AIデータ社×リーガルテック社、ロボットIPテンプレート実装開始 〜 日本発フィジカルAI技術の産業活用を加速する知財流通モデルを共同構築 〜
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁)と、リーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:平井 智之)は、日本発のフィジカルAI技術を対象とした共同発表として、AI知財プラットフォーム「Tokkyo.Ai」とロボット知能基盤「AI Robotics on IDX」を活用した「ロボットIPテンプレート」の実装を開始した。

■ 背景
日本のロボット産業はFA、自動搬送、介護支援などの多様な分野で高度な制御・センシング・ロボティクス技術を蓄積してきました。しかし、開発ノウハウが属人化し、知財化や事業化が進みにくいという課題が存在していました。両社はこの状況に対応すべく、技術資産の明確化・権利化・流通を一体で実現する仕組みづくりを進めてきました。
■ 課題
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技術ノウハウが企業内に閉じ、外部提供や共同研究へ展開しづらい構造
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特許戦略や知財マネジメントが十分に機能せず、収益機会が限定される状況
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産業横断で再利用しにくい技術資産が分散し、体系化が困難
■ 解決策(サービス・技術のポイント)
本取り組みでは、「Tokkyo.Ai」を基盤とし、ロボット制御系技術のナレッジをテンプレート化して登録・管理し、AI Robotics on IDXと連携することで、企画、製造、知財取得、管理まで一気通貫でプロジェクト管理を提供できるインフラ構築を可能とします。
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ロボティクス技術、製造工程などのテンプレート化:自社で培ってきたロボティクス技術のナレッジや、過去の製造マニュアル、工程管理などをテンプレート化して、IDX上のナレッジチームドライブに格納。
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Tokkyo.Aiによる知財保護:技術情報の整理・構造化、先行技術調査、出願準備プロセスの効率化など、知財戦略を支える管理基盤を提供
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AI Robotics on IDXでの生成AI活用・管理:VDR基盤でのアクセス管理、アカウントのない外部パートナーからも安全なデータ取得、IDX上のナレッジチームドライブに格納されたテンプレートからRAGによる正確な生成AIでの回答、Tokkyo.Aiにより生成された知財ドキュメントの安全な管理、共有・AI再活用。
■ 期待される効果
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ロボティクス技術の可視化・標準化により再利用性が向上
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知財ライセンスを活用した新たな収益機会の創出
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企業・研究機関間の技術流通が促進され、連携の高度化が期待
■ 今後の展望
AIデータ社は、ロボットベンチャー、中堅メーカー、大学研究機関との協業を拡大し、次の計画を推進します。両社は、AI・知財・データプラットフォームを統合した産業モデルにより、日本発のフィジカルAI経済圏の構築に引き続き貢献してまいります。
■AIデータ株式会社について
名 称:AIデータ株式会社
設 立:2015年4月 資本金:1億円(資本準備金15億2500万円)
代表取締役社長:佐々木 隆仁
所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。1万社以上の企業、100万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明™』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
■リーガルテック株式会社について
名 称:リーガルテック株式会社
設立:2021年3月
資本金:3億8,000万円(資本準備金含む)
代表取締役社長:平井 智之
所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL:https://www.legaltech.co.jp/
事業概要:特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」、共同開発支援プラットフォーム「リーガルテックVDR」の開発・提供
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