【津山高専】京都大学化学研究所・大学院農学研究科特別講演を開催

津山工業高等専門学校(岡山県津山市 校長:佐藤 貴哉 以下「津山高専」)では、令和7年9月24日(水)に京都大学化学研究所・京都大学大学院農学研究科特別講演とパネルディスカッションを開催しました。本プログラムは、津山高専技術交流プラザ(※1)と共催し、特別講演を実施するとともに高分子に関するパネルディスカッションをとおして、最新の研究情報の獲得とバイオマスの理解を深めることを目的として行いました。
◆京都大学から講師を迎えて特別講演
講師として、京都大学化学研究所の辻井敬亘教授、京都大学大学院農学研究科の上高原浩教授をお迎えしました。
辻井敬亘教授からはポリマーに関して、上高原教授からはセルロースに関して、ご自身の専門的な研究内容についての講演があり、質疑応答では学生から積極的に質問がありました。

◆パネルディスカッション
パネルディスカッションは、講師の2名に加え、銘建工業株式会社の孕石剛志氏、株式会社旭ポリスライダーの居森博和氏、津山高専の総合理工学科機械システム系の山口大造教授をパネラーに迎え、「環境と人にやさしい高分子材料の実用化」をテーマとして行いました。
その中では企業側が現在困っていること、生産効率の向上に伴うロット数を増やすための取組等について、活発な意見交換が行われました。

当日は、京都大学から多数の学生の参加もあり、講演に先立って行われた、津山高専の施設見学では、「非常に設備の整った学校」と感想がありました。
(※1)津山高専技術交流プラザは、津山高専と地域産業界等との交流を深め、地域産業の発展に寄与するとともに、津山高専の教育研究の振興を図るため活動しています。
◆津山工業高等専門学校について
津山工業高等専門学校は、昭和38年(1963年)に実践的かつ創造的な技術者を養成する高等教育機関として創設されました。そして、産業構造変化に対応しつつ社会が求める教育研究システム構築のため、平成28年度に既存の専門分野である4学科を一つの学科「総合理工学科」へ再編・統合しました。本科は、1学科4系(先進科学系、機械システム系、電気電子システム系、情報システム系)で構成され、5年間一貫教育により、実践性と創造性を併せ持つ高度技術者を養成するための国立の高等教育機関です。異分野融合力とその基盤となる基礎科学をしっかりと学ぶことのできる学科で、確かな基礎科学を基盤とした高い専門性を身につけるとともに、分野横断的な融合力を備え、複雑・多様化する科学技術に対して課題の探求と具体的な解決策を提示でき、かつ人間や環境に対してグローバルな視点を有する人間性豊かな人材を育成することを目指しています。
さらに専門的な学習を行う2年間の専攻科(機械・制御システム工学専攻、電子・情報システム工学専攻)を有し、融合複合的な教育を行うことにより、国際社会で力を発揮できる中核的技術者を育成することを目指しています。

【学校概要】
学校名:津山工業高等専門学校
所在地:岡山県津山市沼624-1
校長:佐藤 貴哉
設立:昭和38年
URL:https://www.tsuyama-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校、高等教育機関
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