

 ※掲載の商品名は各社の商標または登録商標です。

今回のまとめ

2026年10月1日の酒税一本化から3週間、発泡酒・新ジャンルを購入していた人のうち、約6人に1人がビールを購入していました(前年同時期は約9人に1人)。ビールの購入率は、前年同時期と比べて約2割多い水準となっています。ビール購入の伸びは40〜60代が中心で、20代は前年とほとんど変わらず「若者のビール離れ」の様子が本調査でも見えてきました。発泡酒・新ジャンルの購入は、9月末の買い置きによる反動が含まれる可能性もありますが、前年を上回るペースで減っています。

酒税一本化後、発泡酒・新ジャンルからビールへ手を伸ばす人が増えているという様子がうかがえる結果となりました。

当社は今後も、制度の改正や価格の変化が日々の買い物にどう表れるかなど、暮らしに身近な購買トレンドをデータでお届けしてまいります。

【節約アプリ「レシチャレ」について】

レシチャレは、日常生活のついでにコインがたまるお得なアプリです。移動距離や特売情報(チラシ)の閲覧数、お買い物後のレシートの送信数に応じてアプリ内のコインを獲得し、ためたコインは様々な特典(他社コイン・デジタルギフト・電子マネーなど)と交換できます。

「レシチャレ」サービスサイト

https://about.rewards.kurashiru.com/

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【会社概要】

社名:クラシル株式会社(英文:Kurashiru, Inc.)

代表取締役社長:堀江 裕介

設立:2014年4月

所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目1-1

msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階

https://kurashiru.co.jp/

事業内容:レシピ動画サービス「クラシル」、節約アプリ「レシチャレ」の運営、AIエージェント「Kurashiru AI OS」など

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
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代表者名
堀江裕介
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設立
2014年04月