就活終了のタイミング、「自分に合う企業から内定をもらうまで」よりも「なるべく早く」が約30%上回る、スピード重視

2026年卒の就職活動に関する意識調査(後編)

レバレジーズ株式会社

レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就活サービス「career ticket (キャリアチケット)( https://careerticket.jp/ )」は、キャリアチケットに登録している2026年卒業予定の大学生351名を対象に、就職活動に関する意識調査を実施しました。本調査は前編・後編に分かれた発表となり、前回の調査※に続く「2026年卒の就職活動に関する意識調査」の後編をお届けします。
※ 2024年6月発表「2026年卒の就職活動に関する意識調査(前編)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000665.000010591.html

全文はこちらからご覧いただけます。

https://careerticket.jp/media/article/2635/


<調査サマリー>

  1. 2024年4月末時点、26卒の約3人に1人が既にイベントやインターンで企業と接触

  2. 就活終了のタイミング、「自分に合う企業から内定をもらうまで」よりも「なるべく早く」が約30%上回る、スピード重視

  3. 「就活の早期化」に対する学生の見解、ポジティブとネガティブで二極化の傾向



1.2024年4月末時点、26卒の約3人に1人が既にイベントやインターンで企業と接触

  キャリアチケットに登録している2026年卒の学生を対象に現在の就活状況について聞いたところ、2024年4月末時点で約3割の学生が「イベントやインターンで企業と接触している(29.9%)」と回答しました。大学3年生のサマーインターン開始は一般的には6月からですが、早々にイベントや長期インターンで学生と接触している企業が一定数存在しているといえます。

「現時点で志望業界は決まっているか」という問いに対して、「決まっている(48.2%)」「決まっていない(51.8%)」と回答がほぼ半数に分かれる結果となりました。興味のある業界については、「メーカー(42.5%)」が最も多く、次いで「商社(31.3%)」「IT・通信・インターネット(27.1%)」と続きました。




2.就活終了のタイミング、「自分に合う企業から内定をもらうまで」よりも「なるべく早く」が約30%上回る、スピード重視

 「いつまでに就職活動を終了したいか」と聞いたところ、約半数が「なるべく早く(48.4%)」と回答しています。近年、就活は早期化・長期化の傾向にあるといわれていますが、学生自身はなるべく早く就活を終えたいと考えていることが明らかになりました。


今後、実際に企業説明や選考に進むと入社後の働く自分をリアルに想像する機会が増え、自分に合う企業から内定を獲得することの重要度が高まっていくと考えられます。



3.「就活の早期化」に対する学生の見解、ポジティブとネガティブで二極化の傾向

 就活の早期化に対する意見を尋ねたところ、「ポジティブ・どちらかというとポジティブ(51.0%)」と「ネガティブ・どちらかというとネガティブ(49.0%)」に意見が分かれる結果となりました。

就活の早期化に対してポジティブな理由は、「早い段階で内定を獲得して、残りの学生生活を充実させたいから(59.8%)」が最も多く挙がりました。


一方、就活の早期化に対してネガティブな理由では、「学業や部活動、アルバイトとの両立が大変だから(62.2%)」が最も多く、次いで「急かされている感じがするから(56.4%)」が挙がりました。




<まとめ>

 昨今、就活は早期化に伴い長期化も顕著な傾向ですが※1、学生自身は長期化は望んでおらず、就活の「納得感」よりも「スピード感」を重視していることがわかりました。スピードを重視する理由として、終身雇用制度の形骸化と売り手市場が続いていることが考えられます。個人が働き方を自由に選択できる時代になってきたことで転職が特別ではなくなり、早いうちから転職によるキャリア形成を考慮することが広まっていると予想されます。


就活の早期化に対してネガティブな印象を持つ学生は、約半数存在することが明らかになっています。企業は優秀な人材を確保するため早い段階で学生と接点をつくる傾向にありますが、採用期間に関しては学生の都合も考慮し、早まり過ぎないよう慎重に検討する必要がありそうです。


就活を早く終えたいという理由で納得感がないまま内定承諾をするのは、入社後のミスマッチによる早期離職に繋がる恐れがあるため、学生企業双方にとって避けたいところです。入社後のミスマッチによる早期離職を防ぐためには、学生がその企業で働くことに対して本当に納得感を持てているか、入社後の職場環境や仕事内容を明確にイメージできているかを確認することが重要です。


※1 内閣府,2024年4月「2025年(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」(

https://jsite.mhlw.go.jp/kumamoto-roudoukyoku/content/contents/001805172.pdf


<調査概要>

調査対象:「キャリアチケット」に登録している2026年卒業予定の大学生

調査時期:2024年4月26日(金)~2024年5月1日(水)

調査方法:webアンケート調査

有効回答者数:351人

調査主体:レバレジーズ株式会社キャリアチケット


「career ticket」について( https://careerticket.jp/ )

キャリアチケットは、2017年に開始した新卒学生向けのキャリア支援サービスです。「さよなら、やみくも就活」という理念の元、一人ひとりに合わせた学生のキャリア支援を行っています。早期就活に向けた就活対策セミナーやマッチングイベントの実施にも力を入れており、就職活動が年々早期化し複雑化していく中でも、あらゆる学生に対してサポートが行えるよう事業を展開しています。


Leverages Group( https://leverages.jp/

本社所在地 : 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24階 25階

代表取締役: 岩槻 知秀

資本金  : 5,000万円

設立   : 2005年4月

事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、システムコンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、DX事業、メディカル関連事業、教育関連事業


社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&A・不動産の領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年に創業以来、黒字経営を継続し、2023年度は年商1148億※を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。※2024年4月現在







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