美術系学科や高校以外からの入学者が9割超 ―京都芸術大学 12月22日より一般選抜出願開始、実技試験なしでも受験可能―

在籍学生の93%は普通科や総合学科などの出身

学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学

京都芸術大学(京都市左京区、学長:佐藤卓)の通学課程では、2025年度の在校生の93%が美術科やデザイン科といった美術系学科以外の高校出身者となっています。

従来、芸大の入試といえばデッサンなど実技科目を伴うのが定番というイメージでした。

しかし、京都芸術大学では、こうした近年の傾向を踏まえ、デッサンなどの実技試験を必須としない入試制度を広げており、より幅広い層の受験生に門戸を開いています。

なお、総合型選抜だけではなく、12月22日から出願が始まる一般選抜入試でも、全ての学科・コースにおいて、実技以外の科目での受験が可能です。

受験生が 「国語」「英語」「小論文」「鉛筆デッサン」から1科目ないし2科目を選択でき、実技での受験は必須ではありません。

■ 変わる芸術大学像 ― 特別な才能から多様な可能性の場へ

本学通学課程によるアンケートや調査データから、以下の傾向が見受けられます。

  • 芸術・美術系学科以外から進学した学生の割合:93%

  • 受験生のうち、美術系予備校に通っていると回答した割合:8% 

※いずれも2025年度に京都芸術大学が実施した各種アンケートや調査結果に基づくデータ

通学課程在学生3,200名のうち、93%が普通科・総合学科などの美術系学科や高校以外の出身です。
このことは、「芸術大学=アートやデザインを学んだ特別な人が入学する大学」という固定観念が薄れ、学びの多様化と呼応し、志願者層が広がっていることが背景にあります。

生成AI活用といったデジタル技術の進展に伴い、例えば、文芸を学ぶことはWebコンテンツの編集、ゲームのシナリオ制作など活用の場が広がり、映像を学ぶこともテレビ業界だけに限らず、YouTubeやTikTokでの配信など新しい映像表現へとつながっています。

こうした変化により、芸術大学は「限られた専門職を目指す場」から「クリエイティブ力を武器に多様な分野で活躍する人材を育てる場」へと進化を遂げています。

■ ― 美術経験ゼロから芸術大学へ 普通科高校を卒業後、京都芸術大学で学ぶ学生の声

高校も美術系の学校に通っていたわけでもないし、画塾に通っていたわけでもないので、芸術大学に入学できるのかと心配していました。しかし、デッサンなどの専門的な技術で評価する入試方式だけではなく、体験授業を受けてグループで協力しながら成果物を作るという体験授業型の入試方式があることを知りました。

高校3年生の5月に京都芸術大学を志望し、入試日まで時間は無かったものの、この大学に絶対に入学したいという気持ちで入試に向けて努力しました。


入学してからは本当に芸術大学という環境が自分に合っているなと毎日感じます。自分の好きなことに全集中できる環境にすごく感謝しています。自分のやりたい事を妥協せずにチャレンジしてみるとキラキラしている道が切り拓けると身をもって感じています。


――滋賀県立高島高校出身 松尾春歩さん、文化財保存修復・歴史文化コース(現 文化財保存修復・歴史遺産コース) 2年生

 ▶より詳しいインタビュー記事はこちら https://www.kyoto-art.ac.jp/nosense/


■ 芸術大学進学は、もっと身近な選択肢に—まだ間に合う!2026年度入試情報

「絵が得意ではないんだけど…」「美術科でなければいけない?」

― 美術系の予備校に通わなくても、アートやデザインを高校時代に専門的に学んだ経験がなくても、芸術大学への道は開かれています。

12月22日より出願受付が開始される総合型選抜4期と一般選抜について、詳細は下記をご確認ください。


1.【総合型選抜4期】テーマ選択型

- 出願期間:2025年12月22日〜2026年1月7日(消印有効。※海外から直接もしくは、離島在住者対象型に出願する場合は必着)

- 選考方法:ポートフォリオの提出など表現型をはじめとする5つのテーマから選択、オンライン面接

- 募集人数:若干名
- 詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/interview2/


2.【一般選抜】

- 出願期間:2025年12月22日〜2026年1月7日(消印有効。海外から直接出願する場合は必着)

- 選考方法:鉛筆デッサン、小論文、国語/英語の中から1科目ないし2科目を選択して受験

- 募集人数:定員の10%

- 詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/subject2/


⬛︎ 京都芸術大学について

国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に"社会と芸術"の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」を年間100件以上実施しています。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。

所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/





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会社概要

URL
https://www.kyoto-art.ac.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
京都府京都市左京区北白川瓜生山 2-116
電話番号
075-791-9122
代表者名
徳山豊
上場
未上場
資本金
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設立
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