産炭国の石炭採掘・保安技術の向上に貢献
~令和元年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業の全工程を終了~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、令和元年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業の全工程を終了しました。本事業は、技術移転対象国の安全生産に大きく貢献するなど高く評価されています。
本事業は、我が国が保有する石炭採掘・保安技術を、今後、坑内掘りへの移行や坑内掘りの深部化・奥部化が見込まれる産炭国に対して技術移転することで、当該国における石炭採掘・保安技術の向上を目的に実施しているものです。
本年度は、中国、ベトナム、インドネシア、コロンビアの4か国を対象に、国内受入研修では143人、また日本人専門家を派遣して実施する現地指導(海外派遣研修)では延べ14,667人に対して研修を実施し、3月6日をもって全工程を無事終了しました。
研修を実施した産炭各国からは、研修事業に対して、以下のとおり高い評価が寄せられています。
■インドネシア
これまでの石炭採掘・保安研修事業の結果、インドネシアの炭鉱での災害率の低下に貢献。日本の長年にわたる石炭分野での人材育成の成果を活用して良質な石炭の生産を拡大させ、日本に良質な石炭を輸出したい。
■中国
本事業がスタートした2002年は、生産量約16億トンに対して炭鉱災害による死亡者数は6,995人であったところ、2019年には生産量約37億トンに対して死亡者数316人と、生産量が約2.3倍になる一方、死亡者数は22分の1程度まで減少するなど、本事業は中国炭鉱の安全生産に大きく貢献。
■ベトナム
ベトナム炭鉱の生産量拡大、生産効率向上、死亡災害の減少(2002年は生産量約1,700万トン、死亡者数37人であったところ、2019年には生産量4,050万トン、死亡者数13人へ減少。)など、本事業はベトナム炭鉱の安全生産に大きく貢献。
■コロンビア
コロンビアの坑内掘り炭鉱では、通気、落盤による死亡事故が多いことから、日本の通気や落盤に関する坑内保安技術を、座学だけでなく、実技を通じて習得できる研修は非常に有益。
JOGMECは令和2年度以降も産炭国の石炭採掘・保安技術の向上に貢献するとともに、本研修事業を通じて産炭国との関係を強化し、我が国への安定的な石炭資源の供給確保に努めてまいります。
【参考】
■令和元年度事業の実績
【国内受入研修の実績】
■令和元年度事業の実施状況写真
リリース本文はこちら↓
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000083.html?mid=pr_200311
本年度は、中国、ベトナム、インドネシア、コロンビアの4か国を対象に、国内受入研修では143人、また日本人専門家を派遣して実施する現地指導(海外派遣研修)では延べ14,667人に対して研修を実施し、3月6日をもって全工程を無事終了しました。
研修を実施した産炭各国からは、研修事業に対して、以下のとおり高い評価が寄せられています。
■インドネシア
これまでの石炭採掘・保安研修事業の結果、インドネシアの炭鉱での災害率の低下に貢献。日本の長年にわたる石炭分野での人材育成の成果を活用して良質な石炭の生産を拡大させ、日本に良質な石炭を輸出したい。
■中国
本事業がスタートした2002年は、生産量約16億トンに対して炭鉱災害による死亡者数は6,995人であったところ、2019年には生産量約37億トンに対して死亡者数316人と、生産量が約2.3倍になる一方、死亡者数は22分の1程度まで減少するなど、本事業は中国炭鉱の安全生産に大きく貢献。
■ベトナム
ベトナム炭鉱の生産量拡大、生産効率向上、死亡災害の減少(2002年は生産量約1,700万トン、死亡者数37人であったところ、2019年には生産量4,050万トン、死亡者数13人へ減少。)など、本事業はベトナム炭鉱の安全生産に大きく貢献。
■コロンビア
コロンビアの坑内掘り炭鉱では、通気、落盤による死亡事故が多いことから、日本の通気や落盤に関する坑内保安技術を、座学だけでなく、実技を通じて習得できる研修は非常に有益。
JOGMECは令和2年度以降も産炭国の石炭採掘・保安技術の向上に貢献するとともに、本研修事業を通じて産炭国との関係を強化し、我が国への安定的な石炭資源の供給確保に努めてまいります。
【参考】
■令和元年度事業の実績
【国内受入研修の実績】
中国 | ベトナム | インドネシア | コロンビア | |
保安監督官等 | 35名 (3コース) | - | 6名 | 2名 |
企業管理者 | 14名 (2コース) | 22名 (3コース) | 2名 | 3名 |
技術者・講師 | 6名 (1コース) | 48名 (8コース) | 5名 | - |
合計 | 55名 (6コース) | 70名 (11コース) | 13名 (2コース) | 5名(1コース) |
【海外派遣研修の実績】
中国 | ベトナム | インドネシア | |
指導人数 | 938名 | 10,623名 | 3,106名 |
内容 | 貴州省、雲南省の2カ所においてセミナー開催(15日間) | VINACOMIN(注1)傘下の炭鉱会社にて現地指導(5~2月) | HRDCGMC(注2)が指定した炭鉱・鉱山系学校にて現地指導(9~2月) |
(注1)VINACOMIN:ベトナム石炭鉱物産業ホールディングス株式会社
(注2)HRDCGMC:インドネシアエネルギー鉱物資源省人材開発庁地質鉱物石炭人材開発センター
■令和元年度事業の実施状況写真
リリース本文はこちら↓
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000083.html?mid=pr_200311
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