AIデータ社、AI孔明™ on IDX for Customs 輸出入業務を支援する次世代AIモジュール、始動 ~通関・貿易システムオールインワンプロジェクトパートナー募集~
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁 以下AIデータ社)は、次世代AIプラットフォーム「AI孔明™ on IDX」の業界別モジュールとして、通関・貿易業界向けの「AI孔明™ on IDX for Customs」提供開始に伴いパートナーを募集いたします。

国際貿易の現場では、関税・法令・書類・言語・スケジュールが複雑に絡み合い、日々膨大な通関・申告業務が発生しています。一方で、専門人材の不足、誤申告リスクの増加、多様なFTA対応の負担増、HSコードの複雑さといった構造的な課題も年々深刻化しています。本モジュールの位置付けは、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)や貿易管理システム、インボイス管理ツールとの連携を呼びかけ、P/L(パッキングリスト)・B/L(船荷証券)など、さまざまな輸出入書類を統合データ基盤IDXに集約し、その上で税関申告の正確性向上、書類作成業務の省力化、法規・分類判断の補助を行う「貿易業務に特化したAI支援システム」の実現を目指すプロジェクトとなっています。
■通関・貿易業務の課題とAIの役割
• HSコードの分類が複雑化し、判断ミスが高リスク化
• FTA(自由貿易協定)適用判断に時間と経験が必要
• インボイス・P/L等の確認作業に日々膨大な工数
• NACCSとの申請・照合が属人的で非効率
• 通関士や貿易担当者の高齢化・人材不足
こうした課題に対し、AI孔明™は「過去データと法律に基づく分類判断」「書類読解と申請下書きの自動化」によって、プロフェッショナルの意思決定を補完するAI参謀となります。
■ 構成と接続:既存業務に“AIを重ねる”設計
• NACCS・通関申請ツールとの連携(※1)
申告データ、HSコード、貨物概要、特例区分、審査結果をIDXに蓄積。
• IDX基盤で書類・分類データを統合・履歴管理
インボイス・P/L・B/Lの内容をOCR+自然言語処理で構造化し、AIがRAG(検索拡張生成)で活用。
• 生成AI「AI孔明™」による判断支援と作業補助
「この貨物に該当しうるHSコードを提示して」
「FTA適用条件を要件に沿って評価して」
「申告書類をチェックして誤りがないか見て」
「過去に似た輸入申告の履歴をリストアップして」 など、現場の確認・分類・作成業務を効率化。
※1:システム連携によるカスタマイズが必要となります。

■ 主な機能一覧
1. HSコード分類支援(類似事例+法令照合)
→ AIが、候補コードを提示し、選定を支援。
2. インボイス・P/L・B/LのOCR読み取りと構造化
→ 紙・PDFから自動で内容を抽出し、通関用データとして変換。
3. 申告書類の自動下書き・誤り検知
→ 必要項目の不備・金額不一致・分類ミスなどをAIが指摘。
4. FTA適用可能性診断
→ 品目分類・原産地・協定要件を総合評価して、FTA対応の要否をAIが判定。
5. 通関士・輸出入担当者のQA支援チャットボット
→ 「この書類に何が足りない?」「この場合のNACCSコードは?」など、実務的質問に即応。
■ 想定される導入効果 モデルケース

項 目 |
従 来 |
AI孔明導入後(想定) |
---|---|---|
HSコード調査時間 |
約30~60分/案件 |
約5〜10分に短縮 |
インボイス書類確認、 記入作業 |
約20分/1件 |
約5分以下 |
FTA可否判断の準備作業 |
法務+実務で1時間以上 |
AIスクリーニングで20分以内 |
通関申告書類のチェック、 修正時間 |
約15~30分/1件 |
AIドラフト+チェックで5分以下 |
■ 特徴:「業務を置き換える」のではなく「支えるAI」
AI孔明は、人間の判断を否定するのではなく、「経験×データ×法令知識」を補完するパートナーAIとして構築されています。また、継続的に蓄積された申告実績・法改正・取扱傾向をナレッジチームドライブで一元的に管理することで、AI孔明が「その組織専属の判断参謀」として進化します。
■ 製品情報
・製品名:AI孔明™ on IDX for Customs
・提供形式:クラウド対応
・対象データ形式:PDF、Word、画像(OCR変換)など
・主な機能:ナレッジベース構築、AI意味検索、輸出入業務支援
■ 実証導入・通関・貿易業務パートナー募集
現在、AI孔明™ on IDX for Customs では、全国の輸出入・通関関連企業様を対象に、実証導入(PoC)パートナーを募集しています。
・ 通関業務の効率化・自動化を検証したい企業様
・ 属人化・ミス防止・人手不足の解消をAIで実現したい企業様
・ 自社の実データ・現場課題をもとにAI活用を試してみたい事業者様
・ 新規事業やサービス開発にAIを組み込みたい企業様
まずはお手元の通関書類・データを使った無料PoC(概念実証)からご案内可能です。
物流現場・通関現場のリアルな課題をともに解決し、導入後の定着・活用ノウハウまで一緒に構築していく伴走型のパートナーを幅広く募集しています。

■ 通関・貿易システム連携オールインワンプロジェクトパートナー募集
「AI孔明™ on IDX for Customs」は、通関・貿易業界のシステム連携をリードするITサービス・SaaS・SIer各社様との連携パートナーを積極的に募集しています。
たとえば、こんな企業様に
・ 通関ソフトウェア開発企業
→ NACCS連携・AI活用型の新サービス共同開発やAPI連携で業務効率化
・ 貿易実務支援SaaSベンダー
→ インボイス・P.L・B.Lなど多様な帳票のデータ連携とAI自動仕分け
・ ERP・WMS・EDIツール提供企業
→ 輸出入・在庫管理や原価計算と連動したシームレスな業務統合
・ 業界コンサルティング会社・SIer
→ 通関・貿易DXコンサル、AI導入プロジェクトの共同提案・運用支援
・ 業界団体・協会とのプロジェクト型協業
→ 業界全体の標準化・共通インフラ構築への共同参加
共同PoC、API・データ連携、共同プロモーション等、多様な連携スキームに対応可能です。
業界の現場課題や新規事業のご相談も歓迎します。
【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明™』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
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