トラストバンク、行政デジタル化の自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」の導入数が 500自治体を突破
7月豪雨や台風10号で活躍、写真や位置情報で迅速に情報連携
~ ファイル無害化など便利なチャットボット機能も追加 ~
行政デジタル化サービス「LoGoシリーズ」を提供する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は9月24日、セキュアな自治体のネットワーク環境「総合行政ネットワーク(LGWAN)」で使える国内初の自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」の導入数が、500自治体(*関連団体含む)、26万アカウントを超えたことをお知らせします。(注1)
*関連団体とは自治体に準ずる特別地方公共団体。複数自治体や特別区が行政サービスの一部を共同で行うために設置する組織。
(注1)518自治体、26万3,622アカウント(2020年9月23日時点)
LoGoチャットを使う自治体職員約1300名を対象にした調査では、職員1人あたり年間98時間の削減効果を試算しました。(トラストバンク6月調査:https://www.trustbank.co.jp/news/press356/ )
実際に、今年の7月豪雨や台風10号では、被災自治体の避難所開設や支援物資の搬入といった情報共有にLoGoチャットが使われました。「トーク履歴で災害対応を時系列で正確に振り返ることができた」「災害対策本部と避難所の間でタイムリーに情報共有ができた」といった声がありました。
7月豪雨では、大雨警報の発令が土日だったにも関わらず、職員同士がLoGoチャットを通じてスマホで連絡を取りあえたため、災害対応に関する情報連携がスムーズにできました。
(※災害時のLoGoチャット活用フローは下図を参照)
全管理職員がLoGoチャットをスマホに入れて、緊急時の連絡に活用している。避難所の開設後の避難者数の報告を電話からチャットに切り替えたことで、正確で迅速な人数把握が可能となった。
大雨や台風が過ぎた直後、道路の破損や冠水した敷地、樹木やごみの残留、電柱やケーブルの被害など巡回時に被害状況を発見した職員が、その場で写真や位置情報とともにチャットから報告したことで、担当者が改めて同じ場所を確認することや、現場から庁舎に戻って状況を報告するといったタイムロスがなくなり、速やかな対応につながった。災害時は特に「時間の節約」だけでなく、職員の「手間の節約」にもなり、その分、他の災害対応にあたることができた。
大分県佐伯市 ~ 台風10号で活用 ~
これまで、被災した住家などの応急被害調査で時間がかかっていたが、導入後の台風10号では、被害調査をする職員でトークルームを作り、調査の段取りなどを情報共有。早い段階で被害認定調査を実施し、いち早く住民に罹災証明書などを発行できた。台風接近に伴い、事前にLoGoチャットで避難所対策部や応急対策部など各部のトークルームを作り、避難所開設や避難者情報、物資配備状況などを情報共有した。各部に集まるタイムリーな被害情報を写真や位置情報で確認でき、すばやい対応を取ることができた。
北海道旭川市 ~ 防災訓練で活用 ~
防災訓練で、非常連絡員への連絡や避難所と職場の情報共有ツールとして利用した。現場や訓練の様子の共有や、避難所の避難者数の報告などでチャットを活用したところ、より一層、迅速な情報共有が可能となった。また、災害時のチャット利用をルール化するといった課題も把握できたため、今後も有効活用に向けて検討を進めていきたい。
静岡県袋井市 ~土砂災害を想定した防災訓練で活用~
土砂災害を想定した防災訓練では、LoGoチャットでいち早く被害状況を情報共有したり、紙の報告文書をスマホで撮影し、写真で報告したりした。平時では、テレワークや分散勤務の職員との連絡に非常に役立っている。チャットの気軽さで課内のコミュニケーションが導入前よりも活発化した。
自治体でニーズが高いのは、外部から送付されるファイルを自動で無害化してくれる「無害化ボット」です。あらゆるファイルを簡単に無害化してインターネット環境からLGWAN環境に安全に取り込むことができます。
そのほか、自分だけにメモが残せる「メモ帳ボット」、個人やチーム内のタスク管理ができる「ToDoボット」、不特定の部署に対する問い合わせや回答のメッセージを橋渡しする「問合せ受付ボット」などがあります。
今後も、自治体の業務効率化につながるチャットボット機能を追加していく予定です。
