~工場発のものづくり~ 昨年夏『Makuake』で180枚が完売した「本藍染コート」を5月1日(日)より受注開始。コート専業50年 「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」
洗練されたシルエットと美しい発色
三陽商会の自社工場であるコート専業工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー(青森県七戸町、以下 サンヨーソーイング)」は、工場直販ブランド「SANYO SEWING(サンヨーソーイング)」が2021年8月に応援購入サービス「Makuake」サイト上で展開し、約3週間で180枚が完売となった「本藍染コート」の受注販売を、5月1日(日)~5月31日(火)の期間、サンヨーソーイングの直販サイト「サンヨーソーイングストア」(https://sanyosewing.stores.jp)にて実施いたします。次の受注受付は9月を予定しています。
「本藍染コート」は、「あおもり藍産業協同組合」が手掛ける独自染色法をもつ地域ブランド「あおもり藍」と協業して製作した “洗練されたシルエットと美しい発色” が特徴のコートです。藍と天然由来の材料だけで染める“本藍染”の「あおもり藍」により手作業で染色した生地に、縫製からプレスまで各工程で最適な手仕事を施して仕上げる「サンヨーソーイング」コート専業50年の技術を駆使した、青森県でしか作れないコートです。
それぞれの職人が技術と情熱を注ぎ製作したコートを、こだわりの1着を求めるお客さまに向けてご提案いたします。
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■ 「本藍染コート」受注販売ページURL
https://sanyosewing.stores.jp
※URLは5/1(日)より稼働
第1回 受注期間 :2022年5月1日(日) 9:00 ~ 5月31日(火)18:00
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- 背景・目的
アパレルメーカーの生産拠点の海外移設が進み、国内で売られている衣服の約98%は海外生産によるものといわれています。さらに、コロナ禍を含めた社会環境の変化による需要低下を背景に、当社の商品に加えて他の国内ブランドのコート生産も請け負う「サンヨーソーイング」においても生産数は減少傾向にあり、市場を動かす新たな価値をもつコートの提案が必要となっていました。
こうしたことを背景に、「サンヨーソーイング」は、独自染色法をもつ「あおもり藍」と協業し、工場にしか生み出せない”Made in Aomori”の「本藍染コート」を製作、2021年8月に応援購入サービス「Makuake」サイト上で各生産工程における技術とコートにかける思いを伝え展開したところ、約3週間で180枚が完売、応援購入いただいたお客さまから多くの応援コメントを頂き、予想を上回る反響がありました。
- 「本藍染コート」製品のポイント
藍染めは着用とともに深い色合いに変化していくため、経年変化を楽しみながら長く着用していただける1着です。
<デザイン> 洗練されたシルエットと美しい発色
・鮮やかな青の「空色」と、深い紺の「藍色」の2色を用意。
・色と縫製の美しさを引き立たせるためにデザインはシンプルなステンカラータイプ。
・生地がすっと落ちる様な無駄のないパターンを活かすために、閉めた際にボタンの見えない比翼仕立てにしています。
・コートの顔ともいえる襟は手作業で縫製し、襟が首になじみ、襟を立てたときに美しいシルエットとなるように仕上げています。
・ユニセックスで着用できるゆったりとしたパターン設計を採用。袖部分もラグランスリーブの仕様とし、カジュアルやビジネスなど様々なスタイルの上に羽織ることができる、合わせやすいデザインです。
<ディテール> 軽い着心地。「あおもり藍」で染色したオリジナルボタン
・身頃は半裏仕様、袖裏付きのため、着用すると見た目の印象より非常に軽い着心地です。
・後裾は動きやすさときれいなシルエットを両立させた釦付きシングルベント仕様。
・ボタンは天然本水牛ボタンを「あおもり藍」で染色。元のボタンの色により透明感のある青色や、黒っぽい仕上がりのものなどがあり、藍染の生地にマッチする「本藍染コート」オリジナルのボタンを使用しています。
・背裏には「SANYO SEWING」のブランドロゴ刺繡を、左前身頃裾の裏側には「あおもり藍」で染色したことを証明するブランドロゴ刺繍を入れ、オリジナル性を表現しています。
<機能性> 軽い雨の日なら安心して着用できる “はっ水性”
