【高知高専】情報セキュリティコース学生(当時)がWi-Fiルーターの脆弱性を発見、情報が公開されました

高知工業高等専門学校(高知県南国市 校長:江口忠臣 以下「高知高専」)のソーシャルデザイン工学科 情報セキュリティコース近森麗彰さん(当時5年生)と立川崇之教授(当時・現 滋賀県立大学)により発見されたWi-Fiルーターの脆弱性情報が、JVN(Japan Vulnerability Notes:ソフトウェア製品の脆弱性に関する情報等を提供するポータルサイト)において令和7年11月7日(金)に公開されました。
本件は、情報システムにおける様々な脆弱性(脆弱性:セキュリティ上の弱点)を体験する教材開発という卒業研究のテーマを進めていた際に、未知の脆弱性を発見したものです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のガイドラインに従って適切な届出を行い、開発者による対策がなされたため、公開に至りました。
近森麗彰さん(卒業生)のコメント
「セキュリティというとPCやスマートフォンばかりを想像しますが、ルータやIoT機器のようにインターネットへ接続する機器も同様に攻撃の対象になるので、それらの機器のセキュリティにも気を付けましょう」
脆弱性の情報
JVN#13754005
バッファロー製Wi-Fiルーター「WSR-1800AX4シリーズ」における強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性
https://jvn.jp/jp/JVN13754005/index.html
情報セキュリティコースについて
高知高専は、全国の国立高専の中で唯一セキュリティの学びに特化した「情報セキュリティコース」を有し、安心・安全な暮らしを支える情報基盤と豊かな社会をデザインする人材の育成を目指しています。
高知工業高等専門学校について
日本そして世界を取り巻く環境は大きな変革期にあるといえます。経済発展が進む中で、解決すべき社会的課題は複雑化してきており、現在の社会システムでは経済発展と社会的課題の解決を両立することは困難な状況になってきています。その一方で、IoT、ロボット、人工知能(AI)といった新たな技術の発展が進んできており、日本は、課題先進国として、これら先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立していく新たな社会の実現を目指しています。
高知高専は、これからの社会の変化と時代のニーズに対応できる人材を育成するため、幅広い分野の知識・技術に触れ、専門分野と多面的な知識を融合し、判断力や人間力を備えた人材の育成を目指しています。

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 高知工業高等専門学校
所在地:高知県南国市物部乙200-1
代表者:代表者:江口 忠臣
設立:1963年
URL:https://www.kochi-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
