不妊治療に関する質問に回答するチャットボットを開発しインターネット上で公開
不妊治療に悩む患者や家族への情報提供サービスを開始
医療法人浅田レディースクリニック(理事長:浅田 義正)と日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:山口 明夫、以下日本IBM)は、生成AIを活用した不妊治療の質問に答えるチャットボット・アプリケーション「チャットボット浅田せんせい」を共同で開発し、本日インターネット上に公開しました。「チャットボット浅田せんせい」は、浅田理事長の不妊治療に関する知識をベースに構築されており、不妊治療で悩む方々やその家族が、不妊治療に関する問い合わせをいつでも気軽に行うことができます。
日本国内で体外受精・胚移植等における不妊治療の実施件数は、50万件[1]以上とされており、未だ治療を受けていない不妊に悩む潜在的な患者はそれ以上になると想定されています。しかしながら不妊症は科学的に解明されていないことも多く、不妊治療はまだ確立されていません。
潜在的な患者はSNS等で情報収集することも多いですが、それらの情報は、妊活の民間療法(食事やサプリ、鍼灸など)の情報も含まれ、信頼できる不妊治療の情報を得ることはインターネットが発達した現代においても課題とされています。
これまでも浅田レディースクリニックと日本IBMは、不妊治療業界におけるAIの活用に取り組んでおり、その一つとして不妊治療に携わる若手医師の育成・教育を支援するAIシステム、AACS(アークス)を共同で開発しました[2]。AACSは現在も浅田レディースクリニックにて運用されています。
今回開発された「チャットボット浅田せんせい」は、Retrieval-Augmented Generation(RAG)アーキテクチャーを採用しました。RAGは外部の知識ベースから事実を検索し、正確な情報に基づいて回答を生成する仕組みです。これにより本チャットボットは、ユーザーの質問に関する情報を浅田理事長の知見データベースから取得し、それを元に生成AIがユーザーに回答します。これにより不妊治療に関する一般的な質問に加えて浅田レディースクリニック独自の治療に関する質問に対して、浅田理事長の知見に基づいた信頼できる回答を可能にしています。更に回答の根拠となった情報源を提示することで、安心してご利用いただけることを目指しています。
以上
■ご参考資料と参照リンク:
「チャットボット浅田せんせい」の特徴

浅田理事長が執筆もしくは監修した情報をベースに、不妊治療に関する質問に回答します。回答にはMicrosoft社のAzure OpenAIの生成AIを利用しています。無料で、どなたでもお使いいただけます。
URL: チャットボット浅田せんせい(https://chatbot-asada.com/)
なお、本チャットボットは、ユーザーが入力した情報に基づき、不妊治療に限定して関連する可能性のある情報を提供するものです。診断、治療などを目的とはしておらず、情報提供のみを行なうことを意図しています。
本チャットボットで提供される情報をもとにして、医師の助言なしに医学的判断を下すべきではありません。健康上の問題や疑念がある場合は、必ず適切な医療機関や専門家へ相談する必要があります。
参照リンク:
[1] 2022年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績(日本産科婦人科学会)
https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf
[2] 不妊治療に携わる若手医師の育成・教育を支援するAIシステム「AACS(アークス)」成熟卵子採卵のための調節卵巣刺激プロトコルを教育システム化
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000084430.html
IBMおよびIBM ロゴは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。
<報道関係者お問い合わせ先>
医療法人浅田レディースクリニック 広報
E-mail: publicity@ivf-asada.jp
日本アイ・ビー・エム株式会社 内山
広報代表 TEL: 03-3808-5120/ E-mail: PRESSREL@jp.ibm.com
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