クラウドファンディング、支援者に人気のプロジェクトは「テクノロジー・ガジェット」系!(マクロミル調べ)
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、旬な情報や話題のネタについてアンケートを行い、ニュースレター「HoNote通信」として調査結果をお届けしています。
今回のテーマは「クラウドファンディング」。世界のクラウドファンディング市場は2022 年までに総額 11 兆円を超えるとも言われています。 国内では 今 どの程度浸透しているのでしょうか。また、 クラウドファンディングの 支援 経験者 に、利用にあたっての意識や実態 も 調査し ました。
今回のテーマは「クラウドファンディング」。世界のクラウドファンディング市場は2022 年までに総額 11 兆円を超えるとも言われています。 国内では 今 どの程度浸透しているのでしょうか。また、 クラウドファンディングの 支援 経験者 に、利用にあたっての意識や実態 も 調査し ました。
■トピックス
- クラウドファンディングの認知率は79%、プロジェクトの支援経験率は7%
- プロジェクト支援者に人気のプロジェクト、1位は「テクノロジー・ガジェット」系
- テクノロジー、ガジェット、ゲーム開発系のプロジェクト支援者の6~7割が「最新商品・サービス」「イベント参加の権利」などのリターンが目的と回答
- リターンされたもの・ことに「愛着がわいた」、91%にのぼる
■調査結果
【1】 クラウドファンディングの認知率は79%、プロジェクトの支援経験率は7%
クラウドファンディングは今、生活者にどの程度浸透しているのでしょうか。全国2万人の男女に調査した結果から見ていきます。
クラウドファンディングの認知率は79%で、内訳は「どのようなサービスや仕組みなのか知っている」28%、「詳しくは知らないが、名前は聞いたことがある」51%でした。実際の利用状況について見てみると、クラウドファンディングの「サイトやアプリを閲覧した」ことがある人は16%、起案されたプロジェクトを「支援」したことがある人は7%、プロジェクトを「起案」した人は2%という結果でした。
【2】 プロジェクト支援者に人気のプロジェクト、1位は「テクノロジー・ガジェット」系
ここから、クラウドファンディングのプロジェクトを実際に支援したことがある500名の回答を見ていきます。
支援者に人気があるプロジェクトはどのようなテーマなのでしょうか。1位は「テクノロジー・ガジェット」で21%、2位は「地域活性化」で14%、3位以降は「音楽」、「アニメ・漫画」、「映像・映画」、「写真」とアート系のテーマが続きました。
【3】 テクノロジー、ガジェット、ゲーム開発系のプロジェクト支援者の6~7割が「最新商品・サービス」「イベント参加の権利」などのリターンが目的と回答
プロジェクト支援者に、プロジェクトを支援する目的について聞いてみました。最多は「プロジェクトの成功」が半数を超えダントツ、2位は「リターンで入手できる権利」で32%、「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」20%と続きました。
では、支援者に人気のプロジェクトで1位だった「テクノロジー・ガジェット」は、どのような目的で支援されているのでしょうか。「テクノロジー・ガジェット」を支援した人のうち、最も多い回答が「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」で6割を超え、「ゲーム・サービス開発」のプロジェクトを支援した人も同じく6割を超えました。これら2つのプロジェクト支援者は、他のプロジェクト支援者に比べて、「リターンで入手できる一般発売されていないもの・サービス」のスコアが高くなっています。また、「ゲーム・サービス開発」を支援した人は「プロジェクトからのリターンで入手できる権利」が目的だという人が7割を超えていた点も特徴的です。
このように、テクノロジー、ガジェット、ゲーム開発系のプロジェクト支援者は、リターンで入手できる最新の商品やサービス、イベント参加といった権利を目的にしている人が多いようです。
【4】 リターンされたもの・ことに「愛着がわいた」、91%にのぼる
クラウドファンディングの支援者はプロジェクトの企画や運営、達成などを確認することができます。支援したプロジェクトが生み出し、リターンされた商品やサービスなどに対する愛着度はどの程度なのでしょうか。
結果は91%と高く、内訳は「とても愛着がわいた」が44%、「少し愛着がわいた」が47%でした。
クラウドファンディングはプロジェクトの企画や達成状況など、過程を見ながら支援・応援できるものですが、社会貢献を目的とする人もいる中で、新しく生みだされる商品やサービスに興味を持ち、いち早く入手しようという層も存在します。今後、クラウドファンディングが生活者へさらに浸透した場合、新しい“購入経路”の1つとなるかもしれません。
▼その他の調査内容 ・クラウドファンディング認知者の認知経路 ・クラウドファンディングへの興味度合い ・クラウドファンディングの利用意向 〔支援経験者〕 ・支援したプロジェクトの件数 ・支援したプロジェクトが達成し、リターンを受け取れた割合 ・支援金額 「今までの合計」と「1回あたりの平均」 ・プロジェクトを支援する際の決め手 ・利用したクラウドファンディングサービス(サイト・アプリ)を選んだ視点 〔支援希望者〕 ・プロジェクト支援で利用したい支援タイプ ・支援したいプロジェクトのテーマ ・支援するプロジェクトが生むもの・ことに対する愛着度合い ・プロジェクトの活動や支援に関する情報発信・・・など ▼すべての調査結果は、以下よりダウンロードいただけます。 https://honote.macromill.com/report/20191128/?utm_source=release&utm_medium=page-link |
■調査概要 「クラウドファンディングに関する調査」
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
1. 全国2万人にきく、クラウドファンディングの認知・利用状況 把握調査
調査対象:全国20歳~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による性別×年代の人口動態割付/合計20,000サンプル
調査期間:2019年11月15日(金)~2019年11月18日(月)
2. クラウドファンディング支援経験者500名調査
調査対象:クラウドファンディングでプロジェクトを支援したことがある人(マクロミルモニタ会員)
割付方法:割付なし/500サンプル
調査期間:2019年11月20日(水)~2019年11月21日(木)
※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
■データ引用について
データを引用・転載される際は「株式会社マクロミル調べ」と出典を明記してご利用いただくようお願いします。
また、その旨をHoNote事務局( voice@macromill.com )までご一報ください。
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