【“選べる制服”について考えるキャンペーン第三弾】日本全国4割の高校が「女子のスラックス制服」を採用 “選べる制服”採用率を初調査!トップ3は「長野県」「滋賀県」「神奈川県」
~47都道府県の教育委員会の協力のもと、各都道府県立の全日制高等学校3205校を対象に調査~
CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北村和彦)と株式会社Tポイント・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長島弘明)は、これからの未来を担う中高生から20代の若者世代と政治・社会をつなぐソーシャルプロジェクト「学校総選挙プロジェクト」(https://youthvote.tsite.jp/)を取り組んでおり、若者世代の声を世の中に届け、社会が動くきっかけ作りをミッションとしています。
このたび「学校総選挙プロジェクト」では、「“選べる制服” ※1について考えるキャンペーン」第三弾として、47都道府県の教育委員会の協力のもと、各都道府県立の全日制高等学校3205校を対象に“選べる制服”の採用率を初めて調査いたしました。“選べる制服”制度を採用するにあたり、女子制服にスラックスを用意することから始める学校が多いことを受け、今回、制服が指定されている学校(3073校)のうち女子スラックス制服の採用率を調べた結果、「女子制服でスラックスを選ぶことができる」高校が日本全国に44.4%あることが分かりました。
従来、学校の制服は「男子はズボン、女子はスカート」と規定されていましたが、昨今では、気候の変化や本人の意向に合わせて着用する制服を選択できる“選べる制服”の認知が高まってきています。「学校総選挙プロジェクト」では、多くの生徒が自分らしく快適な学校生活を送れるよう、“選べる制服”を採用する学校が増えていくことを目的に、2021年6月より「“選べる制服” について考えるキャンペーン」を実施しています。
今回の「女子スラックス制服」採用率調査では、制服が指定されている学校のうち、女子スラックスが制服として用意されている学校の割合を導き出しました。加えて、トランスジェンダーの生徒が実質的なカミングアウトになることを避けるため、「異装届」や「特別な理由の提出」が必要な学校、また「男子生徒の制服を着用する」ことになる学校は「採用なし」として集計いたしました。その結果、日本全国での採用率は44.4%、また都道府県別の採用率トップ5は、1位「長野県」(87.8%)、2位「滋賀県」(86.4%)、3位「神奈川県」(84.3%)、4位「千葉県」(77.3%)、5位「大阪府」(75.2%)であることが判明いたしました。その一方で、女子スラックス制服の採用率が10%を下回る地域もあることが分かりました。
■浦和大学社会学部准教授/模擬選挙推進ネットワーク 林大介先生からのコメント
社会環境が大きく変化している現在において、「女性=スカート」といった押し付けは、教育現場が思考停止に陥っていると言えます。そもそも制服について理解したうえで入学するとはいえ、快適な学校生活を過ごすために、制服にはどのような役割があるのでしょうか。制服が持つ意味や役割、これからのあり方について、学校の主人公である高校生自身が、自分事として考え、友だちや教職員等と話し合い、よりよい改善につなげていくことは、主体的で対話的な深い学びの実践となり、生きる力を育てることにつながります。学ぶために我慢するのではなく、学びやすい環境に変えていくことが、何よりも大事だと考えます。
■「学校総選挙プロジェクト」プロジェクトリーダー 石井大樹からのコメント
調査する中で、現時点では女子スラックス制服を採用していないものの、今後採用を決めた学校や、採用を検討している学校が多くあることが分かり、これから採用学校が増えていくものと期待しています。制服は、学校、生徒、保護者だけでなく、卒業生や周辺地域との関係の中で検討されるため、気候や風習、背景もそれぞれ異なり画一的なルールで一斉に適用できないことだと思いますが、生徒たちが「自分の学校はどうあるべきか」を考える機会を提供すること、また、その生徒たちの考えを学校や地域の人々が受け止め、よりよい方法を一緒に探して行くことが大切だと考えています。
「学校総選挙プロジェクト」では、今回の調査をもとに、全国の女子スラックス制服の採用率を都道府県別に可視化することで、多くの人が“選べる制服”の現状を知り、自分ゴトとして考えるキッカケとなって欲しいと考えております。