8月には、「LoGoフォーム」とマイナンバーカードを活用したデジタルID(身分証)アプリ「xID」をAPI連携した行政手続きデジタル化ツール「LoGoフォーム電子申請」を、全国で初めて加賀市で導入。窓口や紙、ハンコに頼らずとも、オンラインで完結する行政申請フォームを自治体職員がすばやく簡単に作成できます。住民はスマホから24時間いつでも行政手続きできるサービスです。
今後も、トラストバンクのビジョン「自立した持続可能な地域をつくる」のもと、自治体職員の働き方改革や住民サービスの向上に寄与するとともに、社会課題の解決に向けて行政のデジタル化を推進してまいります。
□■ 「LoGoチャット」の概要 ■□
■サービス名: LoGoチャット(由来:「Local Government(地方自治体)」の頭文字2字)
■ 経緯:2019年11月1日 正式リリース、2020年1月モバイルアプリをリリース
■ 導入自治体:518自治体(関連団体を含む)26万3,622アカウント(9月23日時点)
北海道北広島市、山形県朝日町、福島県伊達市、栃木県小山市、埼玉県深谷市、千葉県御宿町、 福井県坂井市、大阪府寝屋川市、兵庫県伊丹市、滋賀県庁、高知県須崎市、宮崎県庁、熊本県宇城市など
■主な機能
ファイル・画像添付、既読確認、全文検索、アクションスタンプ(日程調整やタスク管理)、グループトーク
※モバイルアプリ:GPS位置情報投稿、QRコード読み取り、音声入力など
■特徴
・ LGWAN-ASP(コード:A831081)を利用したクラウド型サービス
・ 全国の自治体職員1000人超とつながる「ユーザーグループ」で他自治体とも情報交換
・ 外部事業者にもゲストアカウント発行でスムーズに連携
親会社のITコンサルティング株式会社チェンジ(本社:東京都港区、代表取締役:福留大士)と連携し、ICTで自治体の業務効率化を支援するパブリテック事業を展開。2019年11月「LoGoチャット」を正式リリースし、無料トライアル(1年間)を開始。今年3月にリリースした行政手続きフォーム「LoGoフォーム」は特別定額給付金の業務効率化などで活用されている。
*関連団体とは自治体に準ずる特別地方公共団体。複数自治体や特別区が行政サービスの一部を共同で行うために設置する組織。
(注1)518自治体、26万3,622アカウント(2020年9月23日時点)
<トピックス> ● 自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」が500自治体、26万アカウントを突破 ● 災害や防災で活躍(7月豪雨、台風10号など) ▷災害対策本部(本庁)と避難所(現場)の連絡がスムーズにできた ▷被害状況を写真や位置情報で共有し、いち早く対応することができた ●ファイル無害化や問い合わせなどの「LoGoチャットボット(注2)」で業務効率をさらに向上 (注2)チャット上でユーザーのように対話や処理を行うロボット(自動プログラム)のこと。 |
- 行政コミュニケーションの脱「電話、紙、対面」を進めるLoGoチャット
LoGoチャットを使う自治体職員約1300名を対象にした調査では、職員1人あたり年間98時間の削減効果を試算しました。(トラストバンク6月調査:https://www.trustbank.co.jp/news/press356/ )
- 7月豪雨や台風10号、対策本部と被災現場の情報連携でチャットが活躍
実際に、今年の7月豪雨や台風10号では、被災自治体の避難所開設や支援物資の搬入といった情報共有にLoGoチャットが使われました。「トーク履歴で災害対応を時系列で正確に振り返ることができた」「災害対策本部と避難所の間でタイムリーに情報共有ができた」といった声がありました。
7月豪雨では、大雨警報の発令が土日だったにも関わらず、職員同士がLoGoチャットを通じてスマホで連絡を取りあえたため、災害対応に関する情報連携がスムーズにできました。
(※災害時のLoGoチャット活用フローは下図を参照)
- 自治体の災害・防災での活用事例
全管理職員がLoGoチャットをスマホに入れて、緊急時の連絡に活用している。避難所の開設後の避難者数の報告を電話からチャットに切り替えたことで、正確で迅速な人数把握が可能となった。
大雨や台風が過ぎた直後、道路の破損や冠水した敷地、樹木やごみの残留、電柱やケーブルの被害など巡回時に被害状況を発見した職員が、その場で写真や位置情報とともにチャットから報告したことで、担当者が改めて同じ場所を確認することや、現場から庁舎に戻って状況を報告するといったタイムロスがなくなり、速やかな対応につながった。災害時は特に「時間の節約」だけでなく、職員の「手間の節約」にもなり、その分、他の災害対応にあたることができた。
