日本ファッション界最重要人物の栗野宏文が考える“社会潮流”とは。『モード後の世界』本日発売
「来年人々が着たい服はなにか?」……答えは社会潮流の中にある
「洋服屋がきちんと社会に コミットメントし、世の中に少しでも良い影響をもたらし、役立っていることがたいせつですし、そういう洋服屋でありたい。」 株式会社ユナイテッドアローズを設立して30年、創業者の一人であり、現在もクリエイティブ・ディレクションを行う栗野宏文が“社会潮流”の読み方を語ります
「次のトレンドはなんだろう?」
モノを作る人も売る人も、常に考えているのはそのことではないだろうか。例えば、長いスカートが流行るとしたら、「今年は長いスカートだ」ということをいち早く知りたいと思うだろう。
しかし、本当に流れをつくる人というのは、初めに長いスカートを世に出す人である。そして、「長いスカート」が流行になるのには、必ず理由があるのだ。あるいは「そもそもトレンドとは何だろう? それは今でも意味あるものだろうか?」と根源的な問いが生じても不思議はない。
日本を代表するセレクトショップ UNITED ARROWS 創業者の一人である日本ファッション界の最重要人物、栗野宏文は「答えは社会潮流の中にある」と言う。
いま世の中で起きていることに対して、生活者はどのようなマインドで暮らし、何が優先されるのか。ファストファッションなどの台頭で「アパレル危機」と言われるファッション業界は、新型コロナウイルスの影響でさらなる打撃を被った。「コロナ後」に訪れる新しい世界で、おしゃれは不要不急のものとされるかもしれない。しかし、「ファッション」が果たせる役割はある。なぜなら、着ることは人間の尊厳にかかわることだから。着ることは生きることだから。
ファッション近代史をとおして日本のファッションの特異性と面白さを紐解きつつ、ファッション業界が向かうべき道を提示する。
■著者プロフィール
栗野宏文(くりの・ひろふみ)
1953年生まれ。ユナイテッドアローズ上級顧問クリエイティブ・ディレクション担当。
和光大学卒業後、株式会社鈴屋に入社。Beamsを経て1989年ユナイテッドアローズ創設に参加。バイヤー、ディレクターとして80年代のパリ・コレから35年にわたって内外のファッション業界を俯瞰。政治経済・音楽・映画・アートから国内外情勢を投影した時代の潮流(ソーシャルストリーム)を捉えるマーケターとして、国内外で高く評価され、日本のファッション業界をドメスティックとインターナショナルな視点から俯瞰的に語ることができる数少ないファッション・ジャーナリスト。スーツにスニーカーのコーディネイトを先駆けた人物でもある。
■購入リンク
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4594085733/
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16403556/
■書誌情報
タイトル:『モード後の世界』
著者:栗野宏文
発売日:2020年8月11日
判型:四六判
定価:本体1500円+税
ISBN:978-4-594-08573-5
■本書の内容、取材などについては下記へお問い合わせください
株式会社扶桑社 宣伝部 PR担当
Mail:fusoshapr@fusosha.co.jp
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