CCCマーケティングおよびTポイント・ジャパンは、「学校総選挙プロジェクト」を通じて、若者が社会課題に主体的に関わり、判断し、実行をしていく「グローバル・シチズンシップ」を育み、SDGsの目標4「すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成につながっていくことを目指してまいります。そして、「UNIQUE DATA, SMALL HAPPY.」をグループミッションに、「T」が「人と社会をつなぐ」存在となることを目指し、引き続き、新たな社会価値創造に取り組んでまいります。
■対象学校:各都道府県立の全日制高等学校3205校
■調査方法:47都道府県の教育委員会の協力のもと、以下のいずれかの方法で実施
・各学校の校則から集計
・教育委員会が保持・調査結果の情報提供
・各高校への電話・メールでの問い合わせ
■条件:
・制服が指定されていること(私服校は集計から除外)
・女子制服としてスラックスが採用されていること
・スラックスを着用するために「異装届」「特別な理由の提出」の届け出が不要なこと
・スラックス希望者の選択肢が「男子生徒の制服」以外も設けられていること
■プロジェクトサイト:https://youthvote.tsite.jp/
■プロジェクト開始日:2020年10月13日(火)
■プロジェクト内容:「学校総選挙プロジェクト」は、CCCの創業意図「若者に新しい生活スタイルの情報を提供する拠点を提供していく」をアイデンティティに、これからの未来を担う若者が、これからの未来を生きていく糧となる新たな発見や考え方を共創していく「場」です。中高生から20代の若者世代に向けて、政治や社会課題から進学、学校など幅広い領域から、これからの若者世代に関わる課題をテーマアップし、その問題提起した課題についての中立的な情報と同世代が対話を深める場を提供します。WEBサイトで実際に「投票」することで、中高生世代の一人一人が主体的に関わり、意思表示できる機会を作ります。そして、中高生の「声」をまとめた投票結果のレポート記事や、有識者へのインタビュー記事などをnote上で掲載したり、オピニオンリーダーを迎えての企画や対話の場なども提供をしていく予定です。
■Twitterアカウント:学校総選挙プロジェクト【公式】 https://twitter.com/T_gakkou
■noteアカウント:学校総選挙プロジェクト【公式】 https://note.com/t_gakkou
※1 ”選べる制服”とは、男女ともに制服のスラックス、スカート、ネクタイ、リボンなどを自由位に組み合わせ、選択できる制度を指します。
このたび「学校総選挙プロジェクト」では、「“選べる制服” ※1について考えるキャンペーン」第三弾として、47都道府県の教育委員会の協力のもと、各都道府県立の全日制高等学校3205校を対象に“選べる制服”の採用率を初めて調査いたしました。“選べる制服”制度を採用するにあたり、女子制服にスラックスを用意することから始める学校が多いことを受け、今回、制服が指定されている学校(3073校)のうち女子スラックス制服の採用率を調べた結果、「女子制服でスラックスを選ぶことができる」高校が日本全国に44.4%あることが分かりました。
従来、学校の制服は「男子はズボン、女子はスカート」と規定されていましたが、昨今では、気候の変化や本人の意向に合わせて着用する制服を選択できる“選べる制服”の認知が高まってきています。「学校総選挙プロジェクト」では、多くの生徒が自分らしく快適な学校生活を送れるよう、“選べる制服”を採用する学校が増えていくことを目的に、2021年6月より「“選べる制服” について考えるキャンペーン」を実施しています。
今回の「女子スラックス制服」採用率調査では、制服が指定されている学校のうち、女子スラックスが制服として用意されている学校の割合を導き出しました。加えて、トランスジェンダーの生徒が実質的なカミングアウトになることを避けるため、「異装届」や「特別な理由の提出」が必要な学校、また「男子生徒の制服を着用する」ことになる学校は「採用なし」として集計いたしました。その結果、日本全国での採用率は44.4%、また都道府県別の採用率トップ5は、1位「長野県」(87.8%)、2位「滋賀県」(86.4%)、3位「神奈川県」(84.3%)、4位「千葉県」(77.3%)、5位「大阪府」(75.2%)であることが判明いたしました。その一方で、女子スラックス制服の採用率が10%を下回る地域もあることが分かりました。
■浦和大学社会学部准教授/模擬選挙推進ネットワーク 林大介先生からのコメント
