【子どもの家庭学習環境の実態調査】1日1時間以上学習する割合、デスク利用者はリビングテーブル利用者の約2倍。学習意欲や読書量の違いも明らかに。
2月9日は「学習机の日」。新年度準備に向けて家庭学習環境を見直す機会に
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊 宏司)は、2月9日の「学習机の日」に合わせて、小学生および中学生の子どもを持つ親945人を対象に、家庭内の学習環境が子どもに与える影響について調査を実施しました。
本調査では、学習机および一般的なデスクを「専用デスク」、ダイニングテーブルおよびローテーブルを「リビングテーブル」と定義し、机の種類による学習時間や意欲、読書量などへの影響について分析しました。
分かりやすくまとめた調査結果や、子どもたちの学習意欲・集中力を高めるための学習環境づくりのポイントを、イトーキの特設ページでご覧いただけます。「省スペースがいい」や「大人になっても使いたい」等、こだわりポイントごとにおすすめの学習机も紹介していますので、ぜひご覧ください。
特設ページはこちら
調査ハイライト
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親が教育において重視していること1位は「自分で考える力を身につけること」40.0%
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専用デスクで学習する子どもの53.2%が1日1時間以上学習、リビングテーブル利用者では28.1%に留まる
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自身の子どもは「学習意欲がある」、リビングテーブル利用者(44.8%)に対し専用デスク利用者(68.2%)は1.5倍以上
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「片付けが得意」回答率。専用デスクで学習する子どもがリビング利用者の1.6倍以上に
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専用デスクで学習する小学校低学年の10人に1人が月に「8冊以上」本を読むと回答
親が教育において重視していること1位は「自分で考える力を身につけること」40.0%
「お子様の教育において重視していることを教えてください」(MA*)という質問に対し、「自分で考える力を身につけること」(40.0%)が最も多く重視されている結果となりました。次いで、「礼儀、マナーを身につけること」(33.6%)、「コミュニケーション能力を伸ばすこと」(27.3%)が続きました。*選択肢は5つまで回答可能
2020年に文部科学省が改定した学習指導要領では、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの柱を総合的にバランスよく育むことが掲げられており、今回の調査でも関連する項目が高い結果となっています。
専用デスクで学習する子どもの53.2%が1日1時間以上学習、リビングテーブル利用者では28.1%に留まる
「学校での勉強を除き、お子様は1日あたりどのくらいの時間学習されていますか」(SA)という質問に対し、小学校低学年で専用デスクを利用する子どもの53.2%が「1時間以上学習している」と回答。これはリビングテーブル利用者(28.1%)の約2倍となりました。小学校高学年でも、専用デスク利用者の55.8%が「1時間以上学習している」と回答した一方、リビングテーブル利用者は29.2%と同様の傾向がみられます。
自身の子どもは「学習意欲がある」、リビングテーブル利用者(44.8%)に対し専用デスク利用者(68.2%)は1.5倍以上
「お子様の学習意欲についてどのように感じていますか」(SA)という質問に対し、小学校低学年で専用デスクを利用して学習している子どものうち、68.2%が「学習意欲がある(とてもある+ややある)」と回答しました。一方で、リビングテーブルを利用して学習している子どもの場合は44.8%に留まりました。特に「とてもある」と回答した割合は、専用デスク利用者が24.7%で、リビングテーブル利用者(8.3%)の約3倍の結果となりました。
また、小学校高学年でも専用デスク利用者の50.6%が「学習意欲がある」と回答し、リビングテーブル利用者の42.3%を上回っています。
「片付けが得意」回答率。専用デスクで学習する子どもがリビング利用者の1.6倍以上に
「お子様は片付けが得意だと感じますか」(SA)という質問に対し、小学校低学年で専用デスクを利用して学習する子どもの48.7%が「片付けが得意(非常にそう思う+ややそう思う)」と回答しました。一方で、リビングテーブルを利用して学習する子どもの場合は28.9%に留まりました。特に「非常にそう思う」と回答した割合では、専用デスク利用者が12.3%となり、リビングテーブル利用者(5.8%)の2倍以上の結果となりました。収納が備わっている学習机を利用することで、自然と片付けが習慣化していることが考えられます。
また、小学校高学年でも、専用デスクを利用する子どもの30.8%が「片付けが得意」と回答し、リビングテーブル利用者の23.6%を上回っています。一方、高学年になるとその差は縮まり、特に低学年で学習環境による差が大きくなっています。
専用デスクで学習する小学校低学年の10人に1人が月に「8冊以上」本を読むと回答
「お子様は1カ月当たり何冊くらいの本(電子書籍含む)を読みますか」(SA)という質問に対し、専用デスクを利用して学習する小学校低学年の72.1%が「2冊以上読む」と回答しました。一方、リビングテーブルを利用して学習する低学年では、55.1%となりました。
また、専用デスクを利用する小学校低学年では10人に1人以上(11.0%)が「8冊以上読む」と回答。専用デスクを利用する子どものほうが、読書習慣が身についている傾向が伺えます。
総評
株式会社イトーキ Web事業統括部 統括部長 石原 学
子どもの健やかな学びと成長には、早期から学習環境を整えることが重要
今回の調査では、学習机などの専用デスクを利用している子どもたちのほうが、学習意欲が高く、1日の学習時間も長い結果となりました。ほかにも読書量や整理整頓の習慣でも専用デスク利用者のほうが良いスコアとなり、特に小学校低学年でその傾向が顕著に表れています。どのような学習環境であっても、工夫次第で効果的な学びを実現することは可能ですが、早期から適切な学習環境を整えることで、子どもたちの学びに対する姿勢や能力の向上に繋がると考えられます。
イトーキでは、これまでも子どもたちの学びを支える製品開発に取り組んできましたが、今後ともお客様からの声を反映した商品開発を通じて、子どもたちの健やかな学びと成長をサポートしていきます。
調査概要
対象 |
全国の小学生および中学生の子どもを持つ親 |
調査機関 |
2024年12月 |
調査方法 |
インターネット調査 |
サンプル数 |
945 |
主体 |
株式会社イトーキ |
2月9日「学習机の日」について
「2月9日」は「学習机の日」。株式会社イトーキが一般社団法人日本記念日協会に対しこの「2月9日」を申請したのは、「机(つくえ)」の単語にちなんだ「2(ツ)」と「9(ク)」の語呂合わせによるもの。さらに、この時期が新年度に向けて新たな生活準備を始めるタイミングであることも決め手となっています。
【イトーキのコンシューマー向け事業について】
株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
コンシューマー向け事業では、「暮らしに寄り添い、日々の生活をアップデートする」をコンセプトとしたITOKI HOMEブランドで「家でまなぶ」「家ではたらく」「家でたのしむ・くつろぐ」家具を製造、販売しています。オフィス家具のノウハウと家で求められる要素を融和した在宅ワーク向けの家具をはじめ、2023年で発売から60周年を迎えた学習机、イトーキ品質ならではのランドセルやゲーミングチェアなどを中心に、これからもみなさまの暮らしに寄り添う商品やサービスを充実させてまいります。
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