LINE WORKS、従業員のアカウント管理を自動化する新機能「SCIM API」を提供開始

入退社や異動に伴う手作業を削減し、運用負担を軽減

LINE WORKS

2025年10月31日 11時00分

ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」および各種AI製品を提供するLINE WORKS株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：島岡岳史）は、2025年10月30日より、企業が利用するID管理サービスと「LINE WORKS」のアカウント情報を自動で同期できる新しいIDプロビジョニング機能（※1）「SCIM API」の提供を開始しました。

本機能により、従業員の入退社や部署異動に伴うアカウント管理作業を自動化し、運用負担の軽減と、セキュリティリスクの低減を実現します。

また、本機能は標準規格「SCIM（System for Cross-domain Identity Management）」に準拠しており、この規格に対応した多くのID管理サービスと容易に連携できるため、企業の環境に合わせた柔軟な導入が可能です。

（※1）IDプロビジョニング機能とは、企業が利用するID管理基盤と業務アプリケーションを自動で連携し、ユーザー情報の作成・更新・削除する仕組みです。

主な特長

アカウント管理の自動化：ID管理基盤のユーザー情報をもとに、「LINE WORKS」のアカウントを自動で作成・更新・無効化。
運用コストの削減：手作業によるアカウント管理の負担を軽減し、ヒューマンエラーのリスクを低減。
セキュリティ強化：退職者アカウントの無効化を自動化し、情報漏えいリスクを最小化。

利用料金

本機能は、以下サービスおよび該当プランをご利用の場合、追加料金なしでご利用いただけます。

・「LINE WORKS」の有料プラン（スタンダード・アドバンスト）

・「LINE WORKSラジャー」の有料プラン（スタンダード・アドバンスト）

・「LINE WORKS AiNote」の有料プラン（ソロ・チーム・ビジネス・エンタープライズ）

・「LINE WORKS PaperOn」の有料プラン（ライト・スタンダード・アドバンスト）

利用方法

詳細なガイドはこちら：https://developers.worksmobile.com/jp/docs/scim

GMOグローバルサイン株式会社との連携について

本機能の提供開始にあたり、プロビジョニング連携パートナー第一号として、GMOグローバルサイン株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：中條一郎）とのパートナー契約を締結しました。これにより、同社のID管理・認証サービス「GMOトラスト・ログイン（https://trustlogin.com/）」を利用する企業は、「LINE WORKS」との自動連携をスムーズに導入できます。

GMOグローバルサイン株式会社　トラスト・ログイン事業部部長　中山ゆか様のコメント

「LINE WORKS」とのSCIM連携は、企業の成長を支えるIT基盤の自動化に向けた大きなマイルストーンです。信頼性の高い認証と使いやすいコミュニケーションが一体化することで、あらゆる業種の現場がより安全でスピーディに動けるようになります。今回の協業を通じ、企業IT運用の未来を共に創っていけることを心から嬉しく思います。

「LINE WORKS」とは

チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できる充実したグループウェア機能を揃えたビジネスチャットです。コミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさを保ちながら独自に開発・提供を行っており、ユーザーの教育も最小限に導入したその日から誰でもすぐに使えます。PCやタブレットのほか、スマートフォンだけでもほとんどの機能が使えるため、オフィスワークだけでなく、拠点や店舗などPCを使う時間の少ない「現場」での活用が進んでいます。無料版、有料版（スタンダード・アドバンスト）があり、無料でもほとんどの基本機能を使うことができ、顧客や取引先など社外とのやりとりにも活用していただけます。

富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018〜2025年版」では、2017年度〜2024年度まで8年連続で有料ビジネスチャット国内シェアNo.1を獲得しました。

LINE WORKS株式会社について

ビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」、AI製品、LINE WORKSプラットフォームを管理基盤としたLINE WORKSファミリー製品を提供しています。
多種多様な業種やビジネスシーンを問わず現場の課題に寄り添えるサービス提供に取り組むと共に、最先端のAI技術研究を通じ、AI技術のさらなる社会実装を目指しています。