つくば市で複数の交通機関や観光・小売サービスを一つのアプリでシームレスに利用できるスマートフォンアプリ「つくチケ」を活用した次世代型MaaSの実証を開始

利用総額に応じて最大40%の割引を行う事後決済型のサービスにより、お得で便利な市内周遊が可能に

株式会社 日立製作所

 関東鉄道株式会社(以下、関東鉄道)、首都圏新都市鉄道株式会社(以下、首都圏新都市鉄道)、一般社団法人つくば観光コンベンション協会(以下、つくば観光コンベンション協会)、筑波観光鉄道株式会社(以下、筑波観光鉄道)、株式会社JTB(以下、JTB)、株式会社日立製作所(以下、日立)は、茨城県つくば市でスマートフォンアプリ「つくチケ」を活用した次世代型MaaS(Mobility as a Service)の実証(以下、本実証)を、観光客や市内住民向けに2025年12月1日から開始します。

 本実証では、「つくチケ」をダウンロードいただくと、鉄道・バス・シェアサイクルなど多様な交通手段と、観光・小売・飲食などのサービスを一つのアプリでシームレスに利用することができます。また、「つくチケ」では利用した総額に応じて最大40%*1の割引が適用され、事後決済でまとめて支払いすることができます。これにより、つくば市を訪れる観光客は、事前にチケットなどを購入しておく必要がないため、当日に悪天候などにより旅程を変更したい場合も自由に選択できるなど、柔軟な観光体験を得ることができます。さらに、市内住民においても、「つくチケ」を通じて日常生活で利用する交通機関や飲食・小売などのサービスで割引を受けることができるため、お得で便利な体験が可能になります。本実証を通じて、一つのアプリで交通・観光・小売・飲食などのサービスをシームレスに利用でき、事後決済型による利便性の高い次世代型MaaSの創出をめざします。

 なお、本実証はつくば市、国立大学法人筑波大学、一般社団法人つくばスマートシティ協議会、関東鉄道株式会社、今川商事株式会社から構成されるつくばハンズフリーチケッティング共同事業体*2からの委託事業として実施します。

*1 交通サービス、観光施設、小売飲食の利用実績に応じて割引率が決まります。詳細は下段に記載の専用サイトをご覧ください。

*2 つくばハンズフリーチケッティング共同事業体は、令和7年4月11日に採択された国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されている事業体です。


■背景

 地域の活性化には、住民や観光客などのあらゆる利用者が、快適で便利に移動し、観光や買い物、飲食などの体験をより楽しめる環境づくりが必要です。しかし現在は、交通機関や観光・小売・飲食のサービスごとに利用できる決済方法やチケットが異なっているため、利用者は移動や施設利用のたびに別々の手続きや支払いをしなければならず、利便性が課題になっています。また、地域経済の活性化には周遊性向上を図り、より多くの地域消費を生み出すための仕組みづくりが必要です。

 そこで、このような課題を解消し、地域内をよりスムーズに周遊できるよう、複数の公共交通機関および観光・小売・飲食のサービスを一つのアプリでシームレスに利用できる環境を整備しました。


■本実証の概要

本実証のイメージ図

(1)実証期間:2025年12月1日(月)から2026年1月31日(土)までの2か月間

※年末年始2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は除く

(2)参加者:専用スマートフォンアプリをダウンロードして利用できる方

※本実証ではiOS端末をご利用の方のみ参加可能です

(3)参加方法:

・専用サイトからスマートフォンアプリ「つくチケ」をダウンロードし、必要事項を入力ください。

・公共交通機関を利用する際は、あらかじめアプリ画面を準備の上、改札通過やバス降車時などの利用時に係員にアプリ画面を提示ください。

・観光、小売、飲食のサービス利用時はお会計時にアプリで専用コードを読み取り、利用金額を登録してください。

・市内居住者は1か月、市外居住者は1週間の期間内における交通・観光・小売・飲食などの利用実績に基づき、最大40%の割引が適用されます。

・決済は上記の期間後、アプリに登録したクレジットカードから割引後の金額が事後決済されます。

※詳しい参加方法は下段に記載の専用サイトをご覧ください。

(4)対象の公共交通機関:

①鉄道:都内主要乗車駅およびつくば市内の全駅

首都圏新都市鉄道が運行するつくばエクスプレスのうち対象6駅(秋葉原、北千住、みどりの、万博記念公園、研究学園、つくば) を発着とする経路

②バス:つくば駅および筑波山周辺の路線

関東鉄道が運行する路線バス(筑波山シャトルバス、筑波大学循環、つくばセンター~荒川沖駅他つくばセンター発着の一部路線) ※利用可能な路線は「つくチケ」アプリ内概要をご覧下さい。

およびつくバス(北部シャトルのみ)

③レンタサイクル:

つくば市が運営するレンタサイクル(つくば駅前レンタサイクル、筑波山口レンタサイクル)

④筑波観光鉄道:筑波山周辺のケーブルカー・ロープウェイ

筑波観光鉄道が運行するケーブルカー(筑波山神社から山頂)、ロープウェイ(つつじヶ丘から女体山)

(5)対象の観光・小売・飲食サービス:つくば駅および筑波山周辺の観光施設・小売店・飲食店など

①つくば駅周辺:

国立科学博物館 筑波実験植物園、Beer&Cafe Engi蓮屋権左衛門、茨城の旬むらさき、ホテル日航つくば(レストランセリーナ、中国料理 桃李、つくば山水亭 別邸)、Twin Peaks ツイン・ピークス、クーロンヌつくば、クーロンヌつくばカスミ、Café Boulangerie Takezono、つくばの良い品

②筑波山周辺:

筑波山江戸屋、筑波山ホテル 青木屋、亀の井ホテル 筑波山、フォレストアドベンチャー・つくば、コマ展望台、つつじヶ丘レストハウス、筑波山 杉本屋、神橋亭、おみやげ・お食事処 神田家、いしはま、CAFE 日升庵、筑波山観光案内所、筑波山おもてなし館、仲の茶屋、877Stand


■「つくチケ」概要

・利用期間 :2025年12月1日(月)から2026年1月31日(土)までの2か月間

・専用サイト:https://www.jtb.co.jp/kokunai/tsukuticke/ 

■各事業者の役割

関東鉄道

路線バスなどにおける運行実証

首都圏新都市鉄道

鉄道における運行実証

つくば市(レンタサイクル)

つくばレンタサイクルにおける運行実証

筑波観光鉄道

筑波山ケーブルカー、ロープウェイにおける運行実証

一般社団法人つくば観光コンベンション協会

コンベンション協会

観光・小売施設の調整、地域観光施策との連携

JTB

利用者および交通事業者/観光・小売など

事業者の決済対応

日立製作所

ハンズフリーチケッティングシステムの開発、観光周遊サービスの提供、運行実証の支援、モビリティデータ分析

■お問い合わせ先

関東鉄道株式会社

 自動車部営業二課(平日8:30~17:30)
029-846-5171

首都圏新都市鉄道株式会社

 TXコールセンター

0570-000-298

一般社団法人つくば観光コンベンション協会

事務局

029-869-8333

筑波観光鉄道株式会社

運輸部

029-866-0611

株式会社JTB
広報室 

東京   03-5796-5833

大阪   06-6260-5108

  

株式会社日立製作所

社会ビジネスユニット 社会システム事業部 モビリティソリューション&イノベーション本部

お問い合わせ:社会インフラITシステム:日立 (hitachi.co.jp)

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会社概要

株式会社 日立製作所

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URL
http://www.hitachi.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号
-
代表者名
德永 俊昭
上場
東証1部
資本金
-
設立
1920年02月