ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)1月
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 1月まとめ
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2018年1月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
■ ヒューマンタッチ独自の2017年11月の建設技術者の有効求人倍率は2.62倍。ハローワークよりも人材需給バランスは良好
人手不足が非常に深刻化している建設技術者(建築・土木・測量技術者)において、厚生労働省が公表している公共職業紹介所(以下「ハローワーク」)の有効求人倍率及びヒューマンタッチの有効求人倍率(※)の推移(=図表①=)をみると、ハローワークにおける建設技術者の有効求人倍率は、4.89倍を記録した2017年5月以降、急激な上昇が続き、2017年11月にはついに6.38倍に達しました。このように有効求人倍率が急上昇する背景には、東京オリンピックに向けて建設市場が活況を呈し、建設技術者の求人が増加しているにも関わらず、ハローワークでは建設技術職を希望する求職者の減少傾向が続いていることがあります。
一方、建設業に特化して有料職業紹介を行うヒューマンタッチにおける建設技術者の有効求人倍率は、一貫してハローワークよりも低い倍率で推移しています。2017年11月のヒューマンタッチの有効求人倍率はハローワークよりも3.76ポイントも低い2.62倍となっており、人材の需給バランスはハローワークと比較して良好です。ヒューマンタッチでは、建設技術者の求人登録者数が、2012年4月から2017年4月比で、8.89倍と増加しており、就職のマッチング率も高いことから、ハローワークより低い有効求人倍率になっていると分析しています。
※ヒューマンタッチの有効求人倍率とは、ヒューマンタッチの登録者1人に対して、ヒューマンタッチにおける求人数が何件あるかを算出したものです。
2017年12月22日に閣議決定された平成30年(2018年)度予算政府案では、防災・安全交付金に1兆1,117億円(2017年度当初予算1兆1,057億円)、道路・河川管理施設等の老朽化対策などの戦略的な維持管理・更新に5,669億円(同5,409億円)を計上するなど、防災・安全、インフラ整備等を中心に前年を上回る予算が投下されています。また、2020年の東京オリンピックに向けての施設関連、インフラ関連の工事も本格化することから、2018年についても建設技術者への需要は高まると思われます。このような厳しい採用環境の中で必要な建設技術者を確保するためには、有料職業紹介所をはじめとして様々な採用チャネルを活用していくことが重要になるのではないかと考えます。
【図表① 建設技術者(建築・土木・測量技術者)の有効求人倍率の推移】
■建設業界の最新雇用関連データ(2017年12月26日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆就業者数は496万人(前年同月比98.4%)、雇用者数は404万人(同98.8%)と、いずれも前年同月より減少
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
◆建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は対前年同月比0.91ポイント上昇して6.38倍となり、先月に引き続き今までにない人手不足の状況が続いている
前年同月比で30カ月連続の上昇で、建設技術者は厳しい人手不足の状況が長期化している
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
◆建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.87ポイント上昇の4.86倍となった
前年同月を31カ月連続で上回り、建設技能工についても厳しい人手不足の状況が長期化している
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
■ ヒューマンタッチ独自の2017年11月の建設技術者の有効求人倍率は2.62倍。ハローワークよりも人材需給バランスは良好
人手不足が非常に深刻化している建設技術者(建築・土木・測量技術者)において、厚生労働省が公表している公共職業紹介所(以下「ハローワーク」)の有効求人倍率及びヒューマンタッチの有効求人倍率(※)の推移(=図表①=)をみると、ハローワークにおける建設技術者の有効求人倍率は、4.89倍を記録した2017年5月以降、急激な上昇が続き、2017年11月にはついに6.38倍に達しました。このように有効求人倍率が急上昇する背景には、東京オリンピックに向けて建設市場が活況を呈し、建設技術者の求人が増加しているにも関わらず、ハローワークでは建設技術職を希望する求職者の減少傾向が続いていることがあります。
一方、建設業に特化して有料職業紹介を行うヒューマンタッチにおける建設技術者の有効求人倍率は、一貫してハローワークよりも低い倍率で推移しています。2017年11月のヒューマンタッチの有効求人倍率はハローワークよりも3.76ポイントも低い2.62倍となっており、人材の需給バランスはハローワークと比較して良好です。ヒューマンタッチでは、建設技術者の求人登録者数が、2012年4月から2017年4月比で、8.89倍と増加しており、就職のマッチング率も高いことから、ハローワークより低い有効求人倍率になっていると分析しています。
※ヒューマンタッチの有効求人倍率とは、ヒューマンタッチの登録者1人に対して、ヒューマンタッチにおける求人数が何件あるかを算出したものです。
2017年12月22日に閣議決定された平成30年(2018年)度予算政府案では、防災・安全交付金に1兆1,117億円(2017年度当初予算1兆1,057億円)、道路・河川管理施設等の老朽化対策などの戦略的な維持管理・更新に5,669億円(同5,409億円)を計上するなど、防災・安全、インフラ整備等を中心に前年を上回る予算が投下されています。また、2020年の東京オリンピックに向けての施設関連、インフラ関連の工事も本格化することから、2018年についても建設技術者への需要は高まると思われます。このような厳しい採用環境の中で必要な建設技術者を確保するためには、有料職業紹介所をはじめとして様々な採用チャネルを活用していくことが重要になるのではないかと考えます。
【図表① 建設技術者(建築・土木・測量技術者)の有効求人倍率の推移】
■建設業界の最新雇用関連データ(2017年12月26日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆就業者数は496万人(前年同月比98.4%)、雇用者数は404万人(同98.8%)と、いずれも前年同月より減少
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆公共職業紹介所における新規求人数は64,824人(前年同月比108.9%)と16カ月連続で前年同月を上回り、建設業界における人材需要は活発な状況が続いている
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は対前年同月比0.91ポイント上昇して6.38倍となり、先月に引き続き今までにない人手不足の状況が続いている
前年同月比で30カ月連続の上昇で、建設技術者は厳しい人手不足の状況が長期化している
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.87ポイント上昇の4.86倍となった
前年同月を31カ月連続で上回り、建設技能工についても厳しい人手不足の状況が長期化している
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】 ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2018年1月) http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201801.pdf ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。 |
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL :http://human-touch.jp/
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