ユーザー動向調査「住宅購入のプロセス&マインド2024」
マンション購入者の半数以上が住替え前提。子どもがいる家庭は「家族みんなでくつろげる空間があること」を重視
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、過去2年以内に自己居住用の住宅を購入した全国の21~49歳の男女に、購入した住宅の基本情報や購入した住宅を選んだポイントなどについての調査「住宅購入のプロセス&マインド」を2013年より定期的に実施しています。2024年度調査の結果の中から、主な結果をご紹介いたします。
<トピックス>
≪人生プランを見据えた住まい探し≫
■マンション購入者の半数以上が住替え前提
■購入時にイメージした生活は「配偶者・パートナーと1~2人の子ども」が約半数
■「配偶者・パートナーと1~2人の子ども」との生活で住まいに求めるものは「家族みんなでくつろげる空間があること」が39.0%
≪住宅の平均購入価格(全国)≫
■新築マンション 4,833万円 中古マンション 3,610万円
新築一戸建て 4,289万円 中古一戸建て 2,476万円 (※金額は千の位を四捨五入)
≪重視した仕様・設備≫
■新築・中古マンションは「宅配ボックス」、新築一戸建ては「シューズインクローゼット・大きい靴箱」、中古一戸建ては「追焚き機能付バス」を重視
≪中古住宅のリノベーション・リフォーム≫
■中古一戸建て購入者の48.8%が購入時にリノベーション・リフォームを実施
<調査結果>
≪人生プランを見据えた住まい探し≫
■マンション購入者の半数以上が住替え前提
新築・中古ともに、マンションは「時期は分からないが、住替えをする前提で購入した」、一戸建ては「今後住替えはしない前提で購入した(永住予定)」が最多でした。マンションは半数以上が住替え前提で購入しており、一戸建てに比べ住替え意向が強いようです。住替え予定の主な理由としては、「子どもの独立など、ライフスタイルの変化」「資産としての購入」「より良い物件に住みたい」などが上がりました。
■購入時にイメージした生活は「配偶者・パートナーと1~2人の子ども」が約半数
全ての住居タイプにおいて【配偶者・パートナーと1~2人の子ども】をイメージして購入した人が最多でした。特に新築一戸建てでは約6割と高い傾向にありました。また、マンションは【単身(一人暮らし)】の割合も高く約2割でした。
■「配偶者・パートナーと1~2人の子ども」との生活で住まいに求めるものは「家族みんなでくつろげる空間があること」が39.0%
今回購入した住まいに求めたことは、【単身(一人暮らし)】では「プライベート空間で一人の時間を満喫できること」、【配偶者・パートナーと子ども】【子どもが独立し、配偶者・パートナーと2人】では「家族みんなでくつろげる場所があること」、【配偶者・パートナーと2人】【二世帯以上】では「広いキッチンで料理を楽しめること」が最多でした。
【子どもが独立し、配偶者・パートナーと2人】については、「防音効果のある部屋で気兼ねなく音楽や映画・ドラマ鑑賞を楽しめること」が約4割でした。また、【二世帯以上】では「間仕切り部屋があり部屋数を調整できること」の割合も2番目に高く、自由に間取りを変えたいというニーズがあるようです。
≪住宅の平均購入価格(全国)≫
■新築マンション 4,833万円 中古マンション 3,610万円
新築一戸建て 4,289万円 中古一戸建て 2,476万円(※金額は千の位を四捨五入)
住宅の購入価格は、最も高額なのは新築マンションで4,833万円、次いで新築一戸建てが4,289万円でした。また、新築マンション・中古マンション・新築一戸建ては購入価格が予算を上回りました。
Q. 購入した住宅の予算・購入価格・頭金・援助金・世帯年収・ローン返済額・管理費・修繕費を教えてください。
≪重視した仕様・設備≫
■新築・中古マンションは「宅配ボックス」、新築一戸建ては「シューズインクローゼット・大きい靴箱」、中古一戸建ては「追焚き機能付バス」を重視
新築マンション・中古マンションは「宅配ボックス」、新築一戸建ては「シューズインクローゼット・大きい靴箱」、中古 一戸建ては「追焚き機能付バス」がそれぞれ最多でした。「シューズインクローゼット・大きい靴箱」がどの住宅タイプでも4位までに入っており、重視する人が多いようです。また、新築・中古ともに、マンションは「二重施錠」「浴室乾燥機能・浴室暖房」が5位まで、一戸建ては「トイレ2カ所」が3位にランクインしました。
≪中古住宅のリノベーション・リフォーム≫
■中古一戸建て購入者の48.8%が購入時にリノベーション・リフォームを実施
中古マンション購入者のうち、44.0%が購入時にリノベーション・リフォームを実施、35.1%がフルリノベーション・リフォームされた物件を購入していました。また、中古一戸建てでは48.8%が購入時にリノベーション・リフォームを実施、26.4%がフルリノベーション・リフォームされた物件を購入していました。
<調査概要>
■調査対象/過去2年以内(2022年6月以降)に自己居住用として住宅を購入した全国の21~49歳の男女 1,200名
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2024年6月28日(金)~7月5日(月)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
※必要に応じて、購入住宅タイプ、エリア、性年代を市場実態に近づけるウェイトバック処理(データ補正)を実施しています。
<調査結果について>
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。この他に「同棲カップルの住まい探しに関する調査」や『不動産のプロに聞いた!「資産性の高いマンションか見極めるポイント」ランキング』など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。
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