【米子高専】 シグネチャーパビリオン いのちの遊び場 クラゲ館にて高専STEAM教育を活かした体験型アート作品を展示|2025年大阪・関西万博

2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン いのちの遊び場 クラゲ館にて体験型アート作品を展示した

 米子工業高等専門学校(鳥取県米子市 校長:山口利幸 以下「米子高専」)は、大阪・夢洲にて開催した2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン いのちの遊び場 クラゲ館(プロデューサー:中島さち子氏)において、体験型アート作品の展示を学生達が行いました。

 
(1) シグネチャーパビリオン いのちの遊び場 クラゲ館での展示

 「未来を創る量子コンピュータの素材を探せ! 〜光で導く未来社会の樹〜」というテーマで作品展示を行いました。本作品は、量子コンピュータや量子センサーに使用できる未来材料であるNVセンターピンクダイヤモンドを、米子高専生が開発したジャイロ型ムービングヘッドで光り輝かせるという、体験型のアート作品になります。

 本展示は、米子高専が令和2年より取り組んできたSTEAM教育の成果物として位置付けられます。クラゲ館のプロデューサーである中島さち子氏とは、令和4年および令和5年に米子高専で実施した“地域文化×光・音×プログラミング”というSTEAM授業でコラボレーションを行ったのを契機に交流を深めてきました。当該STEAM授業の中では、光・音をどのようにプログラミングで演出し、より魅力的な表現につなげるかという内容を中島氏から教えて頂きました。そこでの経験が、今回の万博展示にも活かされています。

 展示作品は2XXX年を想定したものになります。量子コンピュータの使用が当たり前となった未来社会を舞台に、ピンクダイヤモンドの光特性を活かした体験型アート作品に仕上げました。そして、"光×アート×高専"で遊びの中に学びがある空間を創りあげました。作品では、来場者に量子コンピュータの素材であるNVピンクダイヤモンドが隠れている樹に対して青色の光を照射してもらい、未来の素材を探すゲームを体験してもらいました。なお、光を操る方法には、米子高専生がプログラミングしたジャイロ型のムービングヘッドを使いました。またNVピンクダイヤモンドは国立研究開発法人物質・材料研究機構/株式会社Diancyの高野義彦博士により提供されたものを使用しました。

 展示を行った二日間とも大盛況で、満員御礼の企画となりました。参加者からは「楽しく体験できました~!」「学生の皆さんの頑張りがとても良く分かりました」「ピンクダイヤモンドを探すのが楽しかった」という意見を頂きました。

当日の様子①
当日の様子②
当日の様子③
当日の様子④
当日の様子⑤
当日の様子⑥
展示したNVセンターピンクダイヤモンド
当日の様子⑦

(2) 読売新聞 高専未来チャレンジでの展示

 クラゲ館での展示内容の前身となる作品を、令和7年6月18日(水)と19日(木)の二日間、大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」で開催された読売新聞社共催のイベント「EXPO共鳴フェス-万博から描く未来社会の技術、デザイン-」にも出展しました。本展示会は、国内外から集まる人々や企業と一緒に新たなイノベーションを起こし、KOSENが描く未来社会を世界に発信することを目的としたものになります。全国高専から選抜された30チーム(海外高専5チームを含む)が参加しました。

 米子高専からは「光を生ける ~Tech×華道による新たな日本文化を体験~」という内容で、高専の技術力×日本文化を題材とした”未来型の光の生け花”を展示しました。また、(四季に加えて)五つ目のオリジナルの季節を作る体験もできる要素も入れ込みました。自分の感性に従い、思い思いの作品を作ってもらうことで、自身の内面と向き合うことができる展示となっています。なお、作品の体験手順は次の①~⑤になります。① 好きな花(光・音)を4本生ける、② センサ類(ジャイロ・脈波)による制御を体験してもらう、③ Google Mapsのストリートビューから光を生けたい場所を選ぶ、➃ 自動的に作品を撮影、⑤ デジタル地図上に保存される(後からでも各自のスマホで見ることができるようになる)

 長い行列ができるなど大変好評でした。また、作品を体験をした来場者からは「とても面白かった!」「アイデアが斬新」「光の演出が凄く綺麗!」などの声を頂きました。

当日の様子①
当日の様子②
当日の様子③
当日の様子④
当日の様子⑤
当日の様子⑥
当日の様子⑦
当日の様子⑧

(3) 米子市長への表敬訪問

 2025年大阪・関西万博での学生の活躍を報告するため、令和7年10月2日(木)に伊木隆司米子市長を表敬訪問しました。訪問の際には、クラゲ館に展示した光アートの作品の一部をデモ機として持ち込み、伊木市長に体験をして頂きました。伊木市長からは「創造性と技術力が融合した、未来社会を支える要素の込もった素晴らしい内容です」とお褒めの言葉を頂きました。

 また、展示に関わった学生達は、自分達の創造性や技術力が万博という大舞台でも通用したことに自信を深め、大変有意義な経験になったようです。今後も引き続き、高専の創造性と技術力を活かして社会貢献を続けていきたいと思います。

米子市長(伊木隆司さま)への表敬訪問を行い、2025大阪・関西万博での米子高専学生の活躍を報告しました

◆米子工業高等専門学校について

 米子工業高等専門学校は、国内そして鳥取県を代表する国立の高等教育機関として、昭和39年に創設しました。また、第4次産業革命、Society5.0などの社会変容が急激に進む中において、時代の変化と技術の急速な進歩に対応すべく、令和3年4月、これまでの5学科を、1学科・5コース制の「総合工学科(機械システムコース、電気電子コース、情報システムコース、化学・バイオコース、建築デザインコース)」に改組しました。

米子工業高等専門学校

【学校概要】

学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 米子工業高等専門学校

所在地:鳥取県米子市彦名町4448

校長:山口 利幸

設立:1964年

URL:https://www.yonago-k.ac.jp/

事業内容:高等専門学校・高等教育機関

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学校・大学
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会社概要

URL
https://www.kosen-k.go.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都八王子市東浅川町 701-2
電話番号
-
代表者名
谷口 功
上場
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資本金
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設立
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