AnyMind Group、ベトナムのライブコマース支援企業Vibula社の株式取得(子会社化)を決議
11社目のM&A。AIライバーを活用した24時間365日のライブ配信を中心としたソーシャルコマース領域の強化により、ブランドの成長を支援

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔、以下「当社」)は、ベトナムでライブコマースを中心としたソーシャルコマース(*1)支援を行っているVIBULA GROUP JOINT STOCK COMPANY(読み:ヴィブラ・グループ、創業者:クアン・ヴィン氏、以下「Vibula社」)の株式を取得し、子会社化することについて決議しましたので、お知らせします。
*1:SNSとECを組み合わせた新しい販売手法。商品紹介やライブ配信などを通じて購買につなげるのが特徴
■背景と狙い
当社は、2016年にシンガポールで創業し、アジアを中心に15ヵ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。「Make Every Business Borderless」というミッションのもと、ブランド構築、生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理をワンストップで支援しています。グローバルに統一された各種プラットフォームと、各国に専門性の高いローカルチームを配置しており、ソフトウェアとオペレーションの双方から事業成長を支援するBPaaS(*2)モデルのソリューションを強みとしています。
Vibula社は、2021年にベトナム・ホーチミン市で創業した、ソーシャルコマース支援に強みを持つ企業です。健康・美容、食品、日用品、ファッションなど幅広い業界に対し、ECストアの運用、キャンペーンやインフルエンサーマーケティング、ライブコマースといったブランド企業の支援を行っています。
ベトナムのEC市場は、2024年の220億米ドルから2030年には630億米ドルに拡大する見込みです。また、動画コマースにおけるインフルエンサーの成長率は2022〜2024年で11%増加しており、東南アジア平均(9%)を上回る伸びを見せています。2024年における東南アジア全体のEC市場における動画コマースの構成比も20%に達しており、2022年の5%以下から急速に拡大しており、今後も同分野はさらなる拡大が見込まれます(*3)。
当社ではこれまでに、インドネシアのPT Digital Distribusi Indonesia(DDI社)や、マレーシアのArche Digital社といったEC支援に特化した企業のM&Aを実施し、現地でのオペレーションと当社のテクノロジーを組み合わせたBPaaSモデルでの支援を進めてきました。今回のVibula社との連携により、ライブコマースを中心としたソーシャルコマース領域におけるオペレーションノウハウをさらに強化するとともに、AIライバーにより24時間365日のライブ配信が可能になる「AnyLive」の活用を拡大し、ソーシャルコマース支援のグローバル展開を加速させていきます。
*2:Business Process as a Serviceの略。ソフトウェアとオペレーション支援機能を組み合わせて提供するビジネスモデル
*3:出所「e-Conomy SEA 2024」(Google, Temasek, Bain & Company)
■Vibula社 創業者 クアン・ヴィン氏のコメント
私たちは、実績あるオペレーションとスケーラブルなテクノロジーの力を融合させ、革新的なソーシャルコマースモデルを創出するというビジョンのもと、Vibulaを立ち上げました。このたび、AnyMindグループの一員として新たなスタートを切ることとなり、私たちのビジョンはさらに大きく加速していきます。今後は、ベトナム市場にとどまらず、アジア各国への本格展開も見据えています。EC業界は変革期を迎えていますが、私たちはその中核を担う存在を目指し、次なるステージに向けて果敢に挑戦してまいります。
■AnyMind Group 共同創業者兼代表取締役CEO 十河 宏輔のコメント
当社は、注力領域における事業基盤や組織体制の強化を目的にM&Aを実施しており、今回のVibula社は11件目、東南アジア地域では4件目、EC領域では5件目となります。当社のテクノロジーと、Vibula社が有するライブコマースを中心としたソーシャルコマース領域の知見・オペレーションを掛け合わせることで、EC支援領域における提供価値をさらに高め、ブランド企業の成長と消費者の皆様への新たな購買体験の創出に貢献してまいります。
■VIBULA GROUPについて
VIBULA GROUPは、ライブコマースを中心としたソーシャルコマース支援に特化したベトナム発の企業です。TikTokやShopeeといった主要なSNS・ECプラットフォームに対応し、ブランド企業の販路拡大をサポートしています。ライブ配信の企画運用からインフルエンサーマーケティングまで、ワンストップで提供しています。
URL:https://vibula.asia

■AnyMind Groupについて
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15ヵ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。EC・マーケティング・生産管理・物流などの領域で、11個のプラットフォームやソリューションを展開。プラットフォームとオペレーション支援を組み合わせた「BPaaS」(Business Process as a Service)モデルで提供することで、DX推進と業務の効率化・省人化を実現し、クライアントの事業成長に貢献します。東証グロース上場(証券コード:5027)。
会社名 :AnyMind Group株式会社
設立 :2016年4月
URL :https://anymindgroup.com/ja/
所在地 :東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者 :代表取締役CEO 十河 宏輔
拠点 :日本(東京・佐賀)、シンガポール、タイ(バンコク:2拠点)、ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、インド(ムンバイ・デリー・バンガロール)、インドネシア(ジャカルタ・バンテン)、フィリピン、台湾、香港、マレーシア(クアラルンプール・プタリンジャヤ)、カンボジア、アラブ首長国連邦、上海、深セン、杭州、韓国、サウジアラビア
事業概要:
ブランドコマース事業
ブランド企業及びインフルエンサー・クリエイターなどの個人向けに、EC及びD2C領域を中心としたブランドの設計・企画から、生産管理、ECサイトの構築・運用、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを開発・提供しています。
パートナーグロース事業
Webメディアやアプリを運営するパブリッシャーとクリエイター向けに、自社プラットフォームを活用した収益化及びブランド成長に向けた支援サービスを提供しています。
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