アストラムライン向け新型車両7000系AGTの最終編成分を納入 国際平和都市・広島の公共交通輸送に一役
◆ アストラムライン向けに当社として累計24編成(144両)を完納 ◆ 広島県三原市にある車両工場で製造して同県内の広島市で運行する“地産地走”で貢献
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三菱重工業はこのほど、広島高速交通株式会社(社長:政氏 昭夫氏、本社:広島市安佐南区)に、新型車両7000系AGT(Automated Guideway Transit※1)の最終編成分にあたる第24編成の納入を完了しました。この第24編成車両は、同社の運行路線である「アストラムライン」で、2月4日に営業運転が開始され、国際平和都市・広島で地域公共交通輸送の一翼を担っていきます。
アストラムライン向け7000系AGT車両は、1994年の開業時から運行する他社製車両の後継として、2020年に受注※2したものです。当社は累計で24編成(144両)の車両を納入。今回の納入により、同路線の車両はすべて当社製となりました。
7000系AGTでは、軽量で高い耐久性とリサイクル性を備えたアルミ構体を採用したほか、フリースペースの設置などにより乗客の利便性向上を図りました。この7000系には、広島県内の当社三原製作所(三原市)で製造された車両を同じ県内の広島市で運行する“地産地走”を通じて地域の持続的発展に貢献したいという関係者の思いが集約されています。
三菱重工グループは、今回の7000系AGT完納をさらなる弾みとして、今後も国内外に向け、優れたデザインや経済性、そしてCO2を排出しないクリーンなAGTシステムの納入を通じ、世界各地の経済発展、交通利便性向上といった地域課題への対応と解決策の提供を目指すとともに、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。また、今後も信頼できるパートナーとして、卓越したソリューションを提供していきます。
※1 電力駆動により完全自動走行する新交通システムで、ターミナル間および空港周辺施設への移動用として世界各地で利用されています。ゴムタイヤ方式を採用しているため、走行が滑らか、かつ低騒音であるのが特長です。
※2 2020年の受注について、詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。
https://www.mhi.com/jp/news/200910.html
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広島高速交通について
広島高速交通は、広島市などが出資して1987年に設立された新交通システム運営会社です。同社が運営するアストラムラインは、広島市中心部の本通駅から北西に位置する都市拠点・西風新都の広域公園前駅までを結んでおり、路線延長は新交通システム路線としては日本最長の18.4kmを誇っています。車体のクロームイエロー(和名:やまぶき色)は「平和、寛大、理想」という色の属性(意味)を持ち、国際平和都市・広島の公共交通として利用者に親しまれています。
■三菱重工業株式会社
ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp/
オンラインマガジン「SPECTRA」(日本語):https://spectra.mhi.com/jp
公式Twitter:@MHI_GroupJP
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