千葉大学と敬愛大学の学生が運営するコミュニティガーデンが10年目 今年も花植えイベントを開催しました
千葉大学環境ISO学生委員会は敬愛大学の学生とともに、西千葉キャンパス近くの緑地帯においてコミュニティガーデンを運営しています。10月29日(土)に近隣住民の方々をお誘いして花植えイベントを行いました。
- 10年目を迎えたコミュニティガーデン「ちーあいふれあいの庭」
千葉市が行っている「花いっぱい市民活動」の花苗配付の助成を活用し、2013年より毎年春と秋の計2回、近隣住民と合同で花の苗を植えるイベントを行っており、今年で10年目を迎えました。
2017年には、地域社会及び市全域にわたってボランティア精神を基盤に尽力されている千葉市民または千葉市内の団体を表彰する「平成29年度千葉市を美しくする運動推進功労者表彰」を受賞しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000015177.html
- 今年度の「花植えイベント」について
日時:2022年4月30日(土)10:00~12:00
花苗:ニチニチソウ、ジニア・プロフュージョン 150株ずつ
参加者:千葉大生・敬愛大生23名、地域住民14名
秋の花植えイベント
日時:2022年10月29日(土)10:00~12:00
花苗:ハボタン、ストック 120株ずつ
参加者:千葉大生・敬愛大生16名、地域住民12名
- 企画を担当する学生の声 (園芸学部2年 冨田明花)
地域の方とイベント当日に、一緒に花苗の配置を決め、手分けして1株ずつ植えていく作業をしながら交流できるのも楽しい時間です。「何のお花を今回は植えるの?」「いつも見てるよ!」「花壇を作ってくれてありがとう」などの声をいただくことが励みになっています。花壇があることで地域の方々の花への関心を高めることができているのではないかと思うと嬉しいです。このように花壇を整備し花々の生命を地域と一体で維持して見守ることは、地域の景観管理だけでなく、地域の繋がりを強めることに貢献すると感じています。参加してくださる方や、花壇の前を通って花を楽しんでくださる方、運営側の学生など、活動を支えて下さる皆様に心から感謝を申し上げます。10年目を迎えたこの活動をこれからも継続し、さらに地域の結び付きを広げていくように努めていきたいと思っています。
- 地域の方の声 (稲毛区町内自治会連絡協議会 第15地区連絡協議会 会長 眞智 洋二様)
花壇のある場所は、地域高規格道路新港横戸町線の道路緑地上にあります。この道路は、道路の整備にあわせて人と人との結びつきが生まれる場を確保するために、新たな空間として創出される歩道部、蓋かけ部や沿道に緑の空間を配置し、地域住民の参加のもと、「みどりの道」をつくり、沿道環境の改善を図ったものです。そこに「文教のまち」の稲毛区の二つの大学が協同で地域住民と共に「ちーあいふれあいの庭」が運営されていることは、千葉市としても地域としても大変喜ばしいことです。学生の皆様は定期的に入れ替わりがあり、運営に苦労する面もあるようですが、二つの大学が協力して運営している所に感心しています。今後は、学生の皆様の発想で、地域にとってより身近に感じられる場として利用していくことにも期待しています。
- 千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約300名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学外緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
- 本件に関するお問い合わせ
千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572
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