リフォーム提案・対応している不動産会社は約6割!リフォーム市場の拡大に必要な信頼される情報提供とは|いえらぶ調べ

株式会社いえらぶGROUP

不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「リフォームに関するアンケート調査」を実施しました。有効回答1,189件(※1)の調査結果を発表します。

■調査の背景

近年、少子高齢化、住宅の老朽化や空き家の増加といった課題が社会全体で顕在化する中、既存住宅の利活用や住環境の再整備に注目が集まっています。とくにリフォームは、住宅ストックの有効活用や生活の質向上を実現する手段として期待されている一方で、エンドユーザー・不動産会社双方にとって課題も多く残されています。

今回、不動産会社とエンドユーザーの意識や実態を明らかにするため、「リフォームに関する意識調査」を実施しました。

■アンケート調査サマリー

1.不動産会社の約6割がリフォームに対応。提案の主目的は「空室対策」、中古流通の活性化にも期待

2.エンドユーザーの26.2%が「リフォームは費用が高そう」と不安、不動産会社も価格説明に課題を感じている

3.リフォーム判断に見積例を求める声が24.8%、体験談や事例も重視される時代に

1.不動産会社の約6割がリフォームに対応、提案の主目的は「空室対策」、中古流通の活性化にも期待

不動産会社に対して「リフォームの提案・対応は行っていますか?」という質問をしたところ、「自社で積極的に提案・実施している」(26.1%)、「協力会社に依頼して対応している」(32.0%)と、約6割の企業が積極的にリフォームの対応していることがわかりました。一方で、「相談があれば対応する程度」(25.2%)や、「特に対応していない」(16.7%)と、企業によって姿勢の違いも見られます。

さらに、「リフォーム提案を行う主な目的は何ですか?」という質問をしたところ、「賃貸物件の空室対策・入居率向上」が22.8%で最も多く、次いで「物件価値の維持・向上」(19.0%)、「中古物件の売却促進」(18.2%)となっています。

この結果から、リフォーム提案は賃貸市場における空室対策だけでなく、中古住宅の流通を後押しする手段としても重要視されていることがわかります。今後、住宅の長寿命化や中古住宅活用が進むなかで、不動産会社によるリフォーム提案の役割はますます拡大していくことが見込まれます。

2. エンドユーザーの26.2%が「リフォームは費用が高そう」と不安、不動産会社も価格説明に課題を感じている

エンドユーザーに「リフォームに対して、不安やハードルに感じることはありますか?」と尋ねたところ、「費用が高そう」(26.2%)が最も多く、次いで「価格の目安が分かりにくい」(20.6%)、「トラブルの発生が不安」(13.6%)といった声が挙がりました。

一方で、不動産会社側からも「費用対効果の説明が難しい」(26.6%)や「社内にリフォーム提案ができる人材がいない」(11.1%)といった課題が挙げられました。エンドユーザーと不動産会社の双方に、価格に関する情報不足が共通の悩みとなっている実態が明らかになりました。

費用感や完成後のイメージが掴みにくいリフォームにおいては、価格の透明性や提案の質が利用者の意思決定を左右します。今後のリフォーム市場の拡大には、信頼性の高い情報提供と価格の見える化がより一層重要になるといえそうです。

3.リフォーム判断に見積例を求める声が24.8%、体験談や事例も重視される時代に

エンドユーザーに「リフォームを検討する際、どんな情報があると判断しやすいですか?」という質問をしたところ、「費用の目安が分かる見積例」(24.8%)が最も多く、次いで「施工前後の写真や図面などの事例」(18.2%)、「実際に使った人の体験談・口コミ」(13.8%)となりました。


特に「体験談・口コミ」や「施工事例」など、他の人の経験に基づいた情報を重視する傾向が見られ、リフォームの判断材料として“リアルな声”が重視されていることが明らかになりました。


そのほかにも「補助金やローンの情報」(13.9%)や「工事を担当する会社の情報」(13.5%)といった回答も多く寄せられており、価格面だけでなく施工後のイメージや安心感を得られるかどうかが、判断を左右する重要な要素となっています。今後、ユーザー目線に立った情報発信がより一層求められるといえます。

■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 コメント

今回の調査から、エンドユーザーからのリフォーム需要が高まる一方で、費用への不安や判断材料の不足が大きなハードルとなっていることが分かりました。不動産会社側にも提案体制や人材面での課題が残る中、信頼されるリフォーム提案には価格の透明化や情報共有の強化が不可欠です。

いえらぶGROUPでは、住まいや暮らしを取り巻く環境の変化を的確に捉え、不動産業界がより柔軟かつ前向きに対応できるようシステム面から支援を続けてまいります。

■調査概要

調査期間:2025年5月12日~2025年5月23日

調査機関:株式会社いえらぶGROUP

調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など

有効回答:【不動産会社】222件

調査手法:インターネットアンケート調査


▽本リリースに関する問い合わせ

https://ielove-cloud.jp/news/entry-1173#mail

■いえらぶGROUPについて

いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。

不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国25,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。

今後も業界への利益相反の観点から、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。

会社名:株式会社いえらぶGROUP

代表者:代表取締役 岩名泰介

設立 :2008年1月

資本金:3,825万円

所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階

コーポレートサイト:https://www.ielove-group.jp/

不動産事業者向けサービス紹介サイト:https://ielove-cloud.jp/

不動産ポータルサイト:https://www.ielove.co.jp/

*グループ各社で「家賃保証」「ライフライン取次」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中


※1 有効回答1,189件の内訳:不動産会社222名、エンドユーザー967名


▼本リリースに関する取材のお問い合わせについては、以下のフォームからご連絡ください

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株式会社いえらぶGROUP 広報課

担当:小玉、秋吉、富井

TEL:03-6911-3955 / FAX:03-6911-3956

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
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03-6911-3955
代表者名
岩名泰介
上場
未上場
資本金
3825万円
設立
2008年01月