パーソルチャレンジ、高知県四万十町に障害者重点雇用拠点を設立 オフィス開所式典を開催
~最大36名雇用 三大都市圏以外の地域での新たな障害者雇用モデル創出目指す~
総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下パーソルホールディングス)傘下で障害者雇用支援事業を手掛けるパーソルチャレンジ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:井上 雅博、以下パーソルチャレンジ)は4月20日(火)、高知県四万十町にて障害者重点雇用事業拠点「パーソルチャレンジ 高知四万十オフィス」開所式典を開催しました。
(写真1:開所式典の様子。左から、高知県 県会議員 武石 利彦、高知県 副知事 井上 浩之、パーソルホールディングス 取締役会長 水田 正道、パーソルチャレンジ 代表取締役 井上 雅博、四万十町長 中尾 博憲、四万十町町議会 議長 味元 和義、パーソルホールディングス 執行役員 CHRO 美濃 啓貴。敬称略)
■障害者雇用の現状 特定の障害者層や地域に雇用ニーズが集中 地方での雇用創出が課題
障害者の社会進出や就業機会は増加傾向にある一方、若年層の身体障害者など特定層の障害者や、都市圏に雇用ニーズが集中する傾向があります。都市部は大手企業や雇用に取り組む企業数が多く求人数や就労機会が得られやすい状況に対し、地方は雇用に取り組む企業数が少ないこと、従業員規模により必要な雇用数が少ないこと、就労場所が居住地から離れているケースが多いことなどから、就労機会が得られない、または就労選択肢が限られている障害者が少なくありません。
民間企業の法定雇用率は2021年3月より2.3%に引き上げられ、雇用義務対象となる企業は従業員43.5人以上に拡大されましたが、半数以上の企業が法定雇用率を下回っています。(※1)。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、テレワークの導入など「障害者のはたらき方の多様化」が求められています。
(※1)厚生労働省「令和2年 障害者雇用状況の集計結果」
https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/000747732.pdf
■障害者重点雇用事業拠点、高知四万十オフィス開所の経緯
パーソルチャレンジはパーソルグループの特例子会社として500名を超える障害者を雇用しています。主にオフィスワークにおける障害者雇用において、200を超える業務創出や、独自の管理手法・制度構築などに取り組んでいます。これらのノウハウを基に、国内最大級の登録数を持つ障害者専門の転職・就職サービス「dodaチャレンジ」や全国13拠点の就労移行支援事業所「ミラトレ」の運営、障害者雇用に取り組む企業へのコンサルティングなど、障害者個人や企業の雇用支援を行っています。2018年には厚生労働省より「障害者のサテライトオフィス勤務導入推進事業」を受託。障害者の就業機会拡大のための選択肢として、サテライトオフィス勤務モデルの推進や検証に取り組みました。
パーソルチャレンジは、これらのノウハウをもとに、高知県内で就労機会の少ない障害者への就業機会提供と雇用職域の拡大、および、三大都市圏以外の地域での新たな障害者雇用モデルケース創出・確立を目指し、高知県に事業進出。2021年4月、高知県四万十町に障害者重点雇用事業拠点「パーソルチャレンジ株式会社 高知四万十オフィス」を開設しました。
高知四万十オフィスでは、パーソルグループから受託したバックオフィス系の業務と、地元農家から受託した農作物出荷代行業務を行います。設立時は6名の社員が就業し、将来はオフィス勤務と在宅勤務により、四万十町在住者をはじめ高知県内の障害者、最大36名の雇用を目指します。
■高知四万十オフィス開所式典
4月20日、高知四万十オフィスにて開所式典が行われ、高知県 井上浩之副知事、四万十町 中尾博憲町長をはじめ、高知県議会 武石利彦議員、四万十町議会 味元和義議長などが出席し、開所にあたって挨拶のコメントを寄せられました。(以下、挨拶の順にコメントを掲載いたします)
・パーソルチャレンジ 代表取締役 井上雅博
