AIデータ社、日本政府重点17分野「創薬・先端医療」向けAI基盤 “AI PharmaCDS on IDX” を本格始動!
〜生成AIによる創薬・先端医療のナレッジ統合で、研究開発の効率化と承認精度向上を実現〜
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、このたび、政府が重点とする17戦略分野のひとつ「創薬・先端医療」を対象に、革新的なAI基盤「AI PharmaCDS on IDX」 の提供開始することを発表いたします。

AI PharmaCDS on IDX は、治験・薬事・文献・症例情報などを統合し、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を活用して創薬・先端医療の研究・開発・申請業務の効率と精度を高める生成AIソリューションです。
「経験と記録」を「知恵と成功戦略」に変換し、医薬開発におけるナレッジ資産を活用することで、創薬スピードと承認精度の両立を実現します。
AI PharmaCDS on IDX は、膨大かつ断片化された医学・薬学領域の知見(論文、公的データベース、特許情報、前臨床/臨床データ、規制情報、研究プロジェクト情報など)を統合・構造化し、AIを活用して 創薬および先端医療の研究開発・戦略立案・知財戦略・実用化支援 を一元的に支援する「医薬研究の知識統合AIプラットフォーム」です。
本サービスによって、製薬企業、バイオベンチャー、研究機関、医療機関、政策機関などがシームレスに連携し、新薬創出・再生医療・先端治療の実現を加速させることを目指します。
■ 背景 — 創薬・先端医療分野の重要性と課題
•日本政府の成長戦略において、「創薬・先端医療」は17の重点分野のひとつに位置づけられ、産官学の連携およびAIなど先端技術活用による体制強化が求められています。
- 日本は製薬・再生医療・バイオ医療の研究拠点が数多く存在し、国際共同治験やグローバル承認が
急速に進行していますが、関連文献や既存症例の検索が非効率で、漏れや重複が課題となっています。
- 複雑化する治験プロトコル、膨大な論文・症例データ、規制対応(PMDA/EMA/FDA)など、知識・証跡管理が肥大化し、改訂履歴・ロジックが属人化、部門間連携が困難な状況です。
- DXや生成AIへの対応が遅れると、開発遅延・承認失敗・グローバル競争力低下に直結するリスクがあります。
こうした背景を踏まえ、当社はAI PharmaCDS on IDX を通じて、創薬・先端医療分野における「ナレッジ統合基盤」を構築することで、研究開発の加速とイノベーション創出を支援いたします。
■ AI PharmaCDS on IDX の主な機能と提供価値
(1) ナレッジ統合データベース
- 治験プロトコル・薬事文書・症例情報・論文PDF・審査記録などを統合管理
- RAG(Retrieval-Augmented Generation)方式で信頼性ある情報抽出を実現
(2) 生成AIによる判断支援
- 「この症例での過去プロトコルは?」「この領域のFDA拒否理由は?」などの質問に対し、関連文書を検索・提示し、参考情報として回答を生成
- プロトコル作成の参考資料提示、用語統一支援、申請文書のドラフト案生成
(3) コンプライアンス支援
- PMDA/FDA/EMA対応マニュアル・過去対応記録をデータベース化
- SOP・GCPチェックリストとの連携で承認成功率の向上に貢献
(4) 医療・薬事特化のAI技術
- 専門用語と文脈を理解し、論文・プロトコル・申請文書を根拠とした精密RAG技術
- 汎用AIでは対応できない医療規制の文脈をカバー
(5) 高セキュリティ国産基盤
- 高セキュリティのプライベート基盤で、日本のデータ主権を保持・コントロールできる「ソブリンデータプラットフォーム」
- VDR基盤の証跡を残せる厳格なセキュリティ環境で国際共同治験・症例情報も安全に検索・共有
■ 活用想定ユースケース
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製薬企業・バイオベンチャー: 治験プロトコル作成支援、薬事申請書類作成、過去事例検索による開発戦略立案
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研究機関/大学: 臨床研究計画立案、IRB審査資料作成、文献調査の効率化
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医療機関/先端医療機関: 症例検索、治験参加検討、臨床研究コーディネート業務支援
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政策機関・規制当局: 承認審査の参考情報検索、規制動向分析、ガイドライン策定支援
■ 今後の展望
- 治験データ、症例データ、規制情報などの収集・連携を進め、より高精度・高信頼なRAG分析基盤を構築
- 再生医療、希少疾患、バイオ医薬、細胞/遺伝子治療など先端医療分野への機能拡張
- 国内外の研究機関・製薬企業・医療機関との連携強化によるユースケース実装と商用展開
- グローバル規制対応機能の高度化と、国際市場を視野に入れた展開支援
当社代表取締役社長 佐々木 隆仁は、次のように述べています。
「医薬・医療は、人々の生活と健康を守る社会インフラです。AI PharmaCDS on IDX を通じて、創薬・先端医療のナレッジを統合し、日本の医療イノベーションを加速させます」。
■AIデータ株式会社について
名 称:AIデータ株式会社
設 立:2015年4月 資本金:1億円(資本準備金15億2500万円)
代表取締役社長:佐々木 隆仁
所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。1万社以上の企業、100万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明™』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
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