LegalOn Technologies、ゴールドマン・サックスをリード投資家として、総額71.4億円のシリーズEラウンドを実施
~全ラウンド総額約286億円~
「LegalOn: World Leading Legal AI」を提供する株式会社LegalOn Technologies(本社:東京都渋谷区 代表取締役 執行役員・CEO:角田 望、以下LegalOn Technologies)は、第三者割当増資、既存株式による株式譲渡、負債性優先株式の発行からなる総額71.4億円のシリーズEラウンドを実施いたします。
これにより、当社における創業以来の全資金調達ラウンドの総額は、約286億円となります。

■資金調達の目的
リーガルAIサービスのグローバルリーダーであるLegalOn Technologiesは、第三者割当増資および既存株主による株式譲渡を通じて、ゴールドマン・サックス、WiL、森・濱田松本法律事務所*が本ラウンドに参画いたします。同時に、みずほ銀行および商工組合中央金庫を割当先として、負債性優先株式の発行を実施いたします。
*「森・濱田松本法律事務所」とは、森・濱田松本法律事務所外国法共同事業、その国内外の拠点及びその関連者を含むグループの総称をいいます。
2017年の創業以来、当社は「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会を創る。」というパーパスの下、グローバルで7,000社以上のお客様に、弁護士による法的知見と最新のAI技術を掛け合わせたリーガルAIサービスを提供しています。当社が提供するリーガルAIサービスは、国内における上場企業の25%以上、Fortune500に掲載されている日本企業の87%にご利用いただいています。
本ラウンドの調達資金により、(1)リーガルAIの開発・強化、(2)AIエージェントの自社開発、(3)グローバル投資の拡大を行います。
(1)リーガルAIサービスの開発・強化として、AIエージェント開発に特に投資をしてまいります。AIエージェントが、日々の法務業務を自律的かつシームレスにアシストすることで、人間による無駄な作業を削減し、人間にしかできない経営判断に寄与する法務機能の確立を支援します。8月を目途に、「LegalOn: World Leading Legal AI」のAIアシスタントである「LegalOnアシスタント」を大幅にアップデートし、AIエージェントを搭載します。これにより、契約書レビューやドラフト、法務相談などをAIエージェントが請け、弁護士監修のコンテンツや自社固有のナレッジ、外部情報と連携して企業の経営方針に従った形でタスクを自律的に処理することが可能になります※。
(2)同時に、人員規模に依存しない非連続の成長を目指し、AIエージェントの自社開発を進めています。第一弾として、当社の全営業プロセスにAI営業アシスタント「Sela」を投入します。当社のサービスをご検討いただくお客様の検討プロセスを当社の営業担当とAI営業アシスタント「Sela」が連携し、お客様のサービス導入プロセスを強力に支援します。更に、ChatGPT、Gemini、NotionAI、NotebookLM、ClaudeといったAIエージェントを社内全組織へ導入、活用支援にも投資を行い、2027年までに業務効率を10倍以上に引き上げ、650名のチームで1万人に匹敵する生産性を実現します。
(3)更に当社の世界展開をより一層加速するべく、現行のグローバルオペレーションを、当年度内に、日本、米国、英国に加えて、アジア太平洋エリア(APAC)へと拡大します。本世界展開を通じて、リーガルAI領域におけるグローバルリーダーとして世界の企業法務領域におけるイノベーションを牽引してまいります。
※「LegalOn Assistant」が対応可能な業務は、2025年8月以降順次拡大します。
■本ラウンドにおけるリード投資家からのコメント
Stephanie Hui, Global co-head of Growth Equity at Goldman Sachs Asset Management
“AI is fundamentally transforming how in-house legal teams operate, and LegalOn is leading that transformation. By combining advanced AI with deep legal expertise, LegalOn is reinventing the contracting process and empowering legal departments to work faster and more strategically. Already trusted by over 7,000 companies, LegalOn is one of the most widely adopted legaltech platforms in the world. As they rapidly gain traction across global markets, we believe LegalOn is uniquely positioned to define the future of AI-powered legal technology.”
株式会社みずほ銀行 副頭取執行役員 石川 卓
リーガルAIサービスのグローバル スタートアップである株式会社LegalOn Technologiesのグローバルでの一層の成長を見据えた資金供給に際し、同社の成長戦略や資本政策に適した内容で優先株式の設計を行い、スタートアップ企業向けでは当行初となる希薄化を抑制した メザニンファイナンス(優先株式引き受け)を契約いたしました。 今後も〈みずほ〉は、「ともに挑む、ともに実る」を実現するパートナーとして、LegalOn Technologiesとの連携を通じ、〈みずほ〉および〈みずほ〉のお客さまのDXを強力に推進していくとともに、積極的かつ多様なリスクマネー供給を通じ、スタートアップの非連続な成長を全力で支援してまいります。
商工組合中央金庫 スタートアップ営業部 部長 髙橋 幸一
LegalOn Technologiesは、深い法的知見と高度なプロダクト開発力を兼ね備えた、世界有数のリーガルAI企業です。創業以来、法務領域に携わる多くの方々に高品質なプロダクトを提供し、着実な成長を遂げてこられました。
今回の資金調達ラウンドでは、リーガルAIの枠を超えた新分野への進出という挑戦的な構想をサポートすべく、メザニンファイナンスの一種である「負債性優先株式」による資金供給をスタートアップ企業向けとしては初めて実施いたしました。これにより、財務基盤の強化と株式の希薄化(ダイリューション)回避の両立を実現しています。
今後も商工中金は、資金面にとどまらず、LegalOn Technologiesのさらなる成長を全力でサポートしてまいります。
■ 株式会社LegalOn Technologiesについて( URL:https://legalontech.jp/ )
株式会社LegalOn Technologiesは、AI分野における高度な技術力と法律・契約の専門知識を兼ね備えたグローバルリーガルAIカンパニーです。2017年の設立当初から、AIを活用したリーガルAIサービスの開発に注力し、現在は、「LegalOn: World Leading Legal AI」を展開しています。グローバルでの有償導入社数は、2025年3月末時点で7,000社を突破しています。2025年1月から事業領域をコーポレート全体に拡大し、AIカウンセル「CorporateOn」の提供を開始しました。大規模言語モデル(LLM)やAIエージェントなどの最先端のAI技術を製品開発に取り入れ、多様な企業課題に応えるソリューションを通じてお客様のビジネスを支援します。
【株式会社LegalOn Technologies】
社名 :株式会社LegalOn Technologies(リーガルオンテクノロジーズ)
設立 :2017年4月
代表 :代表取締役 執行役員・CEO 角田 望
事業内容:法務・コーポレート業務に関するAIサービスの企画・開発
所在地 :〒150-6219 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー19F
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