首都圏と比べ、地方では障害者の就労選択肢が限られているという状況があります。ここ高知四万十オフィスでの取り組みをきっかけに、全国で多様な障害者の雇用を実現していきたいと思っております。そのために、地域の皆様のご協力を賜りながら、福祉的な視点だけでなくビジネスとして良い関係をとっていけるよう運営してまいります。
・パーソルホールディングス 取締役会長 水田正道
パーソルグループは現在、1,600名以上の障害のある方を雇用しており、障害の有無に関わらず“一人ひとりにしっかり寄り添う”ということを大切にしています。これから高知四万十オフィスではたらく障害のある方も、信頼できる仲間とともに、一人ひとりの仕事が誰かの役に立っていることを意識しながらはたらいていただきたいと思っています。それによって、私達のグループビジョンである『はたらいて、笑おう。』の実現に繋がると確信しています。今後、高知県の地域の皆様のご協力をいただきながら雇用数を増やしてまいりたいと思っております。
・高知県 副知事 井上浩之様(濵田県知事からの祝辞代読)
障害のある方の就労と活躍の場を創生するという強い思いの元、本日ここに新たな挑戦の第一歩を踏み出されたことに感慨深いものがあるとお察しをいたします。本県では日本一の健康長寿県構想に基づきましてテレワークの準備支援や農福連携の推進、職業訓練、あるいは各種啓発などを通じ、障害のある方が特性等に応じて安心して働ける体制の整備に取り組んでおります。豊富なノウハウと実行力をお持ちの御社に、障害のある方の就労の場を設けていただけることは、この構想を推進していく上でも大変心強いものと感じております。
・四万十町 中尾博憲様
高知四万十オフィスの開所にあたり様々な方のご苦労があったかと思いますが、本日、開所に至りましたことを非常に嬉しく思います。障害のある方々が夢と希望をもって切磋琢磨して仕事ができるということが一番の取り組みであり、そのための貴重な場となっていくかと思います。どうか皆様からも引き続き、様々なご支援をいただければと思います。
・パーソルチャレンジ 高知四万十グループ 草深政志
私達の役目は、地に足をつけ、やるべきことを一つひとつやっていくことだと思っています。最終的には、高知県の四万十町には障害のある方々がこんなにも活き活きとはたらけるところがあるんだということを、社員や地域の方々に思ってもらえるオフィスを作っていきたいです。
テープカットと記念撮影の後、オフィス内の見学会が行われました。スロープやリフレッシュスペースの設置などによるバリアフリー化など、誰もが安心してはたらける環境を整備している様子を紹介しました。
■パーソルチャレンジ 高知四万十オフィス 概要
名称:パーソルチャレンジ株式会社 高知四万十オフィス
設立・事業開始:2021年4月
住所:〒786-0084 高知県高岡郡四万十町東川角605-4 旧丸山小学校1階南(180.88㎡)
責任者:野原 斗夢
パーソルチャレンジ株式会社
エンプロイメント・イノベーション本部 Career&PRO受託事業部 ゼネラルマネジャー
事業内容:(1)パーソルグループ各社から受託するバックオフィス業務受託
(2)地元農家から受託する農作物出荷作業代行(主にニラ、セリなどのそぐり作業)
従業員数:設立時6名(正社員3名、契約社員3名)、最大36名(うち農作業代行事業6名)
■パーソルチャレンジ株式会社について< https://challenge.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループの特例子会社として、2014年10月の設立以来、障害のある方への個人向けサービスとして、国内最大級の求人・登録者数を持つ就職・転職支援サービス「dodaチャレンジ」、就労移行支援事業所「ミラトレ」、法人向けサービスとして、障害者雇用に関する多種多様な課題にお応えする「障害者雇用コンサルティングサービス」を展開しています。障害者採用の成功ではなく、定着までを考えた“障害者雇用の成功”を目指し、障害者の自立および成長を幅広く支援しています。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
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