100人以上の学生が研修講師を務める 千葉大学の環境ISO基礎研修を実施

国立大学法人千葉大学

千葉大学ではISO14001に則った環境マネジメントシステムを運用しており、毎年4月には全学生・教職員向けの「環境ISO基礎研修」を行っています。その講師を「千葉大学環境ISO学生委員会」の学生が務めており、今年は105名の学生が、約1カ月間で201回の研修講師を担当しました。
  • 千葉大学における学生主体のISO14001の運用
千葉大学は2005年1月に環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を取得しました。千葉大学環境ISO学生委員会は2003年に発足し、当初から教育の一環として、同システムの運用を学生主体で行ってきました。
学生委員会は毎年、「基礎研修の講師」を務めるほか、「内部監査の監査員」や「サステナビリティレポートの編集」、「千葉大学の環境目的・目標・実施計画の原案作成」など、システムの中核業務を担っています。
 
  • 環境ISO基礎研修について
千葉大学は10学部・17大学院があり、学生数は約14,100人、教職員数は約3,500人です。毎年、年度初めに全学生・教職員を対象に5~10分程度の「環境ISO基礎研修」を行っています。千葉大学環境ISO学生委員会の学生が、研修で使用するパンフレットを作成するほか、当日の講師を務めます。
学生向けの研修は、学部・学科・学年別に開催されるガイダンスに合わせて、学生委員が2名1組で講師を担当します。教職員向けの研修は、各学部の教授会や事務職員の会議等の時間を使って行われ、講師は学生委員と教員が担当します。
10人規模のガイダンスもあれば、時には400人以上の前で話すこともある上に、教授会など大勢の教職員の前で話すこともあり、講師を担当する学生にとっては貴重な経験となっています。

研修パンフレットの一部研修パンフレットの一部

▼今年度の研修パンフレット
https://kankyo-iso.chiba-u.jp/doc/4-2b_ecocampus-2022.pdf

この研修では、千葉大学が持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを実践していることを伝え、学生や教職員に協力してもらいたい、省エネや省資源、ゴミ分別、自転車マナーなどの具体的行動について周知しています。

教授会で学生が研修する様子教授会で学生が研修する様子


◆2022年度の環境ISO基礎研修について
期間:2022年4月1日~5月9日
講師数:学生講師105名、教員講師2名
回数:201回(学生向け174回、教職員向け27回)
方法:対面、オンライン


 
  • 基礎研修の統括担当の学生の声
教育学部 3年 橋口奈央子
今年度の基礎研修では初めての試みとして、対面での研修においてパワーポイント資料の映写を行う形式を取り入れるとともに、二次元コードを利用した環境意識アンケートも行いました。新たな取り組みを行うことの難しさと、より良い方法を考えることの面白さを感じながら準備をし、人にわかりやすい伝え方を学ぶ貴重な時間となりました。多くの皆さんのご協力のおかげで、無事に実施することができましたこと、心より御礼申し上げます。

理学部 3年 岩井沙綾
新年度初めの大学全体に向けた研修を取り仕切る重要な役割を任せていただけたことを、とてもありがたく思っています。研修前の様々な準備はもちろん、始まってからも緊張する場面が多くありましたが、環境ISO事務局の方々をはじめ、先生方や委員会のメンバーに助けてもらったことで、無事に終えることができました。大変なことも多くありましたが、統括二人で支え合いながらやりぬくことができ、大きな達成感がありました。この基礎研修が大学内のより多くの人に、千葉大学の様々な取り組みを知ってもらう機会となれば嬉しいです。
 
  • 千葉大学環境ISO学生委員会について

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。また、千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約300名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
◆千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
◆近年の受賞歴
・International Green Gown Awards 2017-2018 学生関与部門賞
・International Green Gown Awards 2019 学生関与部門 奨励賞
・ISCN Sustainable Campus Excellence Awards 2017 学生リーダーシップ部門賞
・ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会 最優秀学生活動賞
・第25回地球環境大賞 文部科学大臣賞
・平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰
・第1回・第3回・第7回 サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門
 
  • 本件に関するお問い合わせ

千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572

◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html

◆環境ISOに関するプレスリリース(2022年度)
千葉大でクールビズポスターの学生コンペを実施 最優秀賞は浮世絵風ポスター
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000592.000015177.html
千葉大生が「SDGsエコバッグ」を企画 レジ袋有料化に伴う基金を使って割引販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000588.000015177.html
千葉大入学式で新入生に紙製クリアファイルをプレゼント 学生発案で脱プラスチックを啓発
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000586.000015177.html

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

国立大学法人千葉大学

71フォロワー

RSS
URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月