白く輝く“巨大ねぶた”に700人が挑んだ、共創・実践型学習の集大成
京都芸術大学「瓜生山ねぶた2025」点灯式、9月10日開催
約23,000人の学生が学ぶ国内最大級の総合芸術大学である京都芸術大学(京都市左京区/学長 佐藤 卓)は、1年生が取り組む実践型学習「マンデイ・プロジェクト」の集大成として、「瓜生山ねぶた2025」の点灯式を9月10日(水)に開催します。
青森ねぶたの技術を応用し、白一色の巨大ねぶたを2週間で制作。参加学生数は約700名にのぼり、制作風景や完成作品は、多くの地元住民が見学に訪れる本学の夏の風物詩となっています。

■ 瓜生山ねぶた2025 概要
イベント名:瓜生山ねぶた2025 点灯式
日時:9月10日(水)18:00~(受付開始 17:30)
会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス内(京都市左京区北白川瓜生山2-116)
ねぶた制作期間:8月26日(火)~
一般公開期間:9月11日(木)~9月16日(火)
■ 和紙の一色で制作する「瓜生山ねぶた2025」
2025年のテーマは「ん」。学生たちがゼロから発想し、わずか2週間ほどで制作にのぞみます。2025年度は、例年よりも抽象度が高いテーマであり、創造性豊かで斬新な作品になることが期待されます。
「瓜生山ねぶた」は、青森市の伝統行事「青森ねぶた」から、その制作技術や共同作業のプロセスなど多くを学んでいます。木材や針金、木工ボンド、和紙、道具はペンチなどを利用し、あえて色彩を省き、和紙の白一色で制作することで、針金の線による装飾や和紙の重ね貼りといった造形表現を際立たせ、独自の発展を遂げてきました。

■ 実践型学習(PBL)「マンデイ・プロジェクト」
京都芸術大学では、実社会における複雑で「正解のない問い」に対し、学生が主体的に向き合い、課題解決を通じて実践力を養う「実践型学習(PBL:Project Based Learning)」を全学的に推進しています。その先進事例が、1年生が履修する「マンデイ・プロジェクト」です。毎週月曜日に多様なワークショップを行い、「考え方を考える/つくり方をつくる」という理念のもと、教員は知識を伝えるだけではなく、同じ学び手として学生と共に学び合います。
10学科24コースからなる1クラス約35名の学生が集まり、互いの専門や価値観を共有しながら、創造的に課題を発見し、正解のない問いに向き合う姿勢と探究心を養います。こうした協働と探究の経験が、社会で活躍するための基礎力につながります。「マンデイ・プロジェクト」の集大成が今回開催する「瓜生山ねぶた」です。
■ 学生インタビュー(2024年実施時)
プロジェクトに参加して学べたこと(舞台デザインコース・3年生)
「集団制作だからこその楽しさ」を強く感じました。さまざまな感覚や価値観を持つ仲間がいたからこそ、完成まで繋げられたのだと思います。もう完成しないかもしれないと思う瞬間や、逃げ出したい時もありました。しかし、みんなで向き合ったからこそ見れた景色がありました。無事形になった瞬間は言葉にできません。困難なことにも逃げずに立ち向かう力が身につき、人としてレベルアップできたと感じています。
【公式】京都芸術大学 YouTubeチャンネル、「瓜生山ねぶた」制作の記録 |京都芸術大学マンデイプロジェクトより
■ 京都芸術大学について
国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に"社会と芸術"の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/
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