京都講談 玉田玉秀斎の「京都がたり」第十回講談『菅原道真天神記』
京都源流の講談の名跡・玉田玉秀斎(四代目)が京都を舞台に読む「京都がたり」シリーズ。記念すべき第十回は 玉田家の十八番、菅原道真の一代記
講談は張り扇で尺台を叩きながらリズムをつけ、歴史上の人物や事件などを流れるように臨場感たっぷりに語る伝統話芸です。『京都がたり』はこの土地に残る様々な出来事を取り上げ、物語を創作して次世代に残すための新作講談を実演するプロジェクトとして行ってきました。
伝統話芸と言われながらなぜ創作なのか?
それは、玉田家の伝統が「物語を創作し、講釈すること」にあるからです。
第十回という節目の今回は、玉田家の原点に立ち返った企画として、玉田家に残されていた十八番の中から『菅原天神記』の復活公演を行います。先代の玉秀斎が書き残した本を元に、四代目・玉秀斎が新版『菅原道真天神記』に挑戦いたします。
また、京都を拠点に活躍される玲月流初代 篠笛奏者、森田玲氏の演奏も合わせてお楽しみいただきます。
公演概要
タイトル:玉田玉秀斎の「京都がたり」 第十回講談 『菅原道真天神記』
開催日時:2023年9月22日 (金) 13:30開場 / 14:00開演(上演時間:約90分)
出 演:玉田玉秀斎 【特別出演】 森田玲
概 要:2020年にスタートした玉田玉秀斎の「京都がたり」、これまで毎回京都をテーマにした新作講談を
お楽しみいただいてきましたが、記念すべき第十回は、改めて玉田家の原点に立ち返った企画です。
100年ぶりによみがえる、菅原道真の一代記――
会 場:京都劇場
(京都市下京区塩小路通東塩小路町901番地 京都駅ビル内)
料 金:前売 2,500円・当日 3,000円 (自由席・税込) ※未就学児入場不可
チケットお取扱い
◆【インターネット】京都劇場オンラインチケット
◆【電話予約】京都劇場
TEL 075-341-2360(平日 10:00~18:00)
※電話予約の場合は、郵便振替でご入金いただき、チケットを郵送にてお送りいたします。
そのためチケット代のほか振込手数料と郵送代(370円)が別途必要です。
[主催・お問合せ]
京都劇場 TEL 075-341-2360
https://www.kyoto-gekijo.com/index.php
[チケット発売]
2023年8月1日(火)10:00~
【出演者プロフィール】
講談師/玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)
幕末の京都で活躍した神道講釈師・玉田永教の流れをくむ玉田家の四代目。
高校時代、ロータリー交換留学生としてスウェーデンに1年間留学。そこで逆に日本に興味を持ち、帰国後、司法浪人時代に四代目・旭堂南陵に偶然出会い、「講談師も弁護士も最後に“し”がついているから一緒や」という言葉で入門。講談の多言語化に取り組み、ブラジルでのポルトガル講談、ラスベガスでの英語講談など海外公演も。さらにジャズやアコーディオンなどとの音楽コラボ講談、ググる講談(即興講談)、地域の歴史に根差した町(地域)おこし講談、ホームレス経験者への取材をもとにしたビッグイシュー講談など、新作も多数創作。FM大阪『天才的なバカになれ!』毎週日曜日放送中。
2022年4月より三重大学大学院・人文社会科学研究科修士課程にて忍者の研究開始。
篠笛奏者/森田 玲(もりた あきら)
1976年(1976)大阪生まれ、京都市在住。透明で艶のある音を練り、独奏や和太鼓との共演でその魅力を発揮する。奏法指導にも力を入れ、奏者の癖を瞬時に見抜き、音色の改善方法を明解に示し効果を上げることで定評がある。個人稽古の他、小・中・高校・大学などの教育機関や、太鼓集団、各地の祭礼関係者からの講習依頼もある。篠笛が育まれてきた祭文化に造詣が深く、神賑(かみにぎわい)を切り口に独自の視点で祭の構造を読み解く。清らかな音色を追求しながら、篠笛の歴史、今、未来を見つめ、その継承・発展に貢献している。京都大学 農学部 森林科学科 卒業。株式会社 篠笛文化研究社 代表。
2014年「京都市芸術文化特別奨励者」認定。
篠笛玲月流ウェブサイト https://reigetsu-shinobue.jp/
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