・藍染は一般的に色落ちや衣類への色移りがしやすいイメージがありますが、「本藍染コート」は丁寧に染める作業を繰り返すことにより、乾摩擦堅牢度4級〔※1〕の染色性能を有していることを試作品にて確認しており、さらに染色後の生地にはっ水加工を施していることで、軽い雨の日なら安心してお召しいただけます〔※2〕。
※1)乾いた状態での摩擦時の色移りのしにくさ。1級~5級の級数があり、5級が最上位級。
※2)生地が濡れたり湿った状態で摩擦すると、バッグやシャツに色移りする可能性があります。生地が湿ってしまった場合は、取扱いに十分ご注意ください。洗濯はドライクリーニングを推奨いたします。
- 「本藍染コート」製品概要
製品名:サンヨーソーイング×あおもり藍 「本藍染コート」
デザイン:ステンカラーコート
素材:表地 綿100%、 裏地 綿50% / キュプラ50%
税込価格:¥88,000
色展開:空色(ブルー)、 藍色(ネイビー)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL の6サイズ
(ユニセックス)
受注期間:5月1日(日) 9:00 ~ 5月31日(火)18:00
販路:サンヨーソーイング直販サイト「サンヨーソーイングストア」https://sanyosewing.stores.jp
納期:2022年11月上旬~中旬頃の発送予定
- 「サンヨーソーイング」 技術のこだわり・強み
①<パターン技術> 生地特性も反映した緻密な設計図
パターンとは型紙のことで設計図でもあります。縫製や熱を加える仕上げの過程で生じる寸法変化やその他の生地特性を確認してから寸法を調整しパターンに反映します。歪みやサイズ感のズレを防ぎ、縫製の際に縫いやすく設計通りのサイズ・シルエットに仕上がる緻密なパターンを作成することで、正確な縫製による同じクオリティーの製品を作り続けています。
②<縫 製> 鍛錬された手仕事が生み出すシルエット
ミシンをかける際の縫い縮みを見込んで、鍛錬された力加減で生地を両手で前後に引っ張りながらミシンをかけることにより、縫い目が真っ直ぐな美しいステッチワークと、歪みやよどみのない美しいシルエットを生み出します。「サンヨーソーイング」の縫製技術において最も基礎的かつ重要だと言っても過言ではないのがこの”引き縫い”の技術です。
また、コートの顔ともいえる襟の部分は、外側はミシンで縫い合わせ、内側はカーブに合わせて一針ずつ手作業のまつり縫いで縫製しています。職人が曲線と生地の風合いを見極めながら仕上げることにより、ミシンステッチよりも柔らかく襟が首になじみ、襟を立てたときの端正なシルエットをつくり出しています。
③ <仕上げプレス> 各工程の技術が品質に
コート生産における最後の仕上げとなるアイロンがけは、熱・蒸気・温度を調整しながら一枚一枚職人の手によっておこなわれます。アイロン台やプレス機はコートを美しく仕上げるために「サンヨーソーイング」の為に特注で設計された設備です。ボタンの周りや布と布の繋ぎ目など細かい部分はコートの形に合わせてつくった小道具を用いてハンドプレスで仕上げます。
この仕上げプレスによって、数々の工程の中で随所に施された技術が品質となり現れます。
- 「本藍染コート」 の染色工程
- 「本藍染コート」 販売について
青森産のこだわりのつまった「本藍染コート」は、1着1着を手仕事で染色するなど通常のコート生産よりも工程数が多く、原材料の無駄を無くす上でも受注数をあらかじめ把握できることが最適であることから、受注生産にて販売いたします。一般受注の第1回目となる今回は、5月1日(日)~ 5月31日(火)の1カ月間、サンヨーソーイングの直販サイト「サンヨーソーイングストア」(https://sanyosewing.stores.jp)にて受注いたします。発送は11月上旬~中旬頃を予定しています。第2回目の受注は9月を予定しています。
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「本藍染コート」受注販売ページURL
https://sanyosewing.stores.jp ※URLは5/1(日)より稼働
第1回 受注期間 :2022年5月1日(日) 9:00 ~ 5月31日(火)18:00
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試着について
「本藍染コート」は「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」にて展示、試着してサイズやシルエット、色味などをご確認いただけます。