社会環境が大きく変化している現在において、「女性=スカート」といった押し付けは、教育現場が思考停止に陥っていると言えます。そもそも制服について理解したうえで入学するとはいえ、快適な学校生活を過ごすために、制服にはどのような役割があるのでしょうか。制服が持つ意味や役割、これからのあり方について、学校の主人公である高校生自身が、自分事として考え、友だちや教職員等と話し合い、よりよい改善につなげていくことは、主体的で対話的な深い学びの実践となり、生きる力を育てることにつながります。学ぶために我慢するのではなく、学びやすい環境に変えていくことが、何よりも大事だと考えます。
■「学校総選挙プロジェクト」プロジェクトリーダー 石井大樹からのコメント
調査する中で、現時点では女子スラックス制服を採用していないものの、今後採用を決めた学校や、採用を検討している学校が多くあることが分かり、これから採用学校が増えていくものと期待しています。制服は、学校、生徒、保護者だけでなく、卒業生や周辺地域との関係の中で検討されるため、気候や風習、背景もそれぞれ異なり画一的なルールで一斉に適用できないことだと思いますが、生徒たちが「自分の学校はどうあるべきか」を考える機会を提供すること、また、その生徒たちの考えを学校や地域の人々が受け止め、よりよい方法を一緒に探して行くことが大切だと考えています。
「学校総選挙プロジェクト」では、今回の調査をもとに、全国の女子スラックス制服の採用率を都道府県別に可視化することで、多くの人が“選べる制服”の現状を知り、自分ゴトとして考えるキッカケとなって欲しいと考えております。
CCCマーケティングおよびTポイント・ジャパンは、「学校総選挙プロジェクト」を通じて、若者が社会課題に主体的に関わり、判断し、実行をしていく「グローバル・シチズンシップ」を育み、SDGsの目標4「すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成につながっていくことを目指してまいります。そして、「UNIQUE DATA, SMALL HAPPY.」をグループミッションに、「T」が「人と社会をつなぐ」存在となることを目指し、引き続き、新たな社会価値創造に取り組んでまいります。
- 【“選べる制服”について考えるキャンペーン「女子スラックス制服採用率」調査】
■対象学校:各都道府県立の全日制高等学校3205校
■調査方法:47都道府県の教育委員会の協力のもと、以下のいずれかの方法で実施
・各学校の校則から集計
・教育委員会が保持・調査結果の情報提供
・各高校への電話・メールでの問い合わせ
■条件:
・制服が指定されていること(私服校は集計から除外)
・女子制服としてスラックスが採用されていること
・スラックスを着用するために「異装届」「特別な理由の提出」の届け出が不要なこと
・スラックス希望者の選択肢が「男子生徒の制服」以外も設けられていること
- 【「学校総選挙」サービス概要】
■プロジェクトサイト:https://youthvote.tsite.jp/
■プロジェクト開始日:2020年10月13日(火)
■プロジェクト内容:「学校総選挙プロジェクト」は、CCCの創業意図「若者に新しい生活スタイルの情報を提供する拠点を提供していく」をアイデンティティに、これからの未来を担う若者が、これからの未来を生きていく糧となる新たな発見や考え方を共創していく「場」です。中高生から20代の若者世代に向けて、政治や社会課題から進学、学校など幅広い領域から、これからの若者世代に関わる課題をテーマアップし、その問題提起した課題についての中立的な情報と同世代が対話を深める場を提供します。WEBサイトで実際に「投票」することで、中高生世代の一人一人が主体的に関わり、意思表示できる機会を作ります。そして、中高生の「声」をまとめた投票結果のレポート記事や、有識者へのインタビュー記事などをnote上で掲載したり、オピニオンリーダーを迎えての企画や対話の場なども提供をしていく予定です。
■Twitterアカウント:学校総選挙プロジェクト【公式】 https://twitter.com/T_gakkou
■noteアカウント:学校総選挙プロジェクト【公式】 https://note.com/t_gakkou
※1 ”選べる制服”とは、男女ともに制服のスラックス、スカート、ネクタイ、リボンなどを自由位に組み合わせ、選択できる制度を指します。
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