MFLP・LOGIFRONT東京板橋が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞
~街づくり型物流施設/MFLP・LOGIFRONT 東京板橋~
日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 正浩)は、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田 俊)、日鉄エンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石倭 行人)、東京都板橋区(板橋区長:坂本健)と共同で応募した「街づくり型物流施設/MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」(2024年9月竣工)がこのたび2025年度「グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)※1の「建築(公共施設)・土木・景観」カテゴリーにて、グッドデザイン賞を受賞しましたのでお知らせいたします。
本施設は「街とつながる都市型物流施設」をコンセプトに、近隣住民に寄り添う機能を有する物流施設とすべく取り組んだものです。水害に強い拠点の形成という板橋区のテーマを踏まえ、板橋区・事業主・設計者があるべき姿を議論し、国内初の「高台まちづくりを盛り込んだ官民連携の都市計画の決定」※2により、東京都内で最大規模の都市型物流施設を実現しました。
本施設の「デザイン」におけるポイントは以下の3点です。
1.地域住民の日常に寄り添う、憩いと潤いのある交流の場の創出
・開かれた3つの広場(高台広場(あおぞら広場)・わくわく広場・はなの広場)と、
それらと街を繋ぐ河川沿いの遊歩道を整備し、新しいにぎわいの場を提供。
2.地域防災の向上に寄与する機能の整備
・板橋区と共に、河川氾濫等の水害に強い安心・安全なまちを実現するため、国内で初めて、
官民連携による高台まちづくりを実施。
・水害時の垂直避難に供する高台広場・デッキ通路を整備するとともに、施設内に1000人の
退避者を受け入れる緊急一時退避場所を確保。
・災害時、支援物資の保管・配送拠点となる板橋区災害時配送ステーションを施設内2階に
整備。
3.地域の環境負荷低減への取り組み
・外構緑化率向上によるヒートアイランドの抑制や『ZEB』認証の取得等、施設として環境に
配慮した設え。
・施設の屋根面に設置した太陽光発電設備により、日中時間帯施設電力需要の約85%を太陽光
発電にて賄い、余剰電力はグリーン電力として板橋区立小中学校へ供給することで、カーボン
オフセットに貢献。
なお、このたびの受賞での審査委員コメントは以下のとおりです。
「災害が頻発する昨今、暮らしの側に防災拠点機能を備えることは、地域住民にとっては大きな安心に繋がるという共通認識の下、民間事業者と行政である東京都・板橋区が、用地境界を超えて連携して実現したことは、今後の日本における防災対策のあり方に対する示唆に富んだ事例である。コンセプトに示されている「街づくり×物流施設」という異質な組み合わせこそがこれまでにない新しい発想であり、1000人規模の緊急一時退避場所や災害時配送ステーションの常設など、巨大な物流施設であるからこそ可能となった。民間の公開空地、区の既存公園と都の河川管理通路を一体整備し、近隣住民の日常的な憩いの場となったことは、日頃から使い慣れた空間で災害時も過ごせる安心感に繋がると考えられる。」
当社は、『LOGIFRONT(ロジフロント)』を旗艦ブランドとしてお客さまのニーズに寄り添った先進的な物流施設を展開しています。今後も引き続き当社の用地情報ネットワークを生かしながら、お客さまの物流効率化のニーズにお応えすべく、物流施設開発事業の積極的な投資および開発を進めてまいります。
※1 「グッドデザイン賞」は、1957年に旧通商産業省によって設立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を継承する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。単にものの美しさを競うのではなく、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、身の回りのさまざまな分野から見いだし、広く伝えることを目的としています。世界でも有数の規模と実績を誇るデザイン賞として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加するとともに、よいデザインを社会に広める運動としても多くの人びとから支持されています。
※2 舟渡四丁目南地区(板橋区舟渡四丁目3番・日本製鉄株式会社君津製鉄所東京地区跡地)における、「流域治水関連法改正に対応する水防災に着目した地区計画等」の決定。浸水地域に取り残された区民の命を守るための有効な施設として、高台広場、避難施設(緊急一時退避場所)、避難路等の整備について定めたもの。

【施設概要】

所在地 |
東京都板橋区舟渡四丁目3番1号 |
---|---|
敷地面積 |
91,256㎡ |
建築面積 |
44,318㎡ |
延床面積 |
256,003㎡ |
緑地面積 |
14,430㎡ |
広場面積 |
6,240㎡ |
太陽光発電 |
4,363 kW(パネル容量) |
付帯施設 |
フットサルコート(ドローンフィールドを開放) |
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