視聴するテレビ番組は人それぞれ!コア・若年・ライト・ミドル・ヘビー視聴層の番組ランキングを調査!
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CCCマーケティング(株)が運営する「ソレユケテレビ探偵団」では、このたび、「近頃の生活スタイルの変化によって視聴するテレビも多様になっている中、テレビをあまりみない人とよくみる人に視聴番組の差ができているのではないか」という仮説のもと、最新の番組視聴率ランキングを使って、視聴番組の差の分析と検証を行いました。
今回は、テレビ業界で「テレビ視聴の中心となる層」と定められている、13~49歳の男女(コア層)と、テレビ離れしていると一般的に言われている、10~20代の若年層の比較に加えて、テレビをよくみている層(ヘビー視聴層)、あまりみていない層(ライト視聴層)、その中間の層(ミドル視聴層)の番組ランキングから、視聴傾向を分析報告いたします。
今回は、テレビ業界で「テレビ視聴の中心となる層」と定められている、13~49歳の男女(コア層)と、テレビ離れしていると一般的に言われている、10~20代の若年層の比較に加えて、テレビをよくみている層(ヘビー視聴層)、あまりみていない層(ライト視聴層)、その中間の層(ミドル視聴層)の番組ランキングから、視聴傾向を分析報告いたします。
- ~コア視聴者編~全体と比較して特徴的にみている番組は?
1位:おかあさんといっしょ(趣味・教育|NHK Eテレ|2021/4/23放送) トータル視聴率:4.7% リフト値:1.41
2位:アニメ おさるのジョージ(アニメ・特撮|NHK Eテレ|2021/4/17放送) トータル視聴率:4.9% リフト値:1.40
3位:アニメ おさるのジョージ(アニメ・特撮|NHK Eテレ|2021/4/24放送) トータル視聴率:4.8% リフト値:1.40
4位:ポケットモンスター(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/4/30放送) トータル視聴率:4.9% リフト値:1.36
5位:ポケットモンスター(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/4/23放送) トータル視聴率:5.2% リフト値:1.35
6位:ポケットモンスター(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/5/7放送) トータル視聴率:5.0% リフト値:1.35
7位:それいけ!アンパンマン(アニメ・特撮|日本テレビ|2021/4/23放送) トータル視聴率:6.3% リフト値:1.32
8位:それいけ!アンパンマン(アニメ・特撮|日本テレビ|2021/5/7放送) トータル視聴率:6.4% リフト値:1.32
9位:それいけ!アンパンマン(アニメ・特撮|日本テレビ|2021/5/14放送) トータル視聴率:5.9% リフト値:1.31
10位:トロピカル〜ジュ!プリキュア(アニメ・特撮|テレビ朝日|2021/4/18放送) トータル視聴率:4.9% リフト値:1.31
※11位〜20位は、「ソレユケテレビ探偵団」にて掲載中です。
視聴区分:Total視聴率(ライブ視聴率+録画視聴率)
対象期間: 2021年4月17日(土)~5月14日(金)
対象番組:放送時間が16分以上の番組
対象者:13~49歳の男女
算定方法:コア視聴者視聴率÷全体視聴率 で特徴的に視聴している番組を算出
まずはテレビ視聴の中心であるコア層をみてみましょう。
基準となる全体に対して、視聴率の差が大きい順(リフト値)に、TOP20のランキングにしました。
対象者が13~49歳までのため、子どもと一緒にテレビをみている人が多い傾向のアニメ一色、という結果となりました。
そして、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」のほか、テレビ東京「ポケットモンスター」や、日本テレビ「それいけ!アンパンマン」、テレビ朝日「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」など、民放各局で放送しているアニメ作品が多くランクインしています。また、20位には、バラエティ番組で唯一のフジテレビ「逃走中」がランクインしています。
テレビ視聴のコアとされている視聴者は、家族でアニメをみている傾向が強いのかもしれません。
- ~若年層編~全体と比較して特徴的に見ている番組は?