サンヨーソーイング 青森ファクトリー 試着期間 : 5/6(金)~5/31(火) ※日曜・祝日及び5/21(土)、5/28(土)は休業日
住所:青森県上北郡七戸町字荒熊内67番地18 、TEL:0176-62-2011、MAIL:aomori-ss@sanyosewing.co.jp
- 「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」について
三陽商会の子会社。1969年にコートを生産する専業工場(サンヨーソーイング)として創立。工程数の多いコートを正確に縫製し仕上げる技術は、当社製品の生産に加えて、近年ではセレクトショップなど他のアパレルメーカーからも多くの受注を受け、中でも綿のギャバジン素材によるトレンチコートの生産技術については高い評価を頂いています。
2015年にはJ∞QUALITY(Jクオリティー) 〔※3〕 企業認証第1号を取得。2019年には、品質を追求した国内生産によるコートの価値の訴求や国内外の市場拡大を図るため「サンヨーソーイング」直販のオンラインストアを開設し、工場オリジナルのトレンチコートの販売を開始しました。
2021年2月、同じく三陽商会の自社工場である株式会社サンヨーインダストリー(福島県福島市)と統合し、株式会社サンヨーソーイング 青森ファクトリー/福島ファクトリーとして運営する新体制を始動。三陽商会の国内生産の拠点としての機能を維持しながら両社の技術力を集結し、新たにR&D 〔※4〕機能を持たせることで、近年の需要に即した生産体制の確立、並びに新しい技術・機能性といった開発案件の具現化を推進しています。
※3) J∞QUALITY : 2015年に日本ファッション産業協議会主導で設立された承認制度。3つの工程 「織り・編み、 染め、 縫い」 を全て日本国内で行った日本製商品のみ 「J∞QUALITY」 商品として承認され、品質を限りなく追求した日本製であること、各工程の背景が見えること、安心して購入できる安全な商品であることを意味する。J∞QUALITY企業認証は、その生産工程を担う企業として「社会的責任と法令遵守」 「消費者の安全担保」 の面から所定の基準を満たしていることを認められた事業者に与えられる認証。 https://jquality.jp/
※4)R&D: research and development 企業の研究開発業務および部門
公式サイト http://sanyo-factories.jp/aomori_factory
- 「あおもり藍」について
「あおもり藍」は農薬不使用で育てられたタデ科の植物であるタデアイを使用しています。染色だけでなく、藍そのものの成分の研究を重ね、抗菌効果や防臭効果などの様々な効能があることが解明され、抗菌スプレー、お茶やスウィーツ、さらには農業への応用など、藍染に限らず多くの分野へと活用が進んでいます。
また、2010年にJAXAに宇宙飛行士の船内着として採択されたことで全国的に認知され始め、2014年には伊勢丹新宿本店の企画にてデザイナーズブランドとコラボレーションするなど、その他でも多くの実績を積み上げています。
青森の藍の歴史と「あおもり藍」の目的
りんごが西洋から伝えられる以前、江戸時代の津軽藩士たちは藍を育て、藍染を生業の一つとしていましたが、産業革命とともに衰退の一途をたどりました。
「あおもり藍」は、伝統のある藍に科学の革新を取り入れ、“青”を冠する青森で再び藍が生業となること、また、後継者問題を抱え年々増加する休耕田を活用することで農家の方々への還元となることを目指し、農薬不使用で藍を育てるところから取り組みを始めた地域ブランドの一つです。
地元青森から新たな地域産業構築を目指すプロジェクトとして、農家・企業・学術研究機関・金融・行政の各方面が賛同・協調しながら青森の地域全体の取り組みへと成長させ、地方創生のモデル事業として展開されています。
公式サイト https://aomoriai.com/
- 関連情報
コート専業50年の工場がつくる「本藍染コート」を応援購入サービス『Makuake』にて8/20(金)~9/29(水)の期間展開
⇒ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000463.000009154.html
・2021年8月20日公開 「本藍染コート」Makuakeプロジェクトページ:
⇒ https://www.makuake.com/project/sanyosewing/
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