「路上駐車」に関する意識調査
〜2年以内の路上駐車の経験、「ない」の回答比率が過去最高に〜
パーク24株式会社(本社:東京都品川区、社長:西川光一)は、8月9日「パークの日」を前に、路上駐車防止の啓発活動の一環として、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」※1の会員を対象に、「路上駐車」に関する意識調査を実施いたしました。
パーク24グループは、「1年のうち、たった1日でもいいから路上駐車が引き起こす様々な社会問題について考えてほしい」という願いを込め、1998年に8月9日を「パークの日(駐車場の日)」として記念日登録し、7月から8月にかけて路上駐車をなくすための啓発活動を実施しています。
【駐車違反取締件数の推移】
駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあり、2021年以降100万件を下回っていますが、駐車車両が原因となる交通事故の件数は1,499件にのぼり、28名の尊い命が失われました※2。また、路上駐車は交通事故のみならず、交通渋滞や緊急車両の通行妨害など、様々な問題を引き起こしています。
※1 入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。タイムズパーキングやタイムズカー、タイムズカーレンタルの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約1,148万人(2024年6月末現在)
※2 出典:警察庁交通局 駐車対策の現状(令和5年11月)
駐車車両が原因の交通事故は駐車車両への衝突事故と駐車車両に起因した事故を合計
【路上駐車が原因で危険を感じた経験】
89%が「路上駐車が原因で危ないと思ったこと
がある」と回答しました。2013年にアンケート
を開始して以降、この割合に大きな変化は見ら
れません。
【2年以内の路上駐車経験】
2年以内に路上駐車をした経験が「ない」と回答した人は78%で、これまでの意識調査で最も高くなりました。路上駐車の経験者比率が10年前に比べ半減している要因として、ドライバーの意識向上とともに、クルマをとめる場所の整備が進んでいることが影響しているものと思われます。
【路上駐車をした理由】
路上駐車をした理由は、「駐車場にとめるほどの時間ではなかった」が56%で最多でした。次いで、「近くに駐車場がなかった」26%、「交通量が少なかった」6%と続いています。路上駐車の経験者比率が3割を下回っている過去3年の結果と比較しても、傾向に変化は見られませんでした。
今回の意識調査では、2年以内に路上駐車の経験がない人の割合は過去最高となりました。一方で、3人に1人は、「近くに駐車場がなかった」または「駐車場が満車だった」を路上駐車の理由としており、駐車場にとめたい時にとめられる環境がさらに整備されることで、路上駐車をする人の割合は減少し、路上駐車に起因する様々な問題の抑制に繋がるものと考えられます。
パーク24グループは、これからも時間貸駐車場「タイムズパーキング」および予約制駐車場「タイムズのB」を拡大させ、クルマを「いつでも、とめたいときにとめられる」環境の整備を進めていくとともに、今後も「パークの日」の啓発活動を通じて、路上駐車のない安全な社会の実現を目指してまいります。
すべての画像