~アデランス産学連携~ 第 39 回日本美容皮膚科学会総会・学術大会においてアデランスがスイーツセミナーを共催
ウィッグの効用とそのエビデンスに関する研究成果を発表
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、2021年7月31日(土)~8月1日(日)に国立京都国際会館(京都市)で開催された第39回日本美容皮膚科学会総会・学術大会において、アデランス共催のスイーツセミナーでウィッグの効用とそのエビデンスに関わる研究成果の発表を行いました。
今年は昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡散防止として、会場での実施においてはセミナー会場の席数を半分以下に制限して密になるのを防ぎ、マスク着用と消毒はもちろん、室内換気や参加者の健康状態の確認を徹底するなど対策を講じたうえで会場開催を行うとともに、より多くの聴講者が場所を問わず視聴できるWEB配信を同時に行う「ハイブリッド開催」での実施となりました。
会期中の7月31日(土)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授の乾 重樹先生が講演し、浜松医科大学皮膚科学講座 准教授・病院教授の伊藤 泰介先生が座長を務めました。なお伊藤先生はWEBでのご参加となりました。
美容皮膚科は皮膚科領域の中でも特に注目を集めている領域の1つで、日本美容皮膚科学会は「美容皮膚科学に関する研究及び、その研究成果の普及、ならびに会員相互の支援、交流、連絡 等を主たる目的とする。」という活動目的のもと、年 1 回の学術大会の実施や、乾先生が編集長 を務める機関誌「Aesthetic Dermatology」を年間4号発刊し、2,500人に及ぶ学会会員同士はもちろんのこと関係諸機関の方々とも密接な連携を取ることで、患者様のQOLの向上につながるという視点で活動を続けています。
第39回を迎える今回の学術大会は、「美~新しいかたち」をテーマに京都での会場開催とWEB配信によるハイブリッド形式で開催され、アデランスが本学会に共催するのは連続で5回目となります。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携において毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進 展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社の CSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランス共催スイーツセミナー 講演概要
座長
浜松医科大学皮膚科学講座 准教授・病院教授
伊藤 泰介 先生
演者
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹 先生
演題
ウィッグの効用とそのエビデンス―患者さんの経済的負担軽減を求めて―
講演内容
毛症状をカモフラージュするウィッグは外見上への影響だけでなく、内面的な生活の質 (QOL)へも大きな効果が期待できることは想像がつくが、ウィッグの心理的な効果について医学的見地から調べられた報告は希少である。演者らは福祉用具心理評価スケール(PIADS)を用いて円形脱毛症女性患者49名、男性型脱毛症の男性患者26名、女性型脱毛症患者20名を対象としてウィッグのQOLへの影響を検討した。その結果、PIADS平均、効力感、積極的適応性、自尊感の3因子はともにベースラインである0に比べて有意に増加し、いずれもウィッグ装着時の見 た目への満足度を評価したVASスケールと正に相関した。
以上より、ウィッグは脱毛症患者の QOL を改善するというエビデンスに基づいた医療アイテ ムであり、 その効果にはウィッグ装着時の見た目への満足度が重要であった。ウィッグはとも すれば笑いの「ネタ」にもされがちであるが、重症円形脱毛症の患者では生活上必須のアイテム である。QOL 改善のエビデンスのある医療アイテムであるとの事実はさらに社会的にも認識さ れるべきことと思われる。円形脱毛症の患者会の長年の努力によりウィッグの保険適応や費用補 助への歩みは少しずつであるが進みつつある。事実、自治体による医療用ウィッグ使用がん患者 への公的補助も実現され始めており、今後さらなる適応の拡大が望まれる。
学会概要
学会名称:第39回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
会 期:2021年7月31日(土)~8月1日(日)
会 場:国立京都国際会館(京都府京都市)※WEB 配信とのハイブリッド開催
会 頭:和歌山県立医科大学 病院教授・皮膚科 准教授 山本 有紀先生
※アデランス共催のスイーツセミナーは、7月31日(土)に開催しました。
会期中の7月31日(土)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授の乾 重樹先生が講演し、浜松医科大学皮膚科学講座 准教授・病院教授の伊藤 泰介先生が座長を務めました。なお伊藤先生はWEBでのご参加となりました。
美容皮膚科は皮膚科領域の中でも特に注目を集めている領域の1つで、日本美容皮膚科学会は「美容皮膚科学に関する研究及び、その研究成果の普及、ならびに会員相互の支援、交流、連絡 等を主たる目的とする。」という活動目的のもと、年 1 回の学術大会の実施や、乾先生が編集長 を務める機関誌「Aesthetic Dermatology」を年間4号発刊し、2,500人に及ぶ学会会員同士はもちろんのこと関係諸機関の方々とも密接な連携を取ることで、患者様のQOLの向上につながるという視点で活動を続けています。
第39回を迎える今回の学術大会は、「美~新しいかたち」をテーマに京都での会場開催とWEB配信によるハイブリッド形式で開催され、アデランスが本学会に共催するのは連続で5回目となります。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携において毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進 展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社の CSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランス共催スイーツセミナー 講演概要
座長
浜松医科大学皮膚科学講座 准教授・病院教授
伊藤 泰介 先生
演者
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹 先生
演題
ウィッグの効用とそのエビデンス―患者さんの経済的負担軽減を求めて―
講演内容
毛症状をカモフラージュするウィッグは外見上への影響だけでなく、内面的な生活の質 (QOL)へも大きな効果が期待できることは想像がつくが、ウィッグの心理的な効果について医学的見地から調べられた報告は希少である。演者らは福祉用具心理評価スケール(PIADS)を用いて円形脱毛症女性患者49名、男性型脱毛症の男性患者26名、女性型脱毛症患者20名を対象としてウィッグのQOLへの影響を検討した。その結果、PIADS平均、効力感、積極的適応性、自尊感の3因子はともにベースラインである0に比べて有意に増加し、いずれもウィッグ装着時の見 た目への満足度を評価したVASスケールと正に相関した。
以上より、ウィッグは脱毛症患者の QOL を改善するというエビデンスに基づいた医療アイテ ムであり、 その効果にはウィッグ装着時の見た目への満足度が重要であった。ウィッグはとも すれば笑いの「ネタ」にもされがちであるが、重症円形脱毛症の患者では生活上必須のアイテム である。QOL 改善のエビデンスのある医療アイテムであるとの事実はさらに社会的にも認識さ れるべきことと思われる。円形脱毛症の患者会の長年の努力によりウィッグの保険適応や費用補 助への歩みは少しずつであるが進みつつある。事実、自治体による医療用ウィッグ使用がん患者 への公的補助も実現され始めており、今後さらなる適応の拡大が望まれる。
学会概要
学会名称:第39回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
会 期:2021年7月31日(土)~8月1日(日)
会 場:国立京都国際会館(京都府京都市)※WEB 配信とのハイブリッド開催
会 頭:和歌山県立医科大学 病院教授・皮膚科 准教授 山本 有紀先生
※アデランス共催のスイーツセミナーは、7月31日(土)に開催しました。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像