【豊田高専】学生による工作教室&まち歩き(中山間地域活性化イベント)を開催!
〜授業でもない、部活動でもない、高専発のまちづくり活動〜

豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市 校長:阿波賀 邦夫、以下「豊田高専」)では、学生有志が主体となり教職員有志の支援や地域住民の方々の協力も得て、中山間地域である豊田市笹戸町で、多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」に2015年から継続的に取り組んでいます。2025年9月21日(日)には、公募で選ばれた小学生とともに「ぷかぷかボートコンテスト」と「笹戸町のまち歩き」に取り組みました。
◆豊田高専ドミタウンについて
多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」は、学生と教職員の有志が豊田高専ドミタウン実行委員会を2015年に結成し、活動11年目に入った活動です。ドミタウンとは、「学寮(ドミトリー)の仕組みを取り入れて多世代が交流するまち(タウン)」のことです。豊田高専ドミタウンでは、寮で決まった時間に実施されている「点呼」や高学年が低学年をサポートする「指導寮生(ドミタウンでは“チューター”と呼称)」などの仕組みを取り入れ、参加した小学生に豊田高専の学生寮の仕組みを体験してもらうことにしています。これまで、豊田市笹戸町を活動拠点として、学生、教職員、地域住民の方々、豊田市近隣に居住する小学生たちが一つになって、休耕地を活用した稲作や畑作、科学工作などに取り組んできました。
【豊田高専ドミタウンFacebookページ】 https://www.facebook.com/dormitown/
◆9月21日の工作教室とまち歩き
2025年9月21日(日)の豊田高専ドミタウンは、学生22名、教職員3名、公募で選ばれた小学生12名、地域住民の方々など、総勢40名程度で活動しました。
午前中は、学生が講師役となり、参加した小学生たちはアルミホイルを使って船をつくり、どれだけ多くの荷物(おもり)を運ぶことができるか競いました。どのような形の船を作ればより多くの荷物を積載できるか、高専生たちと一緒に考えながら試行錯誤し、身近なものを使って楽しみながら科学の力を学びました。



午後は、本来は5月に実施した豊田高専ドミタウンで田植えしたもち米の稲刈りを実施予定でした。しかし、前日夜の大雨により、田んぼのぬかるみが激しく、残念ながら稲刈りは断念せざるを得ませんでした。その代わりに、稲刈り予定の田んぼを含めて、笹戸町内の散策(まち歩き)を行いました。初めて笹戸町を訪れた小学生・高専生もおり、「同じ豊田市内でもこんなに自然の多さが違うのか!」と驚いている様子も見られました。


最後の振り返りの時間で参加した小学生に感想を発表してもらうと、「ボートコンテストは思っていたよりうまく船ができて楽しかった!」、「稲刈りができずに残念だったけど、楽しかった!」などの感想が聞けました。「次も参加したい!」と言ってくれた小学生も多く、高専生も講師役としてだけでなく、笹戸町内の散策でも一緒に楽しむ姿が見られました。高専生からは、楽しかったという感想以外にも、「農業は自然に合わせて取り組む必要があるのだと実感した」、「小学生と一緒に楽しめてよかった!」などの声がありました。
◆豊田工業高等専門学校について
高等専門学校(以下「高専」)は、社会が必要とする技術者を養成するために1962年(昭和37年)に設立されました。高専は、中学校の卒業生を受け入れて、1学科40名による5年間の一貫教育を行う高等教育機関です。
豊田高専は1963年(昭和38年)に愛知県豊田市に設立され、幅広く豊かな人間教育を目指し、数学・英語・国語などの一般科目と実験・実習を重視した専門科目に基づくカリキュラムにより、実践的、専門的な技術者教育を行っています。
卒業生は、約半数が国立大学の3年次編入学や高専の専攻科に進学し、約半数が多様な産業分野で実践的技術者として活躍しています。

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 豊田工業高等専門学校
所在地:愛知県豊田市栄生町2-1
校長:阿波賀 邦夫
設立:1963年
URL:https://www.toyota-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
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