【鳥羽商船高専】災害時における練習船鳥羽丸の活用について地元地域と意見交換

海からの支援体制を構築するため地域との連携を強化

鳥羽海上保安部および県議との意見交換の様子(左)、三重県防災対策部による視察の様子(右)

 鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市、校長:古山 雄一、以下「鳥羽商船高専」)は、令和7年9月24日(水)に鳥羽海上保安部および野村保夫三重県議員と、同年10月10日(金)に三重県防災対策部と、災害時における練習船鳥羽丸および桟橋の活用について、意見交換を行いました。

 令和7年3月に竣工した練習船「鳥羽丸」には、災害支援に対応できる機能が備わっています。あわせて鳥羽商船高専の桟橋も改修され、災害時に支援船を受け入れられる仕様へと拡張されました。鳥羽商船高専では、これらの機能を地域の防災活動に生かすべく、関係機関との連携強化を進めています。

齊心船長(右から3人目)が鳥羽海上保安部と野村議員に説明する様子

海からの支援体制を検討

 鳥羽海上保安部および野村議員との意見交換では、三重県が離島やリアス式海岸といった地形的特性を持つことを踏まえ、海からの支援体制や、鳥羽商船高専の桟橋が海上と陸上を結ぶ災害支援拠点として活用できる可能性について意見が交わされました。

災害支援機能を活かした連携

 三重県防災対策部との意見交換では、三重県が能登半島地震での支援活動を通して得られた知見をもとに、練習船「鳥羽丸」の活用方法について協議が行われました。今後は、海上からの支援を想定した訓練の実施についても検討が進められる見込みです。

齊心船長(真ん中)が船内の設備等を紹介する様子

地域とともに、防災・減災に取り組む

 鳥羽商船高専の所在する三重県では、南海トラフ地震など大規模災害への備えが進められています。鳥羽商船高専では、地域と連携した防災・減災への取り組みが重要であると考えており、古山雄一校長は「陸上での支援が難しい場合には、練習船『鳥羽丸』を積極的に活用してほしい。今後も地域と協力しながら支援体制を整えていきたい」と述べました。鳥羽商船高専は、今後も、地域との連携を深めながら、海から支える防災・減災対策に取り組んでまいります。


概要

鳥羽海上保安部・野村議員との意見交換

◆日時

令和7年9月24日(水)

◆場所

鳥羽商船高等専門学校

◆出席者

鳥羽海上保安部

野村保夫三重県議会議員

齊心俊憲船長

山野武彦機関長

三重県防災対策部との意見交換

◆日時

令和7年10月10日(金)

◆場所

鳥羽商船高等専門学校

◆出席者

三重県防災対策部

古山雄一校長

江崎修央副校長

鎌田功一商船学科長

齊心俊憲船長

大原真樹総務課長


鳥羽商船高等専門学校について

 鳥羽商船高等専門学校は明治8年(1875年)に芝新銭座二番地に航海測量習練所として創基し、その分校として明治14年(1881年)8月20日に三重県鳥羽町に鳥羽商船黌として創立されました。日本にある5商船高専のうち最も歴史の古い商船系高等専門学校です。船員を養成する商船学科とエンジニアを養成する情報機械システム工学科の2学科で構成され、科学的思考と高度な知識・技術を習得し、地域社会から世界まで幅広く活躍できる技術者を育成しています。

左写真|鳥羽商船高等専門学校の外観(奥側)・練習船が停泊する桟橋(手前側)、右写真|令和7年3月竣工の練習船鳥羽丸四代目

【学校概要】

学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校

所在地:三重県鳥羽市池上町1番1号

校長:古山 雄一

設立:1881年

学校ウェブサイト:https://www.toba-cmt.ac.jp/

事業内容:高等専門学校、高等教育機関

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学校・大学
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会社概要

URL
https://www.kosen-k.go.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都八王子市東浅川町 701-2
電話番号
-
代表者名
谷口 功
上場
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資本金
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設立
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