横山光輝『史記』で紐解く古代中国二千年の歴史。「時空旅人 2022年1月号」本日発売
今こそ知りたい、古代中国二千年史『史記』
約二千年の時を超えて読み継がれる、不朽の名著『史記』とは何か。中国最初の正史にして、中国史上最も重要な歴史書と位置付けられる史書。作者の司馬遷とは何者だったのか、そしてなぜ、この本を後世に残したのだろうか。今回は漫画家・横山光輝『史記』のビジュアルとともに激動の歴史を紐解く。
- 『史記』とは何か?
『史記』以前、中国王朝の歴史を総合的に記述した歴史書は存在しなかった。司馬遷は父・談たんの意志を受け継いで前人未到の偉業を成し遂げたのである。
- 横山光輝『史記』で紐解く 古代中国史
巨匠・横山光輝の足跡
好奇心旺盛で、つねに新しい作品にチャレンジし続けてきたという漫画界の巨匠。「とにかく一生懸命描いてきた」の言葉が今、重みを持って心に響いてくる。
- 第一章 古代王朝から春秋五覇まで 三皇五帝・夏・殷・周・春秋時代
三皇五帝の伝説を経て、中国最古の王朝とされる夏が誕生した。殷・周王朝を経てその権威が衰えると有力諸侯が覇を唱える時代へと突入する。
史実性が薄いといわれる神話時代。だが『史記』を読むにあたり、その存在は無視できない。司馬遷がこれを記した意図を知っておきたい。
- 第二章 戦国七雄の登場、新たなる秩序の幕開け 戦国時代
春秋時代から続く戦乱は、晋の分割により拡大の一途をたどっていた。社会は大変革期を迎え、思想は爛熟した。そして時代は始皇帝の登場を迎える。
強勢を誇った晋が魏・趙・韓に三分され、七雄が生まれて幕を開けた戦国時代。その始期に、魏を覇者の座へと導き、次いで楚を隆盛させた兵法家の活躍を伝えよう。
商鞅の変法を経て国力を養い、中原へと進出を果たす秦。他六国は合従策で秦に対抗する。秦は恵文王から昭王、孝文王、荘襄王を経て、いよいよ嬴政(始皇帝)の時代を迎える。
- 第三章 漢王朝はいかにして生まれたのか? 前漢
始皇帝が死去すると、秦王朝は混乱と滅亡の兆しを見せた。趙高の暗躍、暗愚な二世皇帝、権力の横暴に民衆の不満は頂点に達した。そこに覇権を狙う二人の武将が現れた……項羽と劉邦である。
悪漢趙高らによる恐怖政治に耐えかねた農民たちが反旗の狼煙を上げ、その火種は大きく確実に各地へと広がっていくのだった。
- シルクロードの開拓者 張 騫の外交とは? 武帝の野望と匈奴列伝
武帝や司馬遷が生きた時代は、北方騎馬民族と漢との抗争が本格化した時代でもあった。外交での解決を求めて西方に旅経つ探検家。彼の活躍は、シルクロードの礎となった。
- 時空旅人 2022年1月号 詳細
時空旅人 2022年1月号
特集:史記
発売日:2021年11月26日(金)
特別定価980円 (本体価格891円)
ISBN:491005265012100891
※全国の書店、 コンビニエンスストア、 ネット書店にてお求めいただけます。
【商品詳細】
https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=12122
2021年11月26日
株式会社 三栄
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