【日常に「読書」の「栞」を】オールジャンルの雑誌「スピン/spin」第6号(12月18日発売予定)の表紙と目次を公開
表紙の「ことば」は作家の池澤夏樹さん。作家・小原晩さんが短篇を発表。「紙の話」では漫画家・はるな檸檬さん、声優・斉藤壮馬さん他が「TAKEO PAPER SHOW 2023」を巡る原稿を特別寄稿。
ジャンルを超えてお届けする「スピン/spin」第6号!
オールジャンルの雑誌「スピン/spin」。「表紙」には毎号、「日常に『言葉』の『栞』を」をテーマにした書き下ろしの「ことば」が掲載されます。第6号を飾るのは、作家・池澤夏樹さん。「言葉」の魅力と本質を考えさせる「ことば」をいただきました。
また、「表紙」と「目次」の紙は、紙の専門商社・株式会社竹尾とコラボレーションし、現在庫限りとなった紙や、新しい紙など、毎号違う「紙」を使用してお届けしております。
◉表紙の紙=「玉しき さしこ」(ゆき)*現在庫限り
https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=245
◉目次の紙=「レザック16」(ケイコウイエロー)*販売中
https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=746
表紙は刺し子のような模様が散りばめられた美しいファインペーパー、目次は「レザーライク(革のような)」を意味するレザックシリーズで、蛍光イエローの色が眩しく映えるエンボスペーパーです。実物でなければ伝わらない魅力溢れる「紙」たち――ぜひ手に取って、視覚・触覚でお楽しみください(連載「紙のなまえ」も参照ください)。
ジャンルを超えた9名の豪華小説連載陣(一穂ミチさん、大森美香さん、尾崎世界観さん、恩田陸さん、佐原ひかりさん、鈴木涼美さん、堂場瞬一さん、中村文則さん、藤沢周さん)はもちろん、第6号も注目作品をお届けします。
巻頭を飾るのは、作家・小原晩さんの短篇「けだるいわあ」。意識と無意識が漏れるように流れる物語――個人に寄り添いながら、あるひとりの「日常(=生活)」を柔らかな視線で見事に切り取った傑作です。
最果タヒさんがキャラクターに捧げる「詩」の連載「キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる」第3回は「ゴールデンカムイ詩集」です。生命の塊を、ぜひ、感じてください。
音楽クリエイター・ピノキオピーさん「歌詞の話」第3回は「すろぉもぉしょん」を巡る創作秘話です。
最果タヒさんがさまざまな方々を「宝塚」へお誘いする連載往復書簡「ときには恋への招待状」。第4回のゲストは作家の綿矢りささん!
もちろん多様な書き手によるエッセイにもご注目ください。
エッセイは「パチンコ(上)」で岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家の金山寿甲さん、「本の話」はグラフィックデザイナーの坂野公一さんに寄稿いただきました。
さらに斉藤壮馬さんの異色の連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真さんの連載「詩歌の話」に加えて、好評連載書評「絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本」では伊野尾宏之さん(伊野尾書店)、内田剛さん(ブックジャーナリスト)、谷崎由依さん(作家)が「絶版本」への熱い思いを語ります。
株式会社竹尾とのコラボ企画「紙の話」は、今号も特別編でお届けします。5年ぶりの開催となった「TAKEO PAPER SHOW 2023」(10月13日〜22日)を訪れた、はるな檸檬さん(漫画家)、斉藤壮馬さん(声優)、八木寧子さん(文芸批評・書店員)による特別寄稿をお楽しみください。
今号の「スピン/spin」は、「紙」とポール・コックスさんの「絵」が合わさって、まるで雪の中に置かれたクリスマスプレゼントのようになりました。
年末、ぜひ、本誌とともにお過ごしください。
[短篇]
・小原晩 けだるいわあ
[エッセイ]
・金山寿甲 生さんまの炭火焼き
[連載小説]
・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第6回)
・大森美香 花と葉(第5回)
・尾崎世界観 すべる愛(第6回)
・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第6回)
・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第5回)
・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第6回)
・堂場瞬一 連作 罪と罪(第6回)
・中村文則 彼の左手は蛇(第2回)
・藤沢周 利休残照(第6回)
[連載詩]第3回
・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――ゴールデンカムイ詩集
[歌詞の話]第3回
・ピノキオピー 歌詞 すろぉもぉしょん/エッセイ 珍しくない恥
[連載往復書簡] 第4回
・最果タヒ ときには恋への招待状
――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=綿矢りさ
[紙の話] 特別編
・はるな檸檬 一枚に宿る無限の夢
・斉藤壮馬 紙でできた宇宙
・八木寧子 紙の声
[詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第6回
・渡辺祐真 意味を抑えて、音を楽しめ
[本の話]
・坂野公一 引き継いだもの
[連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本]
・伊野尾宏之 就職しなくてもなんとかなっている人たちの人生話
・内田剛 涙をのんだ3冊
・谷崎由依 デュアのこと
[連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第6回
・斉藤壮馬 「月に堕ちても」
[紙のなまえ]
「スピン/spin」第6号 書誌情報
■誌名/号数 :スピン/spin 第6号
■雑誌コード :07822-01(文藝 2023年冬季号増刊)
■定価 :330円(税込)
■仕様 :A5判/並製・平綴じ/160P
■発売日 :2023年12月18日(月)
■ブックデザイン:佐々木暁
■装画 :ポール・コックス(Paul Cox)
■本文挿画 :塩川いづみ http://shiokawaizumi.com
■協力 :株式会社竹尾 https://www.takeo.co.jp
■書誌ページ
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980621/
■「スピン/spin」Webページ
【「スピン/spin」定期購読のご案内】
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*年間定期購読をお申し込みいただいた方には「スピン/spin」特製栞をプレゼントします。
*4号分の定期購読で必ずもらえる特典「特製栞3枚セット」の詳細は下記をご覧ください。
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