大分県佐伯市 ~ 台風10号で活用 ~
これまで、被災した住家などの応急被害調査で時間がかかっていたが、導入後の台風10号では、被害調査をする職員でトークルームを作り、調査の段取りなどを情報共有。早い段階で被害認定調査を実施し、いち早く住民に罹災証明書などを発行できた。台風接近に伴い、事前にLoGoチャットで避難所対策部や応急対策部など各部のトークルームを作り、避難所開設や避難者情報、物資配備状況などを情報共有した。各部に集まるタイムリーな被害情報を写真や位置情報で確認でき、すばやい対応を取ることができた。
北海道旭川市 ~ 防災訓練で活用 ~
防災訓練で、非常連絡員への連絡や避難所と職場の情報共有ツールとして利用した。現場や訓練の様子の共有や、避難所の避難者数の報告などでチャットを活用したところ、より一層、迅速な情報共有が可能となった。また、災害時のチャット利用をルール化するといった課題も把握できたため、今後も有効活用に向けて検討を進めていきたい。
静岡県袋井市 ~土砂災害を想定した防災訓練で活用~
土砂災害を想定した防災訓練では、LoGoチャットでいち早く被害状況を情報共有したり、紙の報告文書をスマホで撮影し、写真で報告したりした。平時では、テレワークや分散勤務の職員との連絡に非常に役立っている。チャットの気軽さで課内のコミュニケーションが導入前よりも活発化した。
- 業務効率をさらに高める「LoGoチャットボット」も提供
自治体でニーズが高いのは、外部から送付されるファイルを自動で無害化してくれる「無害化ボット」です。あらゆるファイルを簡単に無害化してインターネット環境からLGWAN環境に安全に取り込むことができます。
そのほか、自分だけにメモが残せる「メモ帳ボット」、個人やチーム内のタスク管理ができる「ToDoボット」、不特定の部署に対する問い合わせや回答のメッセージを橋渡しする「問合せ受付ボット」などがあります。
今後も、自治体の業務効率化につながるチャットボット機能を追加していく予定です。
- 行政デジタル化を推進するパブリテック事業について
8月には、「LoGoフォーム」とマイナンバーカードを活用したデジタルID(身分証)アプリ「xID」をAPI連携した行政手続きデジタル化ツール「LoGoフォーム電子申請」を、全国で初めて加賀市で導入。窓口や紙、ハンコに頼らずとも、オンラインで完結する行政申請フォームを自治体職員がすばやく簡単に作成できます。住民はスマホから24時間いつでも行政手続きできるサービスです。
今後も、トラストバンクのビジョン「自立した持続可能な地域をつくる」のもと、自治体職員の働き方改革や住民サービスの向上に寄与するとともに、社会課題の解決に向けて行政のデジタル化を推進してまいります。
□■ 「LoGoチャット」の概要 ■□
■サービス名: LoGoチャット(由来:「Local Government(地方自治体)」の頭文字2字)
■ 経緯:2019年11月1日 正式リリース、2020年1月モバイルアプリをリリース
■ 導入自治体:518自治体(関連団体を含む)26万3,622アカウント(9月23日時点)
北海道北広島市、山形県朝日町、福島県伊達市、栃木県小山市、埼玉県深谷市、千葉県御宿町、 福井県坂井市、大阪府寝屋川市、兵庫県伊丹市、滋賀県庁、高知県須崎市、宮崎県庁、熊本県宇城市など
■主な機能
ファイル・画像添付、既読確認、全文検索、アクションスタンプ(日程調整やタスク管理)、グループトーク
※モバイルアプリ:GPS位置情報投稿、QRコード読み取り、音声入力など
■特徴
・ LGWAN-ASP(コード:A831081)を利用したクラウド型サービス
・ 全国の自治体職員1000人超とつながる「ユーザーグループ」で他自治体とも情報交換
・ 外部事業者にもゲストアカウント発行でスムーズに連携
- 株式会社トラストバンクについて(https://www.trustbank.co.jp/)
親会社のITコンサルティング株式会社チェンジ(本社:東京都港区、代表取締役:福留大士)と連携し、ICTで自治体の業務効率化を支援するパブリテック事業を展開。2019年11月「LoGoチャット」を正式リリースし、無料トライアル(1年間)を開始。今年3月にリリースした行政手続きフォーム「LoGoフォーム」は特別定額給付金の業務効率化などで活用されている。
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