【 セイノーHD × Spacewasp:AUBA共創事例 】サステナブルな製品で循環型社会の実現を目指す実証を開始!
役目を終えた木製パレットをアップサイクルしオフィス用品化。資源としての再利用促進、品質向上を目指します。『SEINO O.P.P. INNOVATION PROGRAM(eiicon運営)』採択
株式会社eiicon(エイコン 本社所在地:東京都文京区後楽、代表取締役社長:中村亜由子、以下 eiicon)が運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ、以下 AUBA)は、2025年1月7日、西濃運輸をはじめとしたセイノーグループの持株会社であるセイノーホールディングス株式会社(本社所在地:岐阜県大垣市田口町、代表取締役社長:田口義隆、以下 セイノーHD)が開催した、セイノーのアセット(土地・建物・車 等)を活用し、お客様へ+α の価値創出を目指すプログラム『SEINO O.P.P. INNOVATION PROGRAM(運営:eiicon、以下「本プログラム」)』において採択された4社の共創アイデアのひとつである、株式会社Spacewasp(スペースワスプ 本社所在地:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:伊勢崎勇人 、以下 Spacewasp)が提案した、植物由来資材を活用したサステナブルな製品で循環型社会の実現を目指す実証を開始したことをお知らせします。
AUBAは、セイノーHDとAUBAによる初の共創パートナー企業募集の取り組みである本プログラムにて、共創実現に向けた運営全般を強力にサポートしております。
https://eiicon.net/about/seino2024/
□取組の背景と目的
物流業界では、温室効果ガス排出量の削減や資源の有効活用が喫緊の課題となっています。
本実証では、植物由来の未利用資源(木製パレットや花の茎など)をアップサイクルできるSpacewaspの製品をセイノーHDのオフィス空間に導入し、この活動で得られた知見により、植物由来資源をアップサイクルする流れをセイノーHDが持つ既存の物流システムに組み込み、成形と輸送を一元化することで、資源の再活用と環境負荷の低減を実現します。
また、Spacewaspのサステナブル素材を使用した製品は、セイノーHDの社内環境において実証実験を通じて、その効果を検証するだけでなく、将来的な事業モデルの構築に向けたデータ収集にも貢献します。
この導入は、サーキュラーエコノミーの実現を目指す取り組みの第一歩であり、Spacewaspの持つ植物から内装空間(床、壁、天井、家具などで構成される建物の内部空間)を作り出す高度な技術力とセイノーHDが有する物流ネットワークやアセットを融合させることで、環境負荷を低減した持続可能なグリーン物流の実現に貢献します。
※アップサイクル
不要になったものに新たな価値や用途を与える形で再利用することを指します。
□今後の展望
今回の導入を皮切りに、セイノーHDとSpacewaspはグリーン物流のさらなる進化を目指し、以下のような取り組みを進めてまいります。
1.持続可能な事業モデルの構築
サステナブルO.P.P.(オープン・パブリック・プラットフォーム)※ の具体的なビジョンを
実現するため、両社の技術とノウハウを活用した事業スキームを開発。
2.各地域の排出事業者との連携
植物由来資材を効率よく回収し、アップサイクル事業者へ資源としてお届けする事業モデルを検討。
セイノーHDは、「Team Green Logistics」をスローガンに掲げ、社会にとって不可欠な物流インフラを提供しながら、環境負荷を最小化することを目指しています。一方で、Spacewaspは、植物由来資材の価値を再発見し、地球環境に優しい素材を用いた製品を提供することで、内装空間を通じて、持続可能な未来を創造します。両社は、この共同プロジェクトを通じて、サステナブルな社会の実現に向けた新たなステージを切り開いていきます。
※サステナブルO.P.P. (オープン・パブリック・プラットフォーム)
O.P.P.(社内外、業種の違いを問わず連携した(オープン)、誰もが使える(パブリック)、物流プラットフォームを構築し、プラットフォームを利用者それぞれの効率化や価値向上、更にはインフラとして産業・環境・生活への貢献を実現する構想。)の概念をもとに、同業他社や異業種と連携して、温室効果ガス排出量削減や資源の有効活用などの取り組みを実施していくことです。
物流で不要になった木製パレットをアップサイクル事業者に届け、家具などに再生します。さらに使用後も再素材化し、別製品に循環させる仕組みを『サステナブルO.P.P.』と定義し、幅広い事業者の参加を目指します。
セイノーHD 概要 https://www.seino.co.jp/seino/shd/overall-condition/
社名:セイノーホールディングス株式会社
創業:昭和5年2月11日
本社所在地:〒503-8501 岐阜県大垣市田口町1番地
代表取締役社長 田口 義隆
事業内容:
貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、航空運送代理店業、通関業、国際複合一貫輸送事業 他
Spacewasp 概要 https://spacewasp.net/company/
社名:株式会社Spacewasp
設立:2022年11月1日
本社所在地:岐阜県岐阜市長良1丁目1番地
代表者:代表取締役社長 伊勢崎 勇人
事業内容:
様々な産業から排出される植物廃棄物を原料に、3Dプリンター等を活用して植物由来の内装空間材(内装、ファニチャー、建材)を構築・提供し、サーキュラーエコノミー(循環経済)事業を実施。
□本実証に関する問合せ
セイノーホールディングス株式会社 オープンイノベーション推進室 村木 E-mail: nmuraki@seino.co.jp
株式会社Spacewasp 広報窓口 E-mail: pr@spacewasp.net
■セイノー × AUBA『SEINO O.P.P. INNOVATION PROGRAM』について
セイノーには、企業や業界の垣根を超えて連携し、お客様の未来・日本の未来を変えていこうという
「オープン・パブリック・プラットフォーム=O.P.P.」構想があります。
その背景のもと、社内にオープンイノベーション推進室を立ち上げ、これまでドローン事業、コールドチェーン事業、農業事業、メディカル関連事業などの新規事業を創出してきました。
本プログラムでは、セイノーが保有する物流拠点としての「土地」や寮や会議室などの「建物」、トラックなどの「車」を、物流とは異なる視点で活用して、中小企業が中心となるセイノーのお客様の経営に関する課題解決できるビジネスアイデアを一緒に考え、実装していきたいと考えております。
参考:本取組の採択時プレスリリース
+αの価値創出を目指し、4社の共創アイデアを採択~『SEINO O.P.P. INNOVATION PROGRAM』BUSINESS BUILDを開催~(2024年5月15日)
https://www.seino.co.jp/seino/news/shd/2024/0515-01.htm
■eiicon 会社概要 https://corp.eiicon.net/
会社名:株式会社eiicon
本社所在地:東京都文京区後楽2-2-23 住友不動産飯田橋ビル2号館 3F
代表者:代表取締役社長 中村 亜由子
設立日:2023年4月3日
事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、新規事業創出支援コンサルティング、イベント企画・運営、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーション(OI)に特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせた事業創出支援とOIの支援にて事業化をサポートしています。
オープンイノベーションとは
2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。
eiiconが展開するサービス
日本最大級オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」
累計登録社数33,000社を越えた日本最大級のオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム。事業創出≒非連続な成長・事業存続を実現させる仕組みをALL IN ONEで提供。AUBAは、意図的にイノベーションを創出するためのサービス。
完全伴走支援サービス「AUBA Enterprise」
社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポート。
https://corp.eiicon.net/service/enterprise
事業を活性化するメディア「TOMORUBA」
事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信。
主な受賞歴
2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。
https://service-award.jp/result04.html
2023年2月、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング・共創創出など一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞。
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html
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