ボーダレス・ジャパン、非営利法人「ボーダレスファウンデーション」を設立
本質的な社会課題に挑み、確かな変化を生む新しい仕組みづくりを

社会課題をビジネスで解決することを目指し、世界13カ国で50のソーシャルビジネスを展開する株式会社ボーダレス・ジャパン(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:田口一成)は、社会課題のさらなる根本解決を目指し、非営利法人「NPO法人ボーダレスファウンデーション」(以下、ボーダレスファウンデーション)を設立いたしました。
ボーダレスファウンデーションが目指すのは、「社会を変えたいという想いを、仕組みに変える」ことです。これまで見過ごされてきた本質的な社会課題に向き合い、制度や文化、価値観といった“社会の構造”に働きかけることで、根本からの変化を生み出していきます。課題の本質を見極め、構想から実行までを一貫して担う「実装型ファウンデーション」として、社会の新しい仕組みづくりに挑んでいきます。
■ 設立の背景
ボーダレス・ジャパンは2007年の創業以来、ビジネスの力で社会課題を解決することに挑み、世界13カ国で50のソーシャルビジネスを展開してきました。今では、さまざまな営利企業が社会課題に向き合うことが当たり前になりつつあります。だからこそ今、ビジネスだけでは届かない社会課題に向き合うため、非営利の領域でもアクションを起こす必要があると私たちは考えました。
教育格差、貧困問題など、目に見える社会課題の背後には、文化や制度、価値観といった“複雑な課題の連鎖”が存在しています。こうした構造の中で、社会課題は根本的な解決ができずにいます。だからこそ、私たちは「構造を変える側」に立つ必要があると考えました。
ボーダレスファウンデーションは、課題の原因を見極め、異なるセクターの連携を設計し、そして現場に立って実行する「オペレーティング・ファウンデーション」として、プロジェクトを展開していきます。
【団体概要】
団体名:NPO法人ボーダレスファウンデーション
設立日:2024年12月24日
所在地:福岡県福岡市中央区天神3-1-1天神フタタビル4Fソーシャルベンチャーパーク福岡
代表者:田口一成
ウェブサイト:https://borderless-foundation.org/
■ 代表メッセージ
NPO法人ボーダレスファウンデーション
代表理事 田口一成
ボーダレス・グループはこれまで、ソーシャルビジネスを通じて社会課題に挑み続けてきました。しかし、活動を続ける中で、ビジネスだけでは届かない領域や、時間がかかりすぎてしまう課題があることも実感してきました。
寄付や社会貢献の在り方について考える中で、「誰かに託す」のではなく、「自ら現場に立ち、課題の根っこに向き合う」ことが必要なのではないか。そんな思いから、非営利のかたちを取り、自分たち自身が仕組みを構想し、実装していく新たな一歩を踏み出しました。
いま、多くの人や企業が「社会のために役に立ちたい」という思いを持っています。けれど、その思いを“確かな変化”へとつなぐ手段や仕組みは、まだ十分に整っていません。私たちは、その“あいだ”を埋める存在として、仕組みづくりの設計者であり、実行者であることに挑戦していきたいと考えています。
ビジネスで育んできたスピードと実行力を、非営利のフィールドに持ち込みながら、より多くの人と手を取り合い、新しい社会の可能性をひらいていけたらと思っています。
設立の思いは、noteとPodcastでも紹介しています。
■「仕組み」をつくる新たな非営利モデル
初年度は以下のようなプロジェクトに取り組みます:
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被爆体験を次の世代につなげるプロジェクト
平和について考える機会を持続可能な形で実施していくための新しい平和活動の仕組み
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核兵器問題の「知る」をデザインするプロジェクト
企画展などを通して、課題を知り、思いを共有して、一緒にアクションを起こせる仕組み
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企業の社会貢献のインパクトを最大化する仕組み
寄付・CSR・ボランティアといった従来の枠を超えた、「つながる・見える・広がる」社会貢献の新たなモデル
