<LunaLuna×アストラゼネカ presents トークショー>「私のからだ、私の未来 ~女性が知っておきたいセルフケア~」
村上 佳菜子さんと学ぶ、女性の日々の不調のサインや婦人科がん予防の大切さ
アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:堀井 貴史、以下、アストラゼネカ)は、株式会社エムティーアイが運営するすべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス「LunaLuna」と協力し、2025年10月6日(月)に、「私のからだ、私の未来 ~女性が知っておきたいセルフケア~」と題し、オンラインイベントを開催します。
本イベントでは、婦人科悪性腫瘍・女性ヘルスケアの専門医である大島 乃里子先生とプロフィギュアスケーターの村上 佳菜子さんをお招きし、女性の健康とセルフケアをテーマに日々の不調のサインや、婦人科がん予防の大切さ等、気になるテーマについて語り合います。第1部では、大島 乃里子先生より、月経前や月経中等、女性特有の体の悩みとその対処についてご講演いただきます。第2部は村上 佳菜子さんによる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)罹患経験にまつわるトーク、大島先生による婦人科がんのリスクと管理についての講演を行います。
「婦人科がん」とは、卵巣や子宮等の女性特有の臓器から発生するがんの総称です。近年、卵巣がんや子宮がん(子宮体がん・子宮頸がん)と診断される女性は増加しており(1)、卵巣がんと子宮体がんは50-60代、子宮頸がんは30-50代が発症ピーク年齢です(3-5)。卵巣がんはその症状がウエストサイズの変化や腹部膨満感等、加齢や食生活、閉経の影響によって起こる体の変化とよく似ており、早期発見が難しいとされています。また、子宮体がんは不正性器出血が特徴的な症状としてみられ、早期に発見されることが多いものの、進行期に発見された場合は治療が難しいとされています。子宮頸がんは初期には自覚症状がほとんどなく、進行するとおりもの(帯下)の異常や不正性器出血等を自覚するようになります(2-6)。
子宮頸がんについては20歳以上を対象として、公的な予防対策として検診が推奨されており、検診費用が補助されることがあります(7)。また、ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、子宮頸がんの発生と関連が深い一部の型についてはHPV感染を予防するワクチンが接種可能となっています(8)。一方で、卵巣がん、子宮体がんについては公的な予防対策として行われる検診はなく、気になる症状がある場合に婦人科を早めに受診することが推奨されています(9, 10)。本イベントでは、婦人科がんの早期発見・早期治療開始において、日々ご自身で体の変化に気を配ることの重要性を発信してまいります。
女性特有の体の不調や対処法が知りたい、婦人科がんのリスクが気になる等、ご関心のある方はぜひご参加ください。
*多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣の中に小さな卵胞(嚢胞)が多数できる病気で、月経異常や不妊、多毛、肥満等を引き起こします(11)。初経から閉経までの女性のうち5~8%が発症するとされ、ホルモン異常により子宮体がん等のリスクを増加させると言われています(11, 12)。
開催概要
「私のからだ、私の未来 ~女性が知っておきたいセルフケア~」

日 時 : |
2025年10月6日(月)15:00~16:10(受付開始 14:45~) |
形 式 : |
オンライン(Zoom)※お申込み後、アクセス情報をお送りいたします |
参加費 : |
無料 |
プログラム: |
15:00~15:15 登壇者紹介、主催者挨拶 15:15~15:30 第1部 「女性特有のからだの悩みとその対処」 講演 婦人科がんのリスクと対処 登壇者:大島 乃里子先生(東京科学大学病院 周産・女性診療科 講師) 15:30~16:00 第2部 「3大婦人科がんのリスクと対処」 講演① PCOS罹患経験からの学び 登壇者:村上 佳菜子さん(プロフィギュアスケーター) 講演② 婦人科がんのリスクと管理 登壇者:大島 乃里子先生(東京科学大学病院 周産・女性診療科 講師) 16:00~16:10 クロージング |

申込方法:
URLまたは二次元コードを読み取り、10月6日(月)15:00までにお申込みください。
登壇者プロフィール

東京科学大学病院 周産・女性診療科 講師 大島 乃里子先生
婦人科腫瘍学および女性医学を専門とし、婦人科がんの診療に加えて、女性のライフステージに応じた健康支援にも力を注いでいる。日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、医学博士。