1位:ミュージックステーション(音楽|テレビ朝日|2021/5/7放送) トータル視聴率:7.5% リフト値:1.37
2位:しゃべくり007(バラエティ|日本テレビ|2021/5/10放送) トータル視聴率:13.2% リフト値:1.32
3位:僕のヒーローアカデミア(アニメ・特撮|日本テレビ|2021/4/24放送) トータル視聴率:6.7% リフト値:1.31
4位:MUSICBLOOD(音楽|日本テレビ|2021/4/23放送) トータル視聴率:6.6% リフト値:1.29
5位:1億3000万人のSHOWチャンネル(バラエティ|日本テレビ|2021/5/8放送) トータル視聴率:10.6% リフト値:1.29
6位:1億3000万人のSHOWチャンネル(バラエティ|日本テレビ|2021/4/24放送) トータル視聴率:11.6% リフト値:1.28
7位:ミュージックステーション(音楽|テレビ朝日|2021/5/14放送) トータル視聴率:8.5% リフト値:1.28
8位:ミュージックステーション(音楽|テレビ朝日|2021/4/30放送) トータル視聴率:7.0% リフト値:1.28
9位:VS魂(バラエティ|フジテレビ|2021/4/22放送) トータル視聴率:9.5% リフト値:1.26
10位:コントが始まる (ドラマ|日本テレビ|2021/4/24放送) トータル視聴率:17.5% リフト値:1.26
※11位〜20位は、「ソレユケテレビ探偵団」にて掲載中です。
視聴区分:Total視聴率(ライブ視聴率+録画視聴率)
対象期間: 2021年4月17日(土)~5月14日(金)
対象番組:放送時間が16分以上の番組
対象者:10~29歳の男女
算定方法:若年層視聴率÷全体視聴率 で特徴的に視聴している番組を算出
次に、10~20代の若年層の人たちは、どんな番組をみているのでしょうか?
先ほどのコア層とは打って変わって、バラエティ番組が多くランクインしています。
そして、テレビ朝日「ミュージックステーション」、日本テレビ「MUSIC BLOOD」、TBS「CDTV ライブ!ライブ!」などの音楽番組が上位にランクインしている点が、コア層と大きく異なる傾向です。
また、コア層ではアニメ一色でしたが、若年層のアニメ番組では、集英社『週刊少年ジャンプ』で人気連載中の作品『僕のヒーローアカデミア』(読売テレビ・日本テレビ系)がランクインしており、コア層と若年層が視聴しているアニメ番組は異なる傾向があることが分かります。
- ~ヘビー視聴層編~全体と比較して特徴的にみている番組は?
1位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/5/10放送) トータル視聴率:11.4% リフト値:2.63
2位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/20放送) トータル視聴率:11.6% リフト値:2.62
3位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/5/11放送) トータル視聴率:12.2% リフト値:2.62
4位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/23放送) トータル視聴率:11.5% リフト値:2.59
5位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/26放送) トータル視聴率:12.1% リフト値:2.59
6位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/21放送) トータル視聴率:11.5% リフト値:2.58
7位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/5/12放送) トータル視聴率:11.8% リフト値:2.58
8位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/19放送) トータル視聴率:11.7% リフト値:2.58
9位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/4/28放送) トータル視聴率:12.1% リフト値:2.57
10位:情報ライブ ミヤネ屋(情報・ワイドショー|日本テレビ|2021/5/6放送) トータル視聴率:11.7% リフト値:2.57
※11位〜20位は、「ソレユケテレビ探偵団」にて掲載中です。
視聴区分:Total視聴率(ライブ視聴率+録画視聴率)
対象期間: 2021年4月17日(土)~5月14日(金)
対象番組:放送時間が16分以上の番組
対象者:2週間の視聴期間で、視聴率が上位20%の人
算定方法:テレビヘビー視聴層視聴率÷全体視聴率 で特徴的に視聴している番組を算出
続いて、テレビをよくみているヘビー視聴層の人たちは、どんな番組をみているのでしょうか?
ランキングをみると、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」がTOP10どころか、13位まで独占しています。
基準となる全体に対して、視聴率の差が大きい順(リフト値)で分析しているため、昼間のあまりテレビがみられない時間に放送されている番組が、上位にあがってきています。
日中は、仕事や学校でテレビをみる割合が低くなる傾向にあるため、ヘビー視聴層の日中の時間帯での視聴が特徴にでている、ということでしょう。特に日本テレビ「ヒルナンデス」から、「ミヤネ屋」の流れが人気のようです。
- ~ミドル視聴層編~全体と比較して特徴的にみている番組は?
