【岡山大学】岡山大学病院の総合診療棟に“ホスピタルアート”を導入しました
2022(令和4)年 3月 6日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学病院は、2022年3月1日、総合診療棟3階通路と4階ICU前待合スペースに、ホスピタルアートを導入しました。
ホスピタルアートは、療養環境にアートを取り入れることで、病気や治療に対する心配や不安な気持ちを少しでも和らげ、癒しを与えられるような豊かな空間を創出することを目的としています。
このたびホスピタルアートを取り入れたのは、患者さんが病室から手術室に向かう通路(3階)とICU(集中治療室)前の待合スペース(4階)の壁面です。手術を控えて不安な気持ちでいっぱいの患者さんや心配しながら手術を待ったり、術後の患者さんに付き添うご家族の方々のためにと、この場所を選びました。
導入にあたっては、広島県廿日市市で色彩プロデューサーとして活動する稲田恵子さんに依頼し、兵庫県在住の現代美術家である西山美なコさんに描いていただきました。西山さんは、ピンク色の作品を制作されることで知られているアーティストで、穏やかでホッとするような気持ちを色と形で表す世界観とその芸術性の高さで評価を得ています。
ホスピタルアートは、どちらのエリアもピンクを基調とした優しい印象のデザインで、人体に害のない塗料を使い、直接壁面に塗って描いています。お子さんが手で触れても安全です。
3階通路は丸いドットの模様が歩いていく方向に軌道を描いてつながるイメージ、4階待合スペースは大きな花のような形が優しいピンク色のグラデーションで包まれるような空間になるよう表現されています。
西山さんは「岡山のフルーツなども連想しつつ、主張しすぎず、見る人によって自由にイメージが膨らむように考えました。私自身も慢性疾患を抱え疼痛治療を行っており、患者さんやご家族の不安や辛さが少しは分かるようになりました。病院を訪れる方々、働いておられる方々が少しでも明るい気分になり、癒されるようなホスピタルアートにしたいと思って取り組みました」と話しています。
稲田さんは、これまでにも国立病院機構福山医療センター、福山市民病院小児病棟(福山市)、JA広島総合病院(廿日市市)などでホスピタルアートをプロデュースしており、「昔々、“患部に手を当てる”という人間の持つ素朴な行為は、人と人を「気持ち」でつないだ治療法として存在していました。今、最新の医療現場において、この原始的とも思える“ふれあい”が強く求められており、厳しい状況であるほどその必要性は高いと考えます。現代の“ふれあい”も、色・形・音・香り・光などの『アート』がその役目を引き受けて、人間の五感にやさしく刺激を与え、対話を生み、生きることへの前向きな姿勢を整える“手当て”として、再び動き出したのです」と、ホスピタルアートの意義を語っています。
岡山大学病院では、今後も院内の他のエリアを含めてホスピタルアートを取り入れるなど、病院を訪れるすべてのみなさまに癒しを与えられるような空間をさらに広げていきたいと考えています。
なお、今回導入したエリアのホスピタルアートは、院内で売店や食堂などを運営する一般財団法人積善会の温かいご支援により実現しました。
◆作家紹介
西山美なコ NISHIYAMA Minako (現代美術家)
兵庫県生まれ。1989年京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。京都精華大学立体造形コース非常勤講師。
これまでに、帝京大学医学部附属溝口病院(神奈川)、愛知医科大学病院(愛知)、北野病院(大阪)、千代田病院(宮崎)でホスピタルアートの実績。
http://www.yoshimiarts.com/index.html
◆プロデューサー紹介
稲田恵子 INADA Keiko (有限会社 稲田恵子オフィス代表)
兵庫県姫路市生まれ。神戸山手短期大学教養科卒業後、神戸ドレスメーカー学院専攻科(現神戸ファッション専門学校)修了。グラフィックデザイナー・山下新治氏、カラーリスト皆美あい氏に師事。企業や病院、学校などの施設内の配色などを助言する色彩プロデューサーとして活躍し、2002年からホスピタルアートのコーディネーターを務める。県立広島病院(広島市)、笠岡第一病院(笠岡市)、国立病院機構米子医療センター(米子市)、国立病院機構福山医療センター(福山市)など実績多数。広島県廿日市市在住。
http://www.revive-color.com/index.html
◆参考
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・一般財団法人積善会
http://www.sekizenkai.or.jp/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学病院 企画・広報課
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-6749
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index344.html
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年3月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000528.000072793.html
岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学病院は、2022年3月1日、総合診療棟3階通路と4階ICU前待合スペースに、ホスピタルアートを導入しました。
ホスピタルアートは、療養環境にアートを取り入れることで、病気や治療に対する心配や不安な気持ちを少しでも和らげ、癒しを与えられるような豊かな空間を創出することを目的としています。
このたびホスピタルアートを取り入れたのは、患者さんが病室から手術室に向かう通路(3階)とICU(集中治療室)前の待合スペース(4階)の壁面です。手術を控えて不安な気持ちでいっぱいの患者さんや心配しながら手術を待ったり、術後の患者さんに付き添うご家族の方々のためにと、この場所を選びました。
導入にあたっては、広島県廿日市市で色彩プロデューサーとして活動する稲田恵子さんに依頼し、兵庫県在住の現代美術家である西山美なコさんに描いていただきました。西山さんは、ピンク色の作品を制作されることで知られているアーティストで、穏やかでホッとするような気持ちを色と形で表す世界観とその芸術性の高さで評価を得ています。
ホスピタルアートは、どちらのエリアもピンクを基調とした優しい印象のデザインで、人体に害のない塗料を使い、直接壁面に塗って描いています。お子さんが手で触れても安全です。
3階通路は丸いドットの模様が歩いていく方向に軌道を描いてつながるイメージ、4階待合スペースは大きな花のような形が優しいピンク色のグラデーションで包まれるような空間になるよう表現されています。
西山さんは「岡山のフルーツなども連想しつつ、主張しすぎず、見る人によって自由にイメージが膨らむように考えました。私自身も慢性疾患を抱え疼痛治療を行っており、患者さんやご家族の不安や辛さが少しは分かるようになりました。病院を訪れる方々、働いておられる方々が少しでも明るい気分になり、癒されるようなホスピタルアートにしたいと思って取り組みました」と話しています。
稲田さんは、これまでにも国立病院機構福山医療センター、福山市民病院小児病棟(福山市)、JA広島総合病院(廿日市市)などでホスピタルアートをプロデュースしており、「昔々、“患部に手を当てる”という人間の持つ素朴な行為は、人と人を「気持ち」でつないだ治療法として存在していました。今、最新の医療現場において、この原始的とも思える“ふれあい”が強く求められており、厳しい状況であるほどその必要性は高いと考えます。現代の“ふれあい”も、色・形・音・香り・光などの『アート』がその役目を引き受けて、人間の五感にやさしく刺激を与え、対話を生み、生きることへの前向きな姿勢を整える“手当て”として、再び動き出したのです」と、ホスピタルアートの意義を語っています。
岡山大学病院では、今後も院内の他のエリアを含めてホスピタルアートを取り入れるなど、病院を訪れるすべてのみなさまに癒しを与えられるような空間をさらに広げていきたいと考えています。
なお、今回導入したエリアのホスピタルアートは、院内で売店や食堂などを運営する一般財団法人積善会の温かいご支援により実現しました。
◆作家紹介
西山美なコ NISHIYAMA Minako (現代美術家)
兵庫県生まれ。1989年京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。京都精華大学立体造形コース非常勤講師。
これまでに、帝京大学医学部附属溝口病院(神奈川)、愛知医科大学病院(愛知)、北野病院(大阪)、千代田病院(宮崎)でホスピタルアートの実績。
http://www.yoshimiarts.com/index.html
◆プロデューサー紹介
稲田恵子 INADA Keiko (有限会社 稲田恵子オフィス代表)
兵庫県姫路市生まれ。神戸山手短期大学教養科卒業後、神戸ドレスメーカー学院専攻科(現神戸ファッション専門学校)修了。グラフィックデザイナー・山下新治氏、カラーリスト皆美あい氏に師事。企業や病院、学校などの施設内の配色などを助言する色彩プロデューサーとして活躍し、2002年からホスピタルアートのコーディネーターを務める。県立広島病院(広島市)、笠岡第一病院(笠岡市)、国立病院機構米子医療センター(米子市)、国立病院機構福山医療センター(福山市)など実績多数。広島県廿日市市在住。
http://www.revive-color.com/index.html
◆参考
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・一般財団法人積善会
http://www.sekizenkai.or.jp/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学病院 企画・広報課
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-6749
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index344.html
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年3月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000528.000072793.html
岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
すべての画像