プロフィギュアスケーター 村上 佳菜子さん
スケートをしていた姉の影響で3歳からスケ-トを始める。2009年JGPファイナルで優勝。2010年に世界ジュニア選手権優勝。2010年~2011年シーズンGPシリーズアメリカ杯で優勝し、グランプリファイナルでは銅メダルを獲得。2013年の全日本選手権で総合2位となり、2014年ソチオリンピック出場。同年の四大陸選手権で初優勝、世界選手権は5年連続5回目の代表入りを獲得している。2017年4月23日に競技生活から引退を表明。現在はプロフィギュアスケーターとして様々なアイスショーで活動中!
以上
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アストラゼネカの婦人科がん患者さん向け情報サイト
アストラゼネカでは、「婦人科がん.jp」 https://www.az-gynecologic-cancer.jp/を通じて、婦人科がん早期発見のための検査や自覚症状の紹介、婦人科がんの疾患情報・治療についての分かりやすい説明に加え、暮らしのヒント等患者さんに寄り添った情報を提供しています。婦人科がんのほかにも、さまざまながんの情報サイトを運営しています。がん全般(「がんになっても」 https://www.az-oncology.jp/)、肺がん(「肺がんとともに生きる」https://www.haigan-tomoni.jp/)、前立腺がん(「What’s? 前立腺がん」https://www.zenritsusen.jp)、慢性リンパ性白血病(「CLLライフ」https://www.cll-life.jp/)、肝臓がん(「肝臓がんと『自分らしく』」https://www.az-oncology.jp/kanzogan/)、胆道がん(「教えて、胆道がん」https://www.az-oncology.jp/tandogan/)、マントル細胞リンパ腫(「MCLライフ」(https://www.az-oncology.jp/mcl-life/)、膀胱がん(「膀胱がん、それでも。」https://www.az-oncology.jp/boukougan/)
子宮頸がんについて
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんで、日本では毎年約1万人が診断されています(6)。子宮頸がんの発生には、多くの場合でヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染が関連しており、HPVが免疫により排除されず感染が続くことによって、前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています(8)。20歳以上は2年に1回、子宮頸がん検診を受けることが推奨されていますが、多くの市町村が検診費用を公費で負担しており、一部の自己負担で受けることができます(7, 8)。
卵巣がんについて
日本において毎年新たに卵巣がんと診断される患者さんは約13,000人です(13)。初期の卵巣がんは自覚症状がほとんどないため、診断された時には進行していることが多いといわれています(14)。また、健康診断において、乳がんや子宮頸がんが乳腺や婦人科検診といったオプション検査で早期発見される可能性があるのに対し、現在のところ、卵巣がんに対して検診が有効であるという研究報告はなく、国が指針として定める検診はありません(10)。卵巣がんは、検診で早期発見することが難しいがんといえます。
子宮体がんについて
子宮体がんは、子宮の内膜組織から発生する極めて不均一な疾患であり、日本では50~60歳の女性に多くみられます(13,15,16)。子宮体がん患者さんの大部分は、がんが子宮に限局している早期段階で診断されます(17)。これらの患者さんは、概して手術および/または放射線療法による治療を受け、高い5年生存率(約80~90%)を示しています(15)。進行した病期(III~IV 期)の患者さんは、通常予後はより不良で、5 年生存率は20%未満に低下します(18)。
アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社の革新的な医薬品は125カ国以上で販売されており、世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ソーシャルメディア@AstraZenecaをフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫疾患およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/をご覧ください。アストラゼネカのFacebook、Instagram、 YouTubeもフォローしてご覧ください。
References
1. がんの統計編集委員会 編, 「がんの統計2023」, 公益財団法人がん研究振興財団, p45, 52
2. 日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン
第3版,金原出版,2023
3. 国立がん研究センターがん情報サービス がん種別統計情報「卵巣」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/19_ovary.html (2025年9月アクセス時)
4. 国立がん研究センターがん情報サービス がん種別統計情報「子宮体部」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/18_corpus_uteri.html (2025年9月アクセス時)
5. 国立がん研究センターがん情報サービス がん種別統計情報「子宮頸部」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/17_cervix_uteri.html (2025年9月アクセス時)
6. 公益社団法人日本産科婦人科学会 産科・婦人科の病気「子宮頸がん」
https://www.jsog.or.jp/citizen/5713/ (2025年9月アクセス時)
7. 厚生労働省 がん検診https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html (2025年9月アクセス時)
8. 国立がん研究センター がん情報サービス 子宮頸がん 予防・検診https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/prevention_screening.html (2025年9月アクセス時)
9. 国立がん研究センター がん情報サービス 子宮体がん 予防・検診https://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/prevention_screening.html (2025年9月アクセス時)
10. 国立がん研究センター がん情報サービス 卵巣がん・卵管がん 予防・検診
https://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/prevention_screening.html (2025年9月アクセス時)
11. 公益社団法人 日本産婦人科医会 多のう胞性卵巣と言われました。どのような病気ですか https://www.jaog.or.jp/qa/mature/jyosei191211/ (2025年9月アクセス時)
12. 公益社団法人 日本産科婦人科学会・公益社団法人 日本産婦人科医会 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023 https://www.jsog.or.jp/medical/410/ (2025年9月アクセス時)
13. 国立がん研究センター がん情報サービス 全国がん罹患データ(2016年~2021年)https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html (2025年9月アクセス時)
14. National Cancer Institute. Cancer Stat Facts: Ovarian Cancer. Available at https://seer.cancer.gov/statfacts/html/ovary.html. Accessed September 2025 (2025年9月アクセス時)
15. Oakin A, et al. Endometrial cancer: ESMO clinical practice guidelines for diagnosis, treatment and follow-up. Annals of Oncology. 2022;33(9):860-877.
16. Dork T, et al. Genetic susceptibility to endometrial cancer: Risk factors and clinical management. Cancers.2020;12(9):2407.
17. National Cancer Institute: Surveillance, Epidemiology, and End Results Program. Cancer stat facts: Uterine cancer. Available at: https://seer.cancer.gov/statfacts/html/corp.html. Accessed September 2025.
18. Cao SY, et al. Recurrence and survival of patients with stage III endometrial cancer after radical surgery followed by adjuvant chemo- or chemoradiotherapy: A systematic review and meta-analysis. BMC Cancer. 2023;23(1):31.
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