1位: NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/4/29放送) トータル視聴率:8.0% リフト値:1.22
2位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/5/9放送) トータル視聴率:8.0% リフト値:1.21
3位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/4/25放送) トータル視聴率:8.2% リフト値:1.21
4位:ドラえもん(アニメ・特撮|テレビ朝日|2021/5/1放送) トータル視聴率:8.5% リフト値:1.21
5位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/4/26放送) トータル視聴率:7.9% リフト値:1.20
6位:ドラえもん(アニメ・特撮|テレビ朝日|2021/4/24放送) トータル視聴率:8.8% リフト値:1.20
7位:ドラえもん(アニメ・特撮|テレビ朝日|2021/4/17放送) トータル視聴率:8.3% リフト値:1.20
8位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/5/4放送) トータル視聴率:7.3% リフト値:1.20
9位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/5/6放送) トータル視聴率:8.6% リフト値:1.20
10位:NHKニュース7(ニュース・報道|NHK総合|2021/4/17放送) トータル視聴率:6.8% リフト値:1.20
※11位〜20位は、「ソレユケテレビ探偵団」にて掲載中です。
視聴区分:Total視聴率(ライブ視聴率+録画視聴率)
対象期間: 2021年4月17日(土)~5月14日(金)
対象番組:放送時間が16分以上の番組
対象者:2週間の視聴期間で、視聴率が下位20%の人
算定方法:テレビミドル視聴層視聴率÷全体視聴率 で特徴的に視聴している番組を算出
続いて、ミドル視聴層が平均的にみている番組のランキングをみてみましょう。
ほぼランクインしている番組は、NHK総合の「NHKニュース7」です。コロナ禍で日々さまざまなニュースや情報が溢れる中で、ネットや民放のニュースではなく、NHKでニュースをみる、という視聴習慣があるのかもしれません。
- ~ライト視聴層編~全体と比較して特徴的にみている番組は?
1位:異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(アニメ・特撮|TBS|2021/5/6放送) トータル視聴率:1.5% リフト値:0.82
2位:異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(アニメ・特撮|TBS|2021/5/13放送) トータル視聴率:1.5% リフト値:0.80
3位:異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(アニメ・特撮|TBS|2021/4/22放送) トータル視聴率:1.4% リフト値:0.75
4位:ドラゴンクエスト ダイの大冒険(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/5/8放送) トータル視聴率:1.8% リフト値:0.63
5位:ドラゴンクエスト ダイの大冒険(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/4/24放送) トータル視聴率:1.8% リフト値:0.62
6位:ドラゴンクエスト ダイの大冒険(アニメ・特撮|テレビ東京|2021/5/1放送) トータル視聴率:1.8% リフト値:0.62
7位:乃木坂工事中(バラエティ|テレビ東京|2021/5/9放送) トータル視聴率:1.6% リフト値:0.61
8位:乃木坂工事中(バラエティ|テレビ東京|2021/4/25放送) トータル視聴率:1.5% リフト値:0.61
9位:日向坂で会いましょう(バラエティ|テレビ東京|2021/4/18放送) トータル視聴率:1.4% リフト値:0.60
10位:乃木坂工事中(バラエティ|テレビ東京|2021/4/18放送) トータル視聴率:1.5% リフト値:0.59
※11位〜20位は、「ソレユケテレビ探偵団」にて掲載中です。
視聴区分:Total視聴率(ライブ視聴率+録画視聴率)
対象期間: 2021年4月17日(土)~5月14日(金)
対象番組:放送時間が16分以上の番組
対象者:2週間の視聴期間で、視聴率が下位20%の人
算定方法:テレビライト視聴層視聴率÷全体視聴率 で特徴的に視聴している番組を算出
最後に、テレビをあまりみていないライト視聴層のランキングをみてみましょう。
アニメやバラエティ番組がランクインしており、ほかの視聴層とジャンルの違いはない一方、上位の放送時間をみてみると、深夜の遅い時間に放送されている、TBS「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」や、テレビ東京「乃木坂工事中」がランクインしていることが目立ちます。
深夜のアニメや、長年根強く人気がある特撮作品など、目的をもって視聴している人が多い番組がランクインしているようです。
テレビをあまりみないからこそ、「この番組だけは絶対にみる」という視聴へのこだわりを感じる結果なのかもしれません。
- どの視聴者のランキングにもそれぞれ異なる特徴が!
テレビをよくみている人は昼間の番組を視聴し、みていない人は深夜帯の番組が多いなど、“ピンポイントに番組を選んで視聴している”という特徴が分かる結果となりました。
そして、テレビ視聴の中心であるコア層は家族や子ども向けのアニメ作品をみており、リビングで家族揃ってテレビをみるという光景は、今も昔も変わっていないのかもしれません。
なお、今回のランキングではドラマがほとんどランクインしていませんが、全体の視聴率と比較する調査手法のため、平均的に視聴率が高いドラマは特徴としてはあがってこなかった、ということでしょう。あくまで今回は、全体の視聴率と比較した際、特徴的に視聴率の高い番組を調査対象として、分析をまとめています。
ソレユケテレビ探偵団では、今後もさまざまな人たちを対象にして、どんな番組をみているのか?どんな視聴傾向があるのか?視聴分析を報告してまいります。
テレビの見方は人それぞれ!コア・若年・ライト・ミドル・ヘビー視聴層の番組ランキングを調査!| ソレユケ テレビ探偵団
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