これらのプロジェクトは、社会課題の背景にある構造に深く踏み込み、制度や文化、価値観といった根本に働きかける取り組みです。私たちは、これまでボーダレス・ジャパンで培ってきた現場の経験や多様なネットワークを活かし、信頼できるパートナーとともに、社会に変化をもたらす“設計図”を描いていきます。
「営利では解決する」「非営利では仕組みを変える」
この2つのアプローチを両輪で回すことで、より本質的で持続的な社会変革を実現できると信じています。
■ 被爆体験を次の世代につなげるプロジェクトについて
被爆から80年を迎える2025年の夏、東京・日比谷で「へいわのつくりかた展」を開催します。
世界では今も戦争が続き、日常のすぐ隣で人々が傷ついています。一方で、「平和」という言葉は年々抽象度を増し、私たちから遠ざかっているようにも感じられます。加えて、平和のためにアクションを起こすには、情報や心理的ハードル、環境など、多くの見えない壁が立ちはだかります。
この展示では、QO株式会社とNPO法人ボーダレスファウンデーションが共同で実施した全国調査「へいわのつくりかた」プロジェクトの結果をもとに、私たちが平和についてどう捉えているのかを可視化し、タイプ別におすすめのアクションを提案する診断体験を通じて、「知る」から「動く」へつながる仕組みを提示します。
平和を、遠くの理想ではなく、今ここにある選択肢として手繰り寄せるために。
“誰もが何かを始められる”展示として、新しい平和活動の入り口を開きます。
イベント概要
開催日:2025年8月9日(土)〜8月11日(月・祝)
開館時間:10:00~20:00
会場:日比谷スカイカンファレンス
主催:NPO法人ボーダレスファウンデーション
協力:株式会社DE、QO株式会社
■ Podcast「New Possibility Organizer」を配信開始
「New Possibility Organizer 非営利組織の新たな可能性」というタイトルで、Podcast番組を配信をスタートしました。有識者の方々とともに、今の時代における非営利セクターの役割を深掘りして探っていきます。

合わせて、Instagramとnoteもぜひご覧ください
Instagram:https://www.instagram.com/borderless_foundation/
note:https://note.com/borderless_f
■ 寄付について
寄付とは、「こうあってほしい」と願う世界を
自分の手で近づける、やさしくて力強い選択です。
一人ではできないことも、
想いを寄せ合えば、きっと動かせる。
あなたの寄付が、社会に、人々に
新しい選択肢をつくる力になります。
誰かが苦しむ世界は嫌だ
みんなが幸せな世界に暮らしたい
そんな素直な想いを手放す必要はありません。
共に、この願いをかたちにしていきませんか。
私たちの活動や理念に共感していただける方はぜひご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
株式会社ボーダレス・ジャパンについて
社会課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスしかやらない会社として2007年に設立。貧困・環境・教育・ジェンダーなど、さまざまな社会問題を解決する50以上の事業を世界13ヵ国で展開・2024年度の売上は100億円に及ぶ。社会起業家を次々と生み出すエコシステムが評価され、「グッドデザイン賞 ビジネスモデル部門(2019)」「大切にしたい会社大賞・審査員特別賞(2019)」「CSA賞〜20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業〜」を受賞。2023年10月、社会課題解決を次のステージに進めるべく新パーパス「SWITCH to HOPE 社会の課題を、みんなの希望へ変えていく。」を発表。より多くの人が、ともに良い社会を目指すための仕組みづくりを目指す。
会社名:株式会社ボーダレス・ジャパン
所在地:福岡市中央区天神3-1-1 天神フタタビル4F
設立 :2007年
代表者:代表取締役CEO 田口一成
事業内容:社会問題の解決を目的とした事業展開(ハーブティー事業、革製品事業、クラウドファンディング事業、ソーシャルビジネススクール事業)
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