AIデータ社、AI孔明™ on IDX for Tourism 宿泊・観光業向け生成AI支援モジュール、始動 ~観光・宿泊システムオールインワンプロジェクトパートナー募集
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、次世代AI+データ連携基盤 IDX による業務最適化を支援する「AI孔明 on IDX」を、宿泊・観光業界向けにモジュール化。「AI孔明™ on IDX for Tourism」としてリリースし、観光・宿泊システムと連携するプロジェクトパートナーを募集いたします。

観光業、とくに宿泊業界は、コロナ禍からの急速な回復と同時に、人手不足・多言語対応・価格変動・予約管理の複雑化といった多くの新たな課題に直面しています。本モジュールの位置付けは、宿泊予約管理システムやPMS 宿泊管理システムとの連携を呼びかけ、予約・在庫・稼働率・顧客応対・レビュー・キャンセル傾向などのさまざまな観光業界データを統合データ基盤 IDXに集約・構造化。そのうえで、生成AI 「AI孔明」が業務判断を支援する「観光業界に特化した生成AIシステム」の実現を目指すプロジェクトとなっています。
■ 観光・宿泊業における課題とAIの役割
• 予約チャネルの多様化による在庫調整の煩雑さ
• 繁閑差への人員配置・価格調整が属人的
• 外国人観光客の増加による対応の多言語化
• レビューサイト・SNSの分析不足による機会損失
• キャンセルや無断不泊の傾向分析が進んでいない
これらの課題を、すでに存在しているデータ資産 予約履歴、宿泊実績、レビュー等 を使って、予測・判断・支援へと昇華するAIインフラが求められています。
■ 構成と接続:既存システムに“AIの頭脳”を搭載
• 宿泊予約システムとのデータ連携:
予約情報や、館内管理情報をIDXへ。
• IDX基盤で情報を標準化・分析対応化:
宿泊日、予約経路、稼働率、キャンセル率、単価、レビュー内容、クレーム履歴などを項目別、
施設別・時系列で蓄積。
• 生成AI 「AI孔明」による業務支援:
「この日の空室に最適なプランは?」
「最近レビューで指摘されている点は?」
「週末の稼働率が落ちている理由は?」
「多言語でお客様への返信文を作って」
など、日々の運営上の疑問に自然言語で応答。

■ 主な機能と支援内容
1. 空室率・稼働率の分析から改善案と企画の提案
→ 平日/休日の需要予測、天候や周辺イベントデータも加味し、改善案や新プランをAIが提案、
2. レビュー・アンケートの分析・要約
→ ポジティブ/ネガティブな内容をAIが要約し、改善点と強みをレポート化。
3. 多言語での予約確認・問い合わせ対応
→ 外国語で届いた質問に対し、AIが自動翻訳・自然な返信文を提案 英・中・韓など。
4. キャンセル・ノーショー傾向の可視化と抑制策
→ 時期・客層別にキャンセル率を分析し、キャンセル防止メッセージや条件変更案を自動提示。
5. 経営指標ダッシュボードと自動週報作成(※1)
→ 売上・稼働率・キャンセル率・稼働スタッフ数などを週単位で要約して、AIが報告書を作成。
■ 想定される導入効果 モデル例

指 標 |
従 来 |
AI孔明導入後(想定) |
---|---|---|
想定プランの調整にかかる時間 |
週2~3時間 |
約30分に短縮 |
レビュー分析・活用工数 |
手作業・不定期 |
AI分類で週1回 |
外国語問い合わせ対応時間 |
1件10~15分 |
AI下書きで2~3分に短縮 |
クレーム処理・スタッフFAQ作成 |
属人的、手作業 |
IDX検索+生成AIで即時対応 |
※ダッシュボードや、観光・宿泊システムとの連携には、カスタマイズ開発が必要です
■ 特徴:「施設ごとのAI」にチューニングできる柔軟性
AI孔明™ on IDX for Tourismは、汎用チャットボットとは異なり、宿泊施設ごとの顧客属性・施設規模・レビュー傾向・提供プラン・周辺環境に応じた個別最適化が可能です。
また、OTAの在庫・予約データと連携することで、「AIが提案し、スタッフが判断する」というスムーズな導入プロセスを実現します。
■ 実証導入・パイロット施設パートナー募集
現在、「AI孔明™ on IDX for Tourism」 では、観光・宿泊業界におけるAI活用の効果や業務DXを一緒に検証していただける実証導入(PoC)パートナー施設・企業を全国で募集しています。
▼ こんな施設・企業様におすすめ
・ 旅館・ホテル・グランピング施設・リゾート施設
→ 予約管理や価格調整、レビュー分析、多言語対応などの業務効率化・自動化をAIで実現したい
・ 都市型ホテル・中小規模宿泊施設
→ 人手不足や繁閑差対応、外国人観光客増加への現場課題をデジタルで解決したい
・ 観光事業者・観光協会
→ 地域全体の稼働率アップやインバウンド対応力強化、観光データの集約と利活用を目指したい
・ 新規開業予定の施設や観光スタートアップ
→ AIを活用した新しい宿泊・観光体験やデータ利活用のビジネスモデルを試したい
実際の施設データや業務フローを使った無料PoC(体験導入)からスタート可能。
現場の課題やご希望に合わせて、最適な導入方法をご提案します。
■ システム連携オールインワンプロジェクトパートナー募集
「AI孔明™ on IDX for Tourism」は、観光・宿泊業向けシステムベンダー、ITサービス企業、コンサルティング会社、SIer各社とのシステム連携パートナーおよびプロジェクト共創パートナーを募集しています。
観光庁・経産省の補助金制度を活用した導入支援にも対応可能です。観光再成長の時代に、AIとともに「選ばれる施設」へと進化しませんか?
▼ 連携を想定している企業・プロジェクトの例
・ 宿泊予約管理システム・宿泊管理システムベンダー
→ OTA連携・価格在庫データの自動連携・AI分析付きの新サービス開発
・ 観光DX推進コンサルティング会社・ITインテグレーター
→ 地域やグループ施設全体を巻き込むデータ連携・業務DXプロジェクトの共同提案
・ 多言語対応サービス/カスタマーサポートBPO事業者
→ チャットボットや自動翻訳などAI連携による付加価値強化
・ 観光協会・業界団体・自治体プロジェクト
→ インバウンド対応・データ利活用による地域ブランド向上や標準化
共同プロモーションや業界横断の実証実験プロジェクトにも柔軟に対応します。
「まずは施設や地域でAIの効果を試したい」「自社システムとの連携を相談したい」など、どんなご要望もお気軽にご連絡ください。
■ 「AIエージェント×AI/DXフォーラム ~観光テック July~」
本リリースと関連し、観光業界に特化した生成AIとDX推進の最新事例をご紹介する「AIエージェント×AI/DXフォーラム ~観光テック July~」を2025年7月22日(火)14:00~16:40にハイブリッド形式(日経ビル6F 日経ホール&カンファレンスルーム/オンライン)で開催します。
▼詳細はこちら:https://www.idx.jp/aikoumei/july/
【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。1万社以上の企業、100万